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三重県熊野市の五郷中学校で県内初の走り方教室

隣の中学と合同で効率的な走り学ぶ

骨の模型を使って姿勢の大切さを学びました 三重県熊野市の五郷(いさと)中学校(大野好彦校長、30人)で2月15日、ベルマーク走り方教室が開かれました。すぐ隣の同市立飛鳥中学校(金丸勝実校長、32人)との交流を兼ねた開催で、両校生徒が仲良くそろって専門講師の指導を受けました。同教室は2002年度に始まりましたが、同県内での開催は初めてです。
 この日は前日の雪でグラウンドコンディションが悪く、体育館内での開催になりました。講師は、NPO法人ニッポンランナーズのヘッドコーチ齊藤太郎さんと、同法人のクラブチーム設立準備プロジェクトリーダー橋本和人さん。齊藤さんは全国高校駅伝の出場歴があり、早大卒業後、シドニー五輪では女子5000メートルの志水見千子選手のコーチを務めました。橋本さんは日体大OBで、箱根駅伝に4年連続出場しています。
 教室では、人間の頸椎から骨盤までの骨格模型を使うなどして「燃費のいい、効率的な走り」を学びました。走るには「こ・け・し」(「こ」は骨盤、「け」は肩甲骨、「し」は姿勢)が大切で、走るときの姿勢や重心のかけ方、腕の振り方によって体にかかる負担が全然違うなどという説明に、生徒たちは熱心に耳を傾けました。

姿勢に注意しながらランニング
 続いて、肩甲骨や骨盤を意識しながら準備体操、ストレッチを行い、体育館の中を実際に走って、姿勢などをチェックしました。ラダーと呼ばれる縄ばしご状の道具や床面に等間隔に置いたマーカーを使って、姿勢を正して腕をしっかり振りながら走る練習をしました。また新聞新聞紙を体の前に置いて走りました紙を胸の前に置いて落とさないように走って、正しい姿勢を体で覚えました。
 教室が終わった後、生徒たちから次々と「疲れない呼吸法は?」「走る前に緊張します。ほぐすにはどうすればいいですか」「持久走でクルブシが痛くなります」などと質問が飛び出しました。齊藤さん、橋本さんは「吸うよりも、吐くことに注意するのが大事」「深呼吸する。空を見る。勝たなければと思うのでなく、負けないようにと思う」「お尻の筋肉が弱いから着地したときにヒザが沈む」などと答えていました。
 最後に2人のコーチを囲み、両校の生徒全員で記念撮影をしました。飛鳥中との交流は今年度2回目で、前回(10年12月)は球技大会と合唱を楽しみました。
 熊野市は紀伊半島南部の太平洋に面した温暖な地ですが、五郷地区は俳人山口誓子が作詞した五郷中の校歌に「山深くして山々の中にあれども」とあるように、市中心部に比べると3~5度も気温が低い山間地です。車で10分も走れば奈良県という林業の里で、校舎には木材が豊富に使われています。
橋本さん(前から2列目、右から6人目)と齊藤さん(同7人目)を囲んで、みんなで記念写真=いずれも三重県熊野市の五郷中学校で
 地域を知る教育にも力を入れており、前年度までは地域のお年寄りのビニールハウスで名産の高菜の栽培、漬け物を学んでいました。しかし、今年度は指導者の高齢化で指導が受けられなかったため、自分たちで学校林から切り出した木材で畑を作り、高菜を栽培することにしました。種まきから植え付けまで、自分たちで行うことにしています。
 また地域に多い独り暮らしのお年寄りに、暑中見舞いと年賀状を出しています。今年度も駐在さんと連携して約100人に、交通安全や振り込め詐欺に気をつけるようなはがきを届けました。10年夏の暑中見舞いに対して、87歳のお年寄りが「五郷は住みよいところ。(岐阜にいる娘は、孫に)伊郷(いさと)と名付けた…未来のあなたたちで郷土の五郷を守ってください」と礼状を届けてくれました。

《写真上から》
・骨の模型を使って姿勢の大切さを学びました
・姿勢に注意しながらランニング
・新聞紙を体の前に置いて走りました
・橋本さん(前から2列目、右から6人目)と齊藤さん(同7人目)を囲んで、みんなで記念写真=いずれも三重県熊野市の五郷中学校で

(2011/02/18)

ジブラルタ生命が記念品代をベルマークに寄付

 協賛会社のジブラルタ生命のライフプラン・アドバイザー有志が、社内の営業成績コンテストの記念品を辞退し、その記念品代をベルマーク運動に寄付してくれました。2月16日、大川裕彦・専務らがベルマーク財団を訪れ、森田秀男常務理事に20万円の目録を手渡し《写真》寄付の目録を森田・ベルマーク財団常務理事に手渡す大川ジブラルタ生命・専務(左)ました。
 ジブラルタ生命は、2001年からプルデンシャル・ファイナンシャル・グループの一員として営業をはじめ、2004年からベルマーク運動の協賛会社になりました。個人向け商品のすべての新規契約に100点のベルマークをつけています。
 社内でいろいろな営業成績コンテストを行い、成績優秀なライフプラン・アドバイザーに記念品を贈ってきました。しかし、最近は「記念品はいらないので、社会貢献に使ってほしい」という受賞対象者が増えてきたそうです。そこで、同社が学校を中心に営業活動をしていることもあり、辞退された分の記念品代をベルマーク運動に寄付することにしたそうです。大川専務は「少額ですが、これを第一歩にしたい」と話していました。
 同社はことし営業開始10周年になることから、子どもたちの将来に役立つ企画を検討中で、ベルマーク運動とも連携した事業も実施する予定です。

《写真》寄付の目録を森田・ベルマーク財団常務理事に手渡す大川ジブラルタ生命・専務(左)

(2011/02/16)

ベルマーク版オーサービジット、中川さんが特別授業

千葉県柏市立風早北部小学校、だじゃれ大会や歌を楽しむ

「これでいいよね」。だじゃれの答えを書く子どもたち ベルマーク版オーサービジットが絵本作家中川ひろたかさんを迎えて1月31日、千葉県柏市立風早北部小学校(富樫光夫校長)で行われました。600人を超す子どもたちは、チーム対抗のだじゃれ大会をしたり、中川さんが作曲した歌を歌ったり、最新作の読み聞かせを聞いたりして2時間たっぷり楽しみました。増田明美さん、池上彰さん、青島広志さんに続いて4回目です。
 「お題は、そば」。中川さんが話し、クラス対抗だじゃれグランプリトーナメントが始まりました。だじゃれグランプリ(D1)は「お正月料理をよろ昆布(こんぶ)、豆になる、などというように、だじゃれは日本の伝統」という中川さんが考案した、だじゃれの出来栄えを競いあう言葉遊びです。与えられたテーマ「お題」に対し30秒以内にだじゃれで答え、審査員が赤白の旗で判定します。一対一で行われることが多いのですが、この日は、子ども、職員、PTAが3人ずつの計24チームを作り参加しました。審査員は中川さんと富樫校長、PTAの広瀬英樹会長です。

「がんばれ、赤勝て」。旗を振り、声を振り上げ声援が飛びます
 お題が出されると、チームは3人で額を寄せ合って話し、答えを決め、紙に書き出して読み上げます。考え込み、時間が超過してしまうチームもあります。そんな時は「もう少し待とうか」と中川さん。
 お題「そば」には「そばはいつもそばにいる」「そばを食べたらそばかすが出来た」という答えが出ました。「鴨」には「カモは赤ん坊ほしいカモ」「このカモはおいしいカモ。優勝した6年3組チームは中川さんから絵本をもらい笑顔ですそうカモねー」。「かしわ」には「柏に住むぼくたちは、5月に柏もちを食べた」「柏の和菓子」といった具合です。この他、春、肩、サイ、ニワトリ、ウニ、雪、などの題が出されました。
 会場からは、チームが登場するたびに、声援が飛び、手作りの旗を振るクラスも。審査員が判定する時は「赤だ!」「白、白!」の掛け声が飛びます。子どもが先生やPTA、また低学年が高学年を破ると大歓声です。体育館の寒さを吹き飛ばすような子どもたちの熱気でした。だじゃれ大会で優勝したのは6年3組、2年生チームに破れ敗者復活戦を経ての栄冠でした。
 中川さんは、大宮市(現さいたま市)出身で保育士を経て絵本作家に。「ないた」「ワニのスワニー」「さつまのおいも」などの作品があります。シンガーソングライターとしても知られ、作詞新沢としひこさんとのコンビで「にじ」「世界中のこどもたちが」などを作曲しているほか、「みんなともだち」(作詞作曲)などの歌もあります。詩「あいうえおのうた」は小学校の国語、歌「世界中のこどもたちが」は音楽の教科書にも掲載されています。
 世界中のこどもたちが 一度に笑ったら 空も笑うだろう ラララ 海も笑うだろう・・・
 クラス対抗だじゃれグランプリトーナメントの準々決勝の前、中川さんが「世界中のこどもたちが」を歌おうと言い出しました。予定では歌は中川さんがギターを弾きながら表情豊かに歌いますトーナメントが終わってからでしたが、気分転換を図ろうという狙いでした。中川さんのギターと、ピアノ伴奏にのって600人を超す子どもたちの歌声が体育館いっぱいに響きます。先生方も、後ろで見ていたPTAのお母さん方も歌っています。
 we are the kids live in the world・・・
 日本語に続いて中川さんが英訳した初公開の英語版です。全学年がこの日のために音楽の時間に繰り返し練習。低学年は歌詞にカナを振り、高学年が合唱した歌を録音したMDを聞いて覚えました。その甲斐あってか、中川さんが驚くほどの出来映えでした。
 続いて最新作の絵本「ふくはうち」の読み聞かせです。節分の豆まきをしている家に「ふくは、うち」と言うたびに奇妙な「ふく」が登場する最新作ですが、声色を使い、大きな身振り手振りで話す中川さんに会場からは笑いが起きました。読み聞かせの準備中には中川さんが作曲した「友だちになるために」をギターで弾き語り。この歌は同小の「今月の歌」のひとつになっているため一緒に歌う子供も目立ちました。
 児童代表の河本梨華さんが「ダジャレを言ったら、笑顔になり、気持ちがホカホカしました。ありがとうございました」とお礼。この日の大会の司会進行はすべて児童の集会委員会が準備しました。中川さんが会場の体育館に入った時に「世界中の子どもたちが」の演奏で迎える粋な演出もありました。最後に全員でやはり中川さん作曲の「スマイル」を合唱しました。
「世界中のこどもたちが」の歌声が寒さを吹き飛ばすように体育館いっぱいに響きました=いずれも千葉県柏市立風早北部小学校で
 だじゃれ大会が全校対象でしかも3人一組で行われるのは初めて。「中川さんとだじゃれコンテストをしたい」という希望にひかれ同小に来た中川さんは「だじゃれをその場で相談し合って作る、子どもたちのチーム力がすごい。合唱もきれいな澄んだ声で、素晴らしかった」と話していました。
 風早北部小学校はベルマーク運動に1961年から参加し累計293万点。PTA厚生部20人が担当しており、からくり時計やDVDプレーヤーを購入しています。同小は読書活動が盛んで、保護者で作るお話風っこボランティアが月3~4回、朝の時間に読み聞かせをしています。オーサービジット応募もこのメンバーの発案でした。中心になった清水裕子さんは「ダジャレ大会は学年に関係なく楽しめたし、心から笑えました。歌は素晴らしく、全員がひとつになり、感動しました」と笑顔でした。

《写真上から》
・「これでいいよね」。だじゃれの答えを書く子どもたち
・「がんばれ、赤勝て」。旗を振り、声を振り上げ声援が飛びます
・優勝した6年3組チームは中川さんから絵本をもらい笑顔です
・中川さんがギターを弾きながら表情豊かに歌います
・「世界中のこどもたちが」の歌声が寒さを吹き飛ばすように体育館いっぱいに響きました=いずれも千葉県柏市立風早北部小学校で

(2011/02/09)

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