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個性あふれる作品できたよ 大分県日田市出野小で絵画教室

大分県日田市立出野(いづの)小学校(江藤利行校長)で11月20日、今年度3回目のお絵かき教室が開かれました。ベルマーク新聞の漫画「ベルちゃん」の筆者で、イラストレーター喜田川昌之さんに「心の目で描こう」と教わり、子どもたちは想像力を働かせ、個性あふれる絵を描いて、楽しい時間を過ごしました。
「何かな」「分った」。手触りで品物を想像する「さぐり絵」 出野小の児童は2~3年生と4~5年生、6年生の3学級計9人で、この日は8人が参加しました。午前9時45分からスタート。校舎2階の英語教室に、子どもたちが自分のクラスから机といすを運んできました。
 「みんな前に集まって」。喜田川さんが取り出したのは、4歳のころに描いたという家族や動物の絵です。「うーん上手だね」「これは何」。子どもたちの緊張がほぐれ、喜田川さんとの距離がぐんと縮まりました。授業の最初は「さぐり絵」です。黒い布袋に両手を入れて、手触りだけで中の品物を想像し、絵を描きます。2年生の佐藤快斗君は「分った。簡単、簡単」と、タワシの絵を仕上げました。しゃもじ、砂時計、ジョウロ、跳び縄、洗濯ばさみ、けん玉、茶こし、やかん。喜田川さんが子どもたちの机を回って、「ギザギザがあるよ」「ちくちくするね」とアドバイスをします。2回目は果物や野菜です。手で触り、匂いをかいで、レモン、リンゴ、レンコンなどの絵を完成させました。
 次は、漢字の一文字からイメージを膨らませ、風景や動植物などを描き加えて、仕上げる「感じ絵」です。喜田川さんは、黒板に大きく「土」と書くと「どんなイメージを持ちますか」と尋ねます。「土の上を、はだしで歩くと気持ちいいでしょう。動物も同じだよ。犬がいるね。木が生えてる。石ころがあるよ」と、たちまち「感じ絵」が出来上がりました。「絵は自分の心、気持ちを映すもので、これが正解ということはありません。その子にとって描きたいものが答えです」という喜田川さんに促され、子どもたちも挑戦します。8人が選んだのは水、山、海、川、人、空。先生2人と特別参加の読み聞かせボランティアの女性は手、幸、脳です。6年生の佐藤正海君は「人」に取り組み、誕生から死まで人の人生を描きました。川の字の絵からは、学校近くを流れる高瀬川の清流が思い浮かびます。海には魚釣り、貝がら集め、キャンプ、水泳と、夏休みの楽しい思い出がいっぱい詰まっていました。
完成した「感じ絵」がずらり 締めくくりはアニメーションづくり。静止している絵と一部が変化している2枚の絵の組み合わせを、交互に見ると、絵が動き出すという基本的なアニメです。喜田川さんが見本を見せたあと「さあ、これからが本番です。自分で考えてつくりましょう」と話すと、にぎやかだった教室が静まり返りました。それでも、子どもたちは真剣な表情で、シーソー、電球の点滅、ブランコ、キック、まりつき、ジャンプ、けん玉などのアニメを完成させました。
 5年生の佐藤彩音さんと2年生の佐藤快斗君が「アニメができて、うれしかった」などと、お礼の言葉を述べて、2時間のお絵かき教室の楽しい体験が終わりました。
 出野小は、日田市の中心部から車で約30分、山間部の旧前津江村(05年3月に旧日田市などと合併)にあります。保護者だけでなく、地区の人たちと学校の結びつきが強く、地域ぐるみの学校行事が多いそうです。とくに2学期は運動会、ふるさと祭り、音楽祭、オープンスクール、収穫感謝祭とスケジュールがいっぱい。子どもたち、先生と地域の人たちとの交流が毎年、にぎやかに行われます。
 ただ、今年に続いて来年も、いまのところ新入学児の予定がないなど、過疎化による児童の減少が悩みになっています。「保護者の同意」を前提に、周辺の4小学校1分校を一つに統合する計画が進んでいるそうです。

みんな自信満々、作品を手に喜田川さんと記念撮影=いずれも大分県日田市の出野小学校で



《写真上から》
・喜田川さんが4歳のときに描いたという絵を見つめる子どもたち
・「何かな」「分った」。手触りで品物を想像する「さぐり絵」
・完成した「感じ絵」がずらり
・みんな自信満々、作品を手に喜田川さんと記念撮影=いずれも大分県日田市の出野小学校で

(2009/12/03)

500万点記念でまつり盛り上げ 横浜・中和田小で仕分けゲームやクイズ

累計500万点を達成した横浜市泉区の中和田小学校(井岡孝校長、996人)で11月28日、「なかわだっこフェスティバル2009」が開かれました。今年のテーマは、ベルマーク運動にちなんで「福祉と国際貢献~子どもたちの愛が地球を救う」。PTA(若松かをる会長)の主催で、ベルマークにちなんだ色々なゲームや車いす体験など、盛りだくさんのコーナーがあり、子供たちの笑顔と歓声でにぎわいました。
 以前は「もちつき祭り」をしていましたが、ノロウイルス予防などの観点から取りやめになったそうです。昨年「なかわだっこフェスティバル」として復活したものの、参加料を集めたことなどいろいろ課題も残りました。「今年はどうしようか」と考えているところに、ベルマークの累計点数が5月の送付分で500万点を突破し、ベルマーク財団から感謝状が贈られました。ねらいを定めて。ベルマーク商品まと当て「子供たちに福祉や国際貢献の大切さを知ってもらうにも最適、とすぐにテーマが決まりました。ちょっと大きく出すぎましたが」と若松会長は笑っていました。
 ベルマーク、ペットボトルのキャップ、プルタブのどれかを持ってくれば参加できることにし、PTAのグループ別に知恵を絞りました。「祝ベルマーク500万点達成!!ありがとう」の横断幕や、子供たちが描いた40枚のポスターを地域に張ってPR。ベルマーク仕分けゲーム、大縄跳びベルマーククイズ、ベルマーク商品まと当てのほか、車いす体験コーナー、スリッパとばし、大声大会、エコキャップ重さあてなど9つのアトラクションコーナーが出来上がりました。
 仕分けは、5枚のベルマークをそれぞれの番号の箱に入れるゲーム、まと当ては机に並べた大小のペットボトルにボールを投げて得点を競います。

どこの会社のマークかな?親子でベルマークの仕分けに挑戦

大縄跳びクイズは、跳んでいる間に「牛乳石けんのキャラクターは牛である」「校長先生はベルマークを知らない」「学校のフラフープはベルマークで買った」などの○×クイズが出され、正解すると次の児童が加わって跳び、また問題が出されます。3人が正解して初めてスタンプがもらえるルールですが、クイズに正解しても縄跳びに失敗したりして何回も挑戦する子供たちもいました。「ベルマークで役立つ事」「ベルマークで買った物」など、手作りの説明資料も掲示し、「クイズわからなかったらヒントが書いてあるよ」と、アドバイスするシーンもありました。

つり上げた「魚」の中に、お菓子の賞品カードが=いずれも横浜市泉区の中和田小学校で

ベルマークへのこだわり? の究極は「魚釣り」。各コーナーでスタンプをもらい、エントリーカードに3つのスタンプがそろうと魚釣りに挑戦でき、魚の絵が描かれた紙封筒をつり上げると、中に「湖池屋」「森永」「明治」など協賛会社名が書かれたカードが入っており、その会社のお菓子が賞品としてもらえる仕組みです。若松会長は「もちろん、ついているベルマークはしっかり回収します」。子供たちに「ベルマーク付いてるからね。捨てないで、ちゃんとお家で切ってきてね」と呼びかけていました。
 このほか社会福祉協議会から借りた車いすを使った福祉体験コーナーや、「自分たちの国際貢献への思いが世界に届け」の意味を込めたスリッパとばしや大声大会、同小マーチングバンドの演奏などもあって盛り上がっていました。

《写真上から》
・祝500万点達成の手作り横断幕。学校入り口付近に掲示する予定です
・ねらいを定めて。ベルマーク商品まと当て
・どこの会社のマークかな?親子でベルマークの仕分けに挑戦
・つり上げた「魚」の中に、お菓子の賞品カードが=いずれも横浜市泉区の中和田小学校で

(2009/12/01)

中学校の文化祭でベルマークビデオ 飯塚市立菰田中、放送部が制作

福岡県飯塚市の菰田=こもだ=中学校(大音嘉之校長、92人)で10月30日に文化祭があり、放送部の生徒がベルマーク運動をテーマにしたビデオを発表しました。

文化祭を控え、ビデオの編集作業を進める放送部の生徒たち

タイトルは「君はベルマークの変身を知っているか」。山下桃子部長ら3年生3人と1年生2人の女子生徒ばかりの部員が制作した8分間の力作です。放送部は、昨年の文化祭からビデオを制作し、発表しています。菰田中は1963年にベルマークに参加していますが、最近はベルマークの集まりが低調なこともあり、「活動を盛り上げよう」と、ベルマークを今年のビデオのテーマに選んだそうです。
 夏休み中から準備を開始。5人全員で資料集めや脚本づくりを分担し、顧問の糸山京子文化祭での上映では歓声も上がりました教諭からアドバイスを受けながら、撮影、音声とスーパー(字幕)入れなど、ビデオづくりを進めました。授業が終わってからの部活動ですから、毎日のように午後6時過ぎまで作業が続きました。文化祭前の1週間は、ビデオの仕上げと、文化祭の台本づくりも放送部の担当なので、午後7時半までかかったそうです。
 文化祭当日も司会、進行、アナウンスと、部員は大忙し。プログラム3番。放送部の出番です。3年生部員が放送コンクールで発表した原稿を朗読したあと、いよいよビデオ上映です。
 画面いっぱいにタイトル「君はベルマークの変身を知っているか」が踊ります。ベルマーク運動の仕組み、マーク収集の流れ、支援活動などを図表やイラスト、映像を使って紹介します。生徒や先生には「どんなものを購入したい」「ベルマークに協力していますか」とインタビュー。友だちの登場に、会場の生徒から歓声が上がります。コメントの内容は、テレビのワイドショーのように、画面下に文字(テレビ業界ではコメントホロー=コメホロと呼びます)が流れ、ビデオの一場面=いずれも福岡県飯塚市の菰田中学校でなかなか本格的です。生徒会長の柴田佑芽さん(3年)は「いまはベルマークがあまり集まっていない。眠っているマークを集め、備品を購入して学校生活をより楽しくしよう」と呼びかけ、ビデオを締めくくりました。
 菰田中のベルマーク点数は1963年からの累計で16万6430点、昨年11月に1万6153点をベルマーク財団に送っています。ビデオでも紹介していますが、ほしい備品のベスト3は 1.扇風機 2.クーラー 3.ボールです。放送部員や糸山先生は「とても反響がよかった。生徒会を中心に、ベルマーク回収に頑張ろうという雰囲気になっています」と、話しています。

《写真上から》
・文化祭を控え、ビデオの編集作業を進める放送部の生徒たち
・文化祭での上映では歓声も上がりました
・ビデオの一場面=いずれも福岡県飯塚市の菰田中学校で

(2009/11/27)

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