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個性のびのび、様々な絵に挑戦

北海道釧路市の2校でお絵かき教室

 今年初めてのお絵かき教室が9月8、9日、北海道釧路市の仁々志別(ににしべつ)小学校と中徹別(なかてしべつ)小学校で行われました。講師は、ベルマーク新聞の4コマ漫画「ベルちゃん」でおなじみのイラストレーター喜田川昌之さん。子どもたちは、色々なお絵かきに挑戦し、楽しみました。



「何を描いているの?」 仁々志別小(福岡章明校長)は、これまで一緒だった中学校は、昨年、阿寒中学校に統合され、現在は小学生だけで全校16人、2年生はいません。「地域がPTA」がモットーで、保護者だけでなく地域の人も参加しており、6月の運動会には100人近くが集まるそうです。
 8日は全員が参加して多目的ルームで行われました。4歳の時に描いた絵や、学校の、タンチョウヅル像のスケッチを見せたりして、子どもたちの心をつかんだ喜田川さんが行ったのは「感じ絵」です。中身はなんだろうね漢字と感じを合わせた造語で、一つの漢字を書き、心に思い浮かんだ風景や物を絵に描いていきます。子どもたちが選んだのは、木、空、水、草、家、寅、猫など。「木」には鳥や、カブトムシ、「猫」には足跡やネズミが登場し、「家」には部屋が一つ一つ描き込まれ、「水」には魚やイカ、しずく、泡まで。雲がいっぱい浮かんだ「空」には虹がかかりました。「虹がかかって全体がとてもよくまとまったね」と喜田川さんも子どもたちの個性や感覚をほめていました。
 締めくくりは、止まっている絵と、それを変化させた2枚の絵を交互に見ると、動いたように見えるアニメーションの基礎に挑戦です。ウサギが縄跳びしている絵を元に、変化を付けて動かします。子どもたちは、本当に動いている、と楽しそう。自分でアイデアを出して作るアニメでは、考え込みながらも、真剣な表情で取り組んでいました。

作品を持って全員集合。顔が隠れている子もいます
《写真上から》
・「何を描いているの?」
・中身はなんだろうね
・作品を持って全員集合。顔が隠れている子もいます=いずれも釧路市立仁々志別小学校で



喜田川さんの小さい時の絵には校長先生も興味深そう 「あっ、分かったよ」「もっと右側をよく触ってごらん」「うん。あっ、違ってた」。9日の中徹別小学校(菖蒲田良次校長、14人)では、1~3年生9人がまず「さぐり絵」を体験しました。黒い袋の中に隠れているものを手で触りながら、想像し、絵に描きます。何回も触っているうちに形が浮かび、色紙の上に形が生まれてきます。色を塗るのも想像です。絵が出来た後、袋を開けると、出てきたのは、たわし、砂時計、やかん、ハンマーといった日用品でした。「目で見ると、後ろの様子は分からないね。触ると全体の様子がよく分かるんだよ」。喜田川さんの説明に子どもたちがうなずきます。
 「雄」、「雪」、「輝」、「純」。さあ、どんな形になっているのかな4、5年生5人が参加した午後の教室では、感じ絵のテーマがガラリと変わりました。1人を除いて、自分の名前を選んだのです。ライオンやゾウが登場したり、しずくが浮かんだり、雪の中、子どもたちが遊ぶ様子を描いた絵も出来ました。
 教室を体験した後、3年生の木村佳寛君は「色々な絵が描けて楽しかった。特にアニメーションは、動くのが不思議。普段の授業より面白かった」と話していました。
 同小は開校して104年。地域のお年寄りに子どもたちが年賀状や暑中見舞いを出したり、老人ホームで歌や劇を演じたりするなどボランティア活動が盛んです。




林には何があるんだろうね
 どちらも釧路市中心部から40~50キロ内陸部で、2005年に合併された旧阿寒町にあり、阿寒湖周辺が観光地なのに対して、牛を飼い、チーズ、バターの原料乳を生産する酪農地帯です。朝晩は15度前後。マリモで有名な阿寒湖に通じる通称マリモ国道(240号)にはコスモスの花が揺れ、秋の気配が感じられました。
「ぼくの、私の、作品見て!」(上が1~3年、下が4、5年)
《写真上から》
・喜田川さんの小さい時の絵には校長先生も興味深そう
・さあ、どんな形になっているのかな
・林には何があるんだろうね
・「ぼくの、私の、作品見て!」(上が1~3年、下が4、5年)=いずれも釧路市立中徹別小学校で

(2010/09/13)

大分の2小学校で一輪車講習会

汗だくで練習「もっと上達したい」

 一輪車講習会の九州コースは夏休み明け早々の9月2、3日に大分県杵築市と日田市の2小学校で開きました。2学期に入ったといっても猛暑日続きだった8月と同じような暑さです。子どもたちは、ほほを真っ赤にし、汗だくになりながら練習に励みました。インストラクターは小山美由紀さんと浮谷奈菜さんで、8月24~25日の岐阜コースに引き続いて指導しました。



《杵築市立山浦小学校=高島籌子校長、22人》
 2006年8月にも講習会を開催していて今回は2回目です。インストラクターは小山さんと浮谷さんのお姉さんでした。当時の1、2年生は現在5、6年生です。先生は転勤ですっかり顔ぶれが変わり、高島校長は「2回目とは全く知りませんでした」と話していましたが、何人かの子どもたちは「覚えているよ」と答えてくれました。体育館で行われた講習会には20人が参加し、模範演技は、隣接する保育園児13人も見学しました。バック走行やタイヤ乗り、跳び乗り、蹴り上げ乗車、連続スピンなどの演技に、子どもたちは拍手するのも忘れて見入るばかりでした。
 タイヤの空気圧、サドルの前後、高さを正しく調整すると、乗れる子は小山さん、乗れない子は浮谷さんのグループに分かれて、実技指導が始まりました。
 乗れる子は横乗りやバック走行などに挑戦、何度も繰り返すうちに横乗りは6年生の阿部美友紀さんと工藤麻衣さん、甲斐建君たちが成功しました。
 乗れない子は体育館の壁を伝わりながら、浮谷さんの「前を向いて、背中を伸ばして」の声に励まされて、そろそろと前に進みました。
 2時間の講習会が終了。高島校長が「上手になったと思う人は何人いますか」と尋ねると、ほぼ全員が手を挙げました。児童会長の豊田侑花さんが「スピンがすごかったです。一輪車の練習をがんばります」と、お礼の言葉を述べました。
 山浦小は、今年度から体力づくりのひとつとして「一輪車検定」を採り入れています。「できる種目」を「級」と「段」に分けて、13級は「友だちや先生に助けてもらって一輪車に乗れる」、1級は「ボールをドリブルしながら10m進むことができる」。初段は「バックで5m進むことができる」、「スピンを連続10回できる」を名人と設定しています。講習会の練習が検定に生かせるといいですね。

≪写真上から≫
・浮谷さんの模範演技、みんな見とれて拍手するのを忘れていました
・乗れる子は体育館を一周して肩慣らし
・壁を伝わりながら正しく乗る練習から=いずれも大分県杵築市立山浦小学校で




《日田市立小野小学校=斎藤洋子校長、46人》
 小野小は日田市街地から北西約10キロ、日田杉で知られる山林地にあります。1993年に小学校2校を統合して開校しました。新築された校舎は木造2階建て(一部鉄筋コンクリート)で、木材は日田杉などすべて大分県産材が使われているそうです。校区は広く、通学距離が最長で6キロあり、2地区の約20人は路線バスで通学しています。
 3日の講習会は、体育館で模範演技からスタート。実技指導は校庭です。盆地の日田は、夏は県内最高気温を記録することが多く、この日も真夏を思わせる日差しが照りつけていました。2カ所にテントを張り、休憩をたびたび取りながらの練習です。
 ここでも乗れる子は小山さん、不得手な子は浮谷さんが指導しました。乗れる子11人は、小山さんを真ん中に全員で手をつないで校庭を進みます。手が離れたり、だれかが一輪車から落ちたり、失敗続きです。みんな汗びっしょりになりながら一生懸命に挑戦。「やったー」。ついに成功しました。1年生の新座史女(にいくら・あやめ)ちゃんと2年生の高瀬優希ちゃんも頑張ったね。
 不得手な子は、鉄棒につかまって正しく乗る練習から。片手を離して立ち上がると、次は「イチ、ニィ、サン」と拍手、できたら両手を横に前進です。浮谷さんと先生たちの励ましに、みんな十分に応えてくれました。
 講習会が終わると、各クラス代表が「楽しかった」「うまくなったのでうれしい」と感想発表、最後は6年生の井上奈央さんが「いろいろな技を教えていただき、ありがとうございました。中休みや昼休みに練習してもっと上達したいです」と、お礼の言葉で締めくくりました。

≪写真上から≫
・鉄棒につかまって姿勢を正しく
・手をつないで校庭を進みます。「やったー」。ついに成功しました
・小山さん、浮谷さんを囲んで記念撮影。みんな満足そう=いずれも日田市立小野小学校で

(2010/09/10)

東京ワンタンから新商品

 協賛会社の東京ワンタン本舗(ベルマーク番号08)が、ベルマークを付けた新製品「マリンコラーゲン入り餃子の皮」(直径8・5センチ、48枚入り)=写真=を発売しました。海水魚を原料とした高品質な海のコラーゲンを使用しており、「マリンコラーゲンも取りながら手軽にできる体にやさしく、うれしい料理をどうぞ」と話しています。

◆マリンコラーゲン入り餃子の皮(直径8・5センチ、48枚入り)
     227円    2点

(2010/09/06)

小学5年生からベルマーク運動の感想文

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