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東日本大震災関連ニュース

被災校援助の追加希望を受け付け

 ベルマーク教育助成財団は昨年度から2年連続で実施している「ベルマーク東日本大震災被災校援助プロジェクト」について、今年度途中の追加申請の受け付けを開始しました。対象は被災した岩手、宮城、福島、茨城4県の小学校、中学校、特別支援学校で、1校50万円を上限に各学校が希望する設備品、教材を援助します。申請期限は24日まで。すでに4県と仙台市の関係校長会を通じて追加受け付けの通知をしました。
 財団は8月上旬から、4県の小中学校長会の協力を得て、被災校の現状を財団員が足を運んで調べています。その過程で被災校援助プロジェクトのことを知らない学校や、消耗品などの設備品を購入できることまでは知らなかった学校などがあることわかりました。現地の校長先生たちから「うちも是非、支援してほしい」「いまからでも申請できますか」との声がたくさんあがったため、今回の追加受け付けを決めました。
 現地を見学したのは財団の宮田謙一常務理事、青柳正悟事務局長代理、小菅幸一広報部長。現地では、地震や津波で大きな被害を受けた学校にとどまらず、学校に直接被害がなくても、家の被災で就学支援家庭が増えたり、避難した子どもたちを多数受け入れたりしているなど、2次的な被害を受けた学校がかなりあることがわかりました。財団では今後、支援する被災校の範囲をできるだけ緩やかにとらえて、息の長い支援を続けていく考えです。
 援助プロジェクトは昨年度257校(岩手50、宮城114、福島83、茨城10)、今年度232校(岩手43、宮城102、福島80、茨城7、連続申請を含む)に及んでおります。今回の追加受け付けは、今年度232校の枠を拡大するものです。
 問い合わせは、財団総務部(03-3572-4937)まで。

(2012/09/10)

東日本大震災の友愛援助に「15万円」を寄付

「忘れない、を形で」と岡山・宇野中の生徒会

 岡山県玉野市立宇野中学校(板﨑彰校長)の生徒会は、自分たちで集めていたベルマークを、力を合わせて仕分けして得た預金から一気に15万円分を友愛援助で「被災校支援」にと贈ってくれました。東日本大震災で被災した学校への支援活動は、ベルマーク運動で大震災への「友愛援助」をした宇野中生徒会執行部の生徒たち。学校祭の横断幕「主役は君だ☆みんなの想いを輝かせよう」を手にするも広がっています。ベルマークを財団に送ってくださる人たち、そのベルマークの仕分け・集計ボランティア作業に名乗り出てくださる人たち。それに、宇野中生徒会のようにベルマーク預金から寄付を申し出られる団体と、熱い思いは多彩。中学生たちの心意気を聞きに同校を訪れました。
 玉野市は、岡山県中部の南端で瀬戸内海に面した港町です。かつては四国と本州を結ぶ旧国鉄の宇高連絡船が発着する本州側の拠点でもありました。今も四国や海に浮かぶ島々とを結ぶフェリーが行き来しています。朝日新聞の朝刊で連載されている四コマ漫画の作者・いしいひさいちさんの故郷でもあります。宇野中学は市役所からもJR宇野駅からも近い、市の中心部にあります。
 生徒会担当の長谷井朋子先生や生徒会の平井大資(たいすけ)君(3年生)たちが経過を話してくれました。宇野中生徒会は、2年生を中心に10月に新組織ができ、翌年の9月末までの1年間さまざまな活動をします。今回の友愛援助の寄付は、昨年の新生徒会発足直後にあった学校の「人権集会」で東日本大震災のことを取り上げたことがきっかけになっています。
 同校の音楽の竹谷和子先生は、岡山を拠点に災害や紛争地での医療や保健衛生分野を中心に緊急人道支援活動を続けている「特定非営利活動法人・AMDA」の参与も務めています。
 その竹谷先生から、大震災直後の岩手県大槌町や釜石市の被災状況の映像を見て、現地の状況を聞いてから、執行部会はいつも和気あいあい。こんな会議から「ベルマークで東日本大震災被災地支援の友愛援助を」の発想が生まれた集会で生徒会役員たちが報告したそうです。生徒会交通委員長の谷壮馬(そうま)君(3年生)は「被災直後の現地は、ガソリンや死臭がすごかった、という話が一番印象に残っています」と話してくれました。
 この人権集会の後、生徒会役員たちで「自分たちも何か支援できないか」と話がわき起ったと言います。竹谷先生から「現地の人たちが願っていることは、私たちのことを忘れないで欲しいということでした」と聞いていたこともあり、「学用品を贈るのはどうかな」「お金を集めて寄付するというのはどうなのかな」という意見もあったそうです。最終的には「震災1年を区切りにして、自分たちは忘れない、ということをメッセージに込めて何かしよう」とまとまったそうです。
 生徒会生活委員長の長谷井美紅(みく)さん(3年生)が、話を続けてくれました。「新執行部になったことで、ちょうど生徒会室を片付けていました。何か物が詰め込まれた棚があって、開けてみるとベルマークでした。それもあちこちの棚や隙間に。企業別・点数別にきちんと仕分けされた物から、何もかも一緒になってビニール袋にぎっしりと詰め込まれた物まで」。驚くほどの量が出てきて圧倒されたと言います。被災地支援のことを話していた時期だっただけに、「ベルマークで何かできるのじゃないかな」という意見が出て、今年1月の執行部会で「学校で必要なものを買うために集めていたものだけど、このベルマークを通して被災地支援をしよう」と決まったそうです。2月上旬、各クラスの代議員を通じたり、朝の会で呼びかけたりしてベルマークの仕分けと点数計算のボランティアを募ったそうです。作業は2月中旬の3日間、2年生のひとつの教室に集まって、一気に作業をしたそうです。この作業前に執行部で企業別に仕分けをしておいたと言います。参加した生徒会給食委員長の田中悠葵(ゆうき)君(3年生)は「最初、生徒会室でベルマークを見たときは、あまりの多さに気を失いそうでした。でも執行部でワイワイ話しながら作業をしたので、結構はかどりました」と振り返っていました。仕分けして計算したベルマークをさっそく発送、4月には「15万726点」という連絡があり、6月には「友愛援助の寄付申込」を済ませたそうです。

 生徒会新聞のほか、平井・生徒会長は学校放送で、玄馬歩武(あゆむ)副会長(3年生)は生徒総会でも全校生に、ベルマーク集計への協力のお礼と15万円分集まったことを報告しました。体育館であった生徒総会では、生徒たちから拍手がおこり、総会後には「そんなにたくさんあったんだ」という驚きの声も聞かれたと言います。野球部で投手として今夏の県大会で準優勝、中国大会にも出場した東谷亮君(3年生)は生徒会体育委員長を務めています。「器用なことは苦手で、疲れましたが。やって良かったと思いました」と話していました。橋本奈美(なみ)副会長(3年生)は「やっている時は本当に大変でした。いまやり遂げたという思いがあります。これからも被災地支援につながることがあれば自分から進んで参加したいと思っています」とにこやか。平井会長は「僕たちが仕分けして計算して送れたのは、先輩たちが集めて残っていたベルマークの半分ぐらいです。まだたくさん残っています。後輩たちも残ったベルマークを計算して、自分たちに必要なものに使うのもいいですが、できれば人の役に立つことに使ってほしい」と友愛援助のエールをおくっていました。

《写真上から》
・大震災への「友愛援助」をした宇野中生徒会執行部の生徒たち。学校祭の横断幕「主役は君だ☆みんなの想いを輝かせよう」を手にする
・執行部会はいつも和気あいあい。こんな会議から「ベルマークで東日本大震災被災地支援の友愛援助を」の発想が生まれた
・「みんなで力を合わせてかなりの点数を仕分けして送れたけれど…。あとまだ、こんなに残っています! 後輩たちよろしく!」=いずれも岡山県玉野市築港2丁目の市立宇野中学校で

(2012/08/27)

大震災寄贈マークの募集は継続中です

1840万点集まる、うち1660万点を運動参加校、幼稚園、保育園に

 東日本大震災の被災校、幼稚園、保育園を支援するための寄贈ベルマークは7月31日現在で、1万432件(うち2175件が無記名)が寄せられました。この中で仕分け・集計できた分は1840万点余になりました。ベルマーク財団は現在も寄贈マークの募集を続けています。どうか、引き続きのご協力をお願い申し上げます。
 寄贈マークはベルマーク運動に参加していない学校や、一般の皆さん、企業、団体の方々がベルマークを集めて、財団にプレゼントするものです。財団から寄贈マークが、運動に参加している学校や幼稚園、保育園、施設に対して点数として贈られてベルマーク預金になり、必要な教材、設備品を購入することができるのです。
 これら仕分け・集計できた1840万点余のうち、約1662万点が昨年度中に被災した運動参加校149校に各4万点、幼稚園・保育園12園に各10万点、さらに貯めたベルマークを津波で流されてしまった8校にも各5万点ずつ贈られました。今年度は175校に各5万点を贈っています。
 このように、全国から贈られてきた寄贈マークは被災した子どもたちのために、大変役立っています。被災地の復興、再生の道は数年で解決するものではありません。財団は息長く支援を続けていきます。寄贈マークのご協力をお願いする次第です。
 お問い合わせは財団総務部(03-3572-4937)まで。メールでも問い合わせ(toiawase@bellmark.or.jp)できます。

(2012/08/10)

ユニーグループがベルマーク約325万点寄贈

キリンビバレッジの協力で全226店で実施 東海地方を中心とした1府19県にショッピングセンターやスーパーマーケットなどを展開する「ユニー」(本社・愛知県稲沢市、前村哲路社長)が4月12日、傘下の全2�

鹿児島・桜まつり会場でベルマーク集め

被災地支援訴え「推進の会」メンバーら ご家庭に眠っているベルマークがあれば、ぜひお持ち寄りください――。東日本大震災の被災地の学校を支援しようと、鹿児島市の県立吉野公園「桜まつり」会場で3月31日、�

ヤマト運輸、寄贈マーク70万点を贈る

復興支援プロジェクトのメンバーが財団訪れ、総計400万点に グループ全体で社員約17万人を抱える「ヤマト運輸株式会社」(本社・東京都中央区銀座)の岡村正・経営戦略部長ら同社「東日本大震災復興支援プロ�

J2大分ホーム全試合でベルマーク回収

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被災地支援だ 運動34年ぶりに復活

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大震災一周年追悼式典に財団からも参列

 政府主催の東日本大震災一周年追悼式が3月11日、東京都千代田区の国立劇場で開かれました。天皇、皇后両陛下をはじめ、野田佳彦首相、閣僚や被災された方々、さまざまな民間支援団体から約1200人が参列しま

寄贈マークの仕分け・集計ボランティア2回

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            ベルマークから、ありがとう。

ベルマーク教育助成財団 tel:03-5148-7255