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ベルマークとリサイクル

楽しく学ぶ「エコ教室」    沖縄でキリンビバレッジ開催

 ベルマークの仕組みとペットボトルのリサイクルを子どもたちに学んでもらおうと、キリンビバレッジが初めての「エコ教室」を昨年12月17、18日に沖縄県那覇市と浦添市で開きました。小学生と保護者計約100人が参加、クイズやポスター、回収箱づくりを楽しみました。
 17日の那覇会場・沖縄産業支援センターには、ベルマーク参加校の小禄南、若狭、城岳、神原、大道、天妃小の親子約60人が集まりました。
 「エコ教室」のスタートは○×クイズ。ペットボトルのリサイクルについての2問とベルマークについての3問です。「この名前のマークは」「すべての商品についている」「集めると教材やほしい品物が買える」のベルマーククイズは全員が正解です。「やったー」。歓声があがりました。
仕上げたポスターを手に「できたー」 後半は4、5人に分かれて、ベルマークの収集協力を呼びかけるポスターと回収箱づくり。ポスターは、クレヨンや色鉛筆で「ベルマーク あつめています」の呼びかけ文とベルマーク、ベルマーくん、りんちゃんに好きな色を塗って仕上げます。「絵が得意」という小禄南小4年の谷川清継くんのポスターは、真ん中にベルマーくんを大きく描き、ベルの上にパンダが乗ったカラフルな力作です。回収箱は、プラスチックケースにシールを張ると完成です。長男の大道小3年の陸くんと参加した力宗寛行さんは「子どもと工作をするのは初めて。楽しいですね」と話してくれました。
 最後はベルマーク商品の生茶キャラクター、生茶パンダ先生と記念撮影。「おもしろかった。クイズも全部正解だった」と、小禄南小3年の国場花さん。
 子どもたちが作ったポスターと回収箱は、那覇市のリュウボウストアの協力で、那覇、浦添、宜野湾市内のスーパーりゅうぼう11店に設置、ベルマーク回収を呼びかけています。

生茶パンダ先生を囲んで全員集合=いずれも那覇市の沖縄産業支援センターホールで

《写真上から》
・○×クイズ。正解と思った方に集まります
・仕上げたポスターを手に「できたー」
・生茶パンダ先生を囲んで全員集合=いずれも那覇市の沖縄産業支援センターホールで

(2012/01/04)

「落ちこぼれ」が最年少7大陸最高峰登頂

野口健さんが半生振り返り語る

子どもたちは「最後まであきらめない」学んだ    オーサービジットが呉市の港町小で

 作者が特別授業するベルマーク版オーサー・ビジットが12月16日、広島県呉市の港町小学校(部谷岡富子校長、236人)であり、登山家の野口健さんが、登山、冒険や環境保全活動など生々しい体験をまじえて、お話をしました。児童たちは、「最後まであきらめない」児童を前に講演する野口健さんという野口さんのメッセージに感銘を受けました。
 会場は円形校舎の最上階にある講堂。4年生以上の120人と保護者35人が集まりました。
 野口さんは、活動を記録した映像を流した後に壇上へ。日本人の父親とエジプト人の母親の間に生まれ、幼少期に海外で暮らしたことから、幼稚園からの日本での学校生活に適応出来なかったことに触れ「落ちこぼれでした」と。
 その野口さんが登山家になるきっかけは、故植村直己さんの本との出会いです。けんかして停学処分を受けた高校生の時に、ふらっと入った本屋で見つけました。冒険の数々より、植村さんが沢山の悩みを持ちながら好きなことを求めて世界を放浪していることに感銘を受け、「おれも勉強できなくても、好きなことをコツコツやっていれば…」と思いました。
 野口さんは1999年、25歳のとき、7大陸最高峰の世界最年少記録(当時)を達成しました。一番大変だったのが登頂を2度断念したエベレスト。悪天候が予想される中、頂上まであと300メートルの所で「行くべきか」「下りるべきか」と。「生きて帰れないかもしれない」と下りることを決断。下りる中で、自由について考え、自分で児童代表から花束を贈られる決めた以上は自分で責任をとらなければならない、と自由→決断→責任を強調しました。
 登頂失敗が続く中、野口さんは考えました。「登ったら成功、登れなかったら失敗なのか。そんな薄っぺらなことなのかを」。エベレストは登頂できるのは3割。7割は無理をしないと登れない。1回、1回成功、失敗ということでなしに、人生を振り返って51点なら成功と考えました。49%失敗してもいい、と思ったら楽になったそうです。
 野口さんは、エベレストや富士山のゴミ清掃や戦没者の遺骨収集活動に力を入れています。現場に行って「見る」ことを強調していました。児童たちに「見るということはどういうことですか」と問いかけました。野口さんは「見るといこうことは知ることです。知ることは背負うということです」と自分の行動の原点を語りました。
 講演のあと、「何で、怖い思いまでして山に登るのですか」「(講演先に)港町小を選んだ理由は」など児童から質問が相次ぎました。野口さんは「ぎりぎりの世界にいると、自分が生きているなあ、と思うんです」「(児童の寄せ書きを)見て何かピーンときました」と。

保護者も集まって記念撮影=いずれも呉市の港町小学校で
 「今日の講演を聞き、最後まであきらめずに頑張ろうと思いました」など、多くの子どもたちが「あきらめない」という言葉に反応していました。
 特別授業に触れ、部谷岡校長は「皆さんが学校に持ってきたベルマークがこういう風に役立っているのですよ」とあいさつしました。

《写真上から》
・児童を前に講演する野口健さん
・児童代表から花束を贈られる
・保護者も集まって記念撮影=いずれも呉市の港町小学校で

(2012/01/04)

松川中に「朝日のびのび教育賞ベルマーク賞」

丁寧な説明心掛け美術館をアシスト

 ベルマーク教育助成財団が後援する朝日新聞の第13回「朝日のびのび教育賞 ベルマーク賞」に、長野県北安曇郡松川村立松川中学校が選ばれました。画家で絵本作家だったいわさきちひろさんの作品を展示する村内の「安曇野ちひろ美術館」(黒柳徹子館長)で、夏休み中、松川中の生徒たちがボランティアとして来館者を案内する10年間の活動が評価されました。いまでは同中の半数を超す生徒たちが参加する「ちひろボランティア」として定着しています。

来館者に丁寧に説明する「ちひろボランティア」の生徒たち
 ベルマーク賞は今回新設されたもので、朝日のびのび教育賞に決まった4団体のうち、子どもたちが主体になって助け合いの活動に取り組んでいる1学校を特にベルマーク賞としました。
 安曇野ちひろ美術館は、ちひろの両親が戦後、開拓農民として暮した松川村で、幼いころ過ごした経験があり、その縁で1997年4月、北アルプスの険しい山並みが眼前に前館長で常任顧問の松本猛さん迫る松川村西原地区にオープンしました。当時の館長はちひろの一人息子、松本猛さん。松本さんは地域と一体となった美術館作りを目指し、最初から地元の小中学生の入館を無料にしました。それも学校と氏名を名乗るだけで入館できるように。そうした取り組みが地元住民から理解され、松川中の生徒たちによる「ちひろボランティア」が誕生したのでした。
 ちひろボランティアは2002年にスタートしました。開館からしばらくは村内に1校ずつある小中学校の子供たちと、美術館の課外授業やイベントを通して交流を続けていましたが、催しに参加するだけではなく、美術館の運営にも携わってほしいとの考えを松本さんから提案したことが、ちひろボランティアに結びつきました。
 最初は、ちひろ独特のにじみ絵技法のサポートや簡単な作品作りの説明をするする「体験コーナー」から始まり、その後は絵本の読み聞かせ、さらには、美術館の見所の説明や作品の搬入口など普段目に触れない裏側を巡る「探検ツアー」と、3つのコースに充実しました。この夏は全校321人の生徒のうち、173人が参加しました。いずれも事前に研修を受けた生徒が丁寧な言葉遣いで案内します。夏休み中、1回の生徒もいれば毎日やって来る生徒もいて様々です。
 松本さんや同美術館職員の入口あゆみさんによると、生徒たちは美術館を楽しい場所にしようと、説明の言葉をアドリブで表現するなど、北アルプスの山並みを背にする安曇野ちひろ美術館それぞれとても工夫するのだそうです。「学校の成績の上下とはまた、違って、あの子がこんなに生き生きしているのか、と学校側に驚きがあったりするんです」と松本さんは話します。
 松川中の小幡泰俊校長は「ボランティアを体験すると、子供たちの表情が全然違ってきます。明るくなって、人前でも動ずることもなく、何か誇りを持っている様子がわかります」と交流を喜んでいます。また担当の黒岩理恵子先生は「絵本の読み聞かせは、こちらから提案したのですが、美術館はとても柔軟に対応してくれました。マンネリ化しないように子供たちのことを本当によく考えてくれています」と話しています。
 「朝日のびのび教育賞 ベルマーク賞」の贈呈式は来年1月11日に松川中体育館で開催。現在、同美術館常任顧問を務める松本さんの講演があります。
                                                                                               (1月11日の授賞式の模様はこちら

  
  

 地域と連携した、優れた教育の実践活動をたたえる「朝日のびのび教育賞」に茨城県立鉾田第二高校写真部、長野県松川村立松川中学校(ベルマーク賞)、広島県広島市の日本ダウン症協会広島支部「えんぜるふぃっしゅ」、福岡県福岡市立当仁中学校ステップアップスクールの4団体が選ばれました。

≪写真上から≫
・来館者に丁寧に説明する「ちひろボランティア」の生徒たち
・前館長で常任顧問の松本猛さん
・北アルプスの山並みを背にする安曇野ちひろ美術館

(2011/12/21)

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