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700を超える応募あり

テトラパックのキャンペーン

 紙容器の回収アイデアを教えてください――。日本テトラパックが6月から募っていた「リサイクル推進ありがとうキャンペーン」に、締め切りの9月中旬まで、700を超える団体から活動例の応募がありました。
送られた使用済み紙容器の段ボール箱でいっぱいの回収センター キャンペーンは、PTAなどの活動例を共有して、ベルマーク運動の参加率と容器の収集率をあげる目的で実施されました。
同社は、活動例をまとめて事例集をつくる考えです。事例の一部はホームページ(http://www.eco-kami.jp/)で紹介しています。

 キャンペーンに応募した学校から寄せられた声です。
●我が校では子どもたちが自主的に回収する姿を見かけるようになりました。先生方はもちろん、担当者も驚きました。子どもたちから、ボランティア(自らすすんでする精神)を学ばせてもらいました。
●学校での活動だけではなく、いろいろな所で、ボランティア活動に興味を持ち、参加するようになりました。ちょっとしたこと(洗う→かわかす)で環境にもやさしく、ベルマークに加算され、子どもたちの希望する物にかわった時は、とても充実した気持ちになります。
●親子で楽しんで、マークを探すことで子どものリサイクル意識も高まり、環境やリサイクルについて考える機会が増えたように思います。
●子どもたちは飲み残しを減らし、なるべくたくさんのパックをリサイクルにまわそうとする意識が見られるようになってきた。

 応募した団体には紙容器をリサイクルしたトイレットペーパーとクオカード2000円分が贈られました。テトラパック製紙容器の回収は、2011年4月からベルマーク運動に加わりました。使用済み容器を開いて洗って乾かして回収センターに送ると、重さに応じてベルマーク点数になります。すでに3000を超える団体が参加しています。

≪写真≫送られた使用済み紙容器の段ボール箱でいっぱいの回収センター

(2013/09/25)

ウェブベルマーク 陸前高田でキックオフ

 岩手県陸前高田市で9月21日、ウェブベルマーク運動のキックオフイベントが開かれました。地元の子どもたちと校長先生、教育長らを迎えて、被災校を支援する運動の目的を説明しました。

陸前高田の子どもたちとウェブベルマーク協会理事のみなさん
 ウェブベルマーク協会の小島敏郎理事長は、震災直後の夏から同市を訪れ、戸羽太市長らと交流があります。その縁でキックオフイベントの舞台になりました。会場は地元の商店主らが復興をめざす「陸前高田未来商店街」です。
 小島理事長はあいさつで「2年半たって、震災が忘れられてしまうのではないかと心配していました。そこで、ウェブベルマーク運動を作っ小島敏郎理事長て5年間全力で応援しようと考えました」と話しました。
 山田市雄教育長は「1500人いる子どものうち、3割以上が仮設住宅暮らしです。ハードもソフトも復興はまだまだ。新たに支援運動を立ち上げていただき感謝します」とこたえました。
 ベルマーク財団は、被災地の920校を支援してきた実績を紹介。矢作小学校の黄川田敏朗校長と、気仙操作体験をする司会の渋谷亜希さんと今宿裕昭常務理事小学校の薄衣裕昭校長に支援品を手渡しました。お二人は「長く気にかけてもらい、きめ細かい支援はありがたい。子どもたちと元気にがんばっていきます」とあいさつしました。
 高田小学校の木下邦夫校長は「学校は目標をたてて頑張るところ。支援を支えに達成感、成就感を味わってほしい」と、子どもたちへの思いを語りました。
 ウェブベルマーク協会の役員も紹介されました。今宿裕昭常務理事は、パソコンで操作方法を実演。協賛会社のページを開いて買い物と支援ポイントの例を説明し、「簡単ですから、ぜひやってみてください」と呼び掛けました。

あかりが印象的な陸前高田未来商店街≪写真上から≫
・陸前高田の子どもたちとウェブベルマーク協会理事のみなさん
・小島敏郎理事長
・操作体験をする司会の渋谷亜希さんと今宿裕昭常務理事
・あかりが印象的な陸前高田未来商店街

(2013/09/24)

へき地校支援に液晶プロジェクター

「全校フリートーク」に活用    山口市立嘉年(かね)小学校

 山口県北東部の山あいにある山口市立嘉年小学校(德光英夫校長、児童数7人)に9月5日、ベルマーク教育助成財団から、液晶プロジェクター、タイムタイマー、サッカーボール、ドッジボールなどのへき地援助のプレゼントが届きました。翌朝、学校では子どもたち7人と教職員が参加して話し合う「全校フリートーク」にこの液晶プロジェクターを使いました。德光校長は「高性能なので、非常によく、きれいに映ります。いろいろな授業に使っていきます」と話しました。

援助品を前に德光校長(右端)や先生たちと記念撮影する子どもたち6人

  
  

 嘉年小がある山口市阿東(あとう)嘉年地区は、島根県津和野町に近く、阿武川や物見岳(標高約625メートル)など山々に囲まれた「ふれあいファーム」で農家からいただいた菊やリンゴを整理する自然豊かな高原の町です。過疎地域ではありますが、米作りを主産業に阿東牛の飼育や果物、野菜作りが行われています。
 山口市の中心部から車で1時間十数分。学校創立は1874(明治7)年9月です。現在の研究テーマは「言葉を大切にし、あたたかく人と関わろうとする児童の育成」です。特に「言語・学習環境づくり」を重視しており、毎週金曜日の朝、「全校フリートーク」を行っています。また、地元の農家の方々に特産の肉用牛の飼育や菊、リンゴ、野菜作りの作業を教えてもらう「ふれあいファーム(地域農園活動)」や、遠く離れた離島の小学校との交流活動を続けるなど、ユニークな授業を展開しています。
 9月12日午後、学校を訪ねました。德光校長によると、この春、契約していた前のプロジェクターを返す時期にもあたり、「記念になるもので、みんなで長く使えるものを」と液晶プロジェクターを要望。さらに「ボールも古くなったので、2個要望しました」と説明がありました。届いた液晶プロジェクターを初めて使った「全校フリートーク」では、絵を鑑賞しながら感想を話し合ったそうです。6年生の栗田莉奈さんは「このプロジェクターは画面が広くて、とてもいいです」と話し、妹の1年生、真帆さんは「いろいろもらって、うれしかったです」と喜んでいました。
 この日午前中には「ふれあいファーム」を実施。子どもたち6人が菊を栽培している農家に2人、リンゴを作っている農家に4人、それぞれ二手に分かれて、約2時間、お手伝いをしました。農家ではたまたま収穫の時期にあたり、手伝いが終わると、農家の方々は子どもたちにリンゴや包装された菊をプレゼントしました。

  
  

 ところで、嘉年小学校が夏休み中だった7月28日、地区は記録的な豪雨に見舞われました。德光校長に当日の様子を聞くと、校長は山口市内の自宅から車で来て、午前6時半ごろには校長室に待機していました。ちょうど夏の風物詩「嘉年かかし祭り」のオープニング「水位のあとが残っています」と説明する德光校長セレモニーにあたり、子どもたちが参加する日だったので、連絡調整のため早く登校したそうです。
 午前7時を過ぎても雨がひどく降り続け、校長は各家庭にセレモニー中止を電話で連絡しました。7時半ごろには運動場が水につかり、水かさが増えてきました。校長室にも床上10センチぐらいまで水が入ってきました。
 山から大量の水が次々に流れ込み、低地の嘉年小や交差点周辺は見る見るうちに冠水。学校に濁流が押し寄せ、教室などには床上約50センチまで水位があがり、校長室や職員室の机の中の書類などは泥水につかりました。
 「午前8時にはどんどん水が入り、もう危険を感じました」と德光校長。外にとめてあった車に転がり込んで、何とか車を動かして学校から脱出。近くの集会所にたどり着いたそうです。
 そのころ、嘉年小の保護者の主婦は車で娘2人をバレーボールの練習に連れて行く途中、国道の冠水で立ち往生。直ちに車を捨てて逃げ、3人とも無事でした。德光校長は「早めの判断が良かったと思います。幸い、子どもたちにもけがはなく、ホッとし校内の片付けや修復を手伝った方々にお礼を盛り込んだ「嘉年小だより」ています」と振り返りました。
 あの日は1カ月分の雨が半日で降ったともいわれるほどの大雨でした。水が引き、調べると、泥水や流木、道路寸断、土砂崩れ、通行止め、停電、断水、電話不能……。嘉年地区は床上浸水や全壊した家もあり、しばらく完全孤立の状態でした。
 記録的な豪雨から1カ月余り。校内の道具やごみの運び出し、泥の洗い流し、修復作業には市内外の教職員、ボランティア、保護者の方々の協力を得て、2学期の始業式を無事に迎えました。嘉年小では地元の全世帯(245世帯)にも、写真付きの豪雨被害の報告と片付け手伝いへのお礼などを盛り込んだ「嘉年小だより」を配りました。

≪写真上から≫
・援助品を前に德光校長(右端)や先生たちと記念撮影する子どもたち6人
・「ふれあいファーム」で農家からいただいた菊やリンゴを整理する
・「水位のあとが残っています」と説明する德光校長
・校内の片付けや修復を手伝った方々にお礼を盛り込んだ「嘉年小だより」

(2013/09/20)

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