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東日本大震災関連ニュース

岡崎市のボランティアから42万点寄付

 愛知県岡崎市のボランティア連絡協議会(中根良一会長)から、年末に42万点余りのベルマークの寄付がありました。同協議会が集めたマークと市内の小中学校に呼びかけて計15校から集まったベルマークをまとめ、被災校支援のために寄贈してくれたものです。
 箱を空けると、「東北のみなさんへ」と題した小学生の手紙=写真=がありました。岡崎市立本宿小学校の6年生からです。
「東北のみなさんへ」
・1年で2万点集まりました。少しでも役立ててほしい
・勇気をもって頑張ってください
・会えないけれど元気でいてください
・東北は絶対復興します。とおくから見ています
・早く元の生活にもどれますように
・このベルマークを復興に使ってください
・地しんより強い東北の力を出してください

 何度も書き直した跡があります。被災地に思いを巡らせているのがよく分かります。
 ボランティア協議会では、登録団体の火曜会(矢藤純子会長)とサークル「わ」(高橋四郎代表)のみなさんを中心に、ベルマークの仕分けボランティアを続けています。年間で200万点を超える仕分けをした実績もあります。
 火曜会の活動は30年を超えます。メンバーの森昭子さんは「小学生の手紙はベルマークと一緒に届きました。そのままにはできません。財団に送りました」。息の長いボランティア。淡々と話してくれました。

(2013/01/09)

232校に50万円相当の教材・備品を援助

大震災被災校援助プロジェクト第2弾を決定

 ベルマーク教育助成財団は4月23日、東日本大震災被災校に50万円相当の教材・設備品を贈る援助プロジェクトの第2弾として、2012年度は最終的に232校を援助することを決めました。対象は小学校、中学校、特別支援学校で、昨年実施した1回目の援助対象校257校のうち継続支援を希望した202校と、自分たちの校舎が使えないなど不自由な学校生活を送っている30校を新たに加えました。46校は「1回目の援助で十分です」としています。
 援助対象校の内訳は、岩手県43校、宮城県102校、福島県80校、茨城県7校です。このうち学校別では、小学校151校、中学校78校、特別支援学校3校となっています。なお継続援助の対象だった宮城県気仙沼市の南気仙沼小が気仙沼小に統合され、いずれも援助対象校だったため、当初の援助数より1校減りました。
 財団では今回の援助決定にあたり、昨年度の援助校に継続希望の有無をたずねたほか、4県の教育委員会を通じ、東電福島第一原発事故の影響で避難している学校も含め、現在も自分の校舎が使えず、間借りしたり仮設校舎で授業をしたりしている学校の情報を提供してもらいました。この中からまだベルマークの援助を受けていない学校をピックアップし、学校に直接、援助を希望するかどうかをたずね、援助を決定しました。
 財団では、今後も被災校からの要望や意見を聞きながら援助方法などを決めていく方針ですが、1回目の援助校からの意見では学校からの申請方式については97%の学校が「良かった」と答えています。「50万円相当」という援助規模についても、82%の学校が「適当だった」としています。援助の継続期間は「2~3年がめど」が大半ですが、仮設校舎などを使っている学校ほど長期だったり、「新校舎建設時に援助を」としたりしています。
 「どんな援助が必要か」には、まだまだ視聴覚装置や体育用具、辞書類などの設備品や教材をそろえたいという学校が多いですが、中には全校生徒用の柔道着や新入生用の制服といった例もありました。一方で、校外学習や修学旅行のバス代などの補助、遊具の移動のための工事費、また「PTAからの追加徴収ができないテスト代補助」といった要望もありました。
 復興が進むにつれ、被災程度、規模、自治体の対応など、様々な条件によって被災校の要望も変わってくると思われます。財団でも、できるだけ柔軟に対応していく方針です。

2012年度の援助校は次の通りです。

【岩手県】
市町村 校名
盛岡市 厨川中
大船渡市 越喜来小、盛小、赤崎中、大船渡中
釜石市 平田小、釜石小、唐丹小、栗林小、釜石東中、釜石中、唐丹中、大平中
宮古市 鍬ケ崎小、重茂小、津軽石小、赤前小、千鶏小、鵜磯小、津軽石中、田老第一中、重茂中
陸前高田市 広田小、小友小、長部小、竹駒小、小友中、広田中、米崎中、気仙中
山田町 山田北小、船越小、山田南小、山田中
大槌町 大槌小、大槌北小、安渡小、赤浜小、吉里吉里小、大槌中、吉里吉里中
岩泉町 小本小、小本中
【宮城県】
市町村 校名
仙台市 中野栄小、茂庭台小、中野小、沖野小、沖野東小、東六郷小、西多賀小、将監西小、鶴谷東小、折立小、荒浜小、蒲町小、三条中、南吉成中、愛宕中、蒲町中、南光台東中、七北田中、七郷中、上杉山中
石巻市 船越小、住吉小、相川小、北村小、須江小、大街道小、橋浦小、寄磯小、中里小、湊小、開北小、釜小、二俣小、門脇小、雄勝小、大谷地小、山下小、湊第二小、大川小、渡波小、稲井小、貞山小、吉浜小、大川中、萩浜中、山下中、湊中、青葉中
気仙沼市 松岩小、面瀬小、鹿折小、白山小、大谷小、気仙沼小(南気仙沼小=4月1日で統合)、階上小、階上中、気仙沼中、鹿折中、小原木中、大島中
東松山市 浜市小、大曲小、矢本東小、矢本西小、大塩小、矢本第二中、鳴瀬第二中
岩沼市 玉浦小、玉浦中
大崎市 古川東中
登米市 米川小、石越中
名取市 閖上小、増田中、閖上中
東松島市 赤井南小、宮戸小、野蒜小
女川町 女川第一小、女川第二小、女川第四小、女川第一中、女川第二中
南三陸町 志津川小、入谷小、名足小、戸倉小、戸倉中
七ケ浜町 松ケ浜小、亦楽小、七ケ浜中
松島町 松島第一小
美里町 不動堂小
山元町 山下小、山下第二小、中浜小、山下中、坂元中
亘理町 荒浜小、長瀞小、荒浜中、吉田中
【福島県】
市町村 校名
福島市 土湯小、野田小、福島第三中、北信中
郡山市 日和田小、金透小、県立あぶくま養護学校安積分校
いわき市 汐見が丘小、豊間小、久之浜第二小、植田小、平第六小、久之浜中、永井中、藤間中、豊間中
須賀川市 第一小、長沼小、長沼中
相馬市 飯豊小、磯部小、桜丘小、中村第一小、中村第二小、磯部中、県立相馬養護学校
南相馬市 真野小、小高小、福浦小、金房小、高平小、石神第一小、鳩原小、小高中、原町第三中、石神中
本宮市 岩根小、和田小、白岩小、五百川小、本宮第一中、本宮第二中、白沢中
伊達市 梁川小、柱沢小、小国小、保原小
田村市 岩井沢小、古道小
白河市 白河第五小
二本松市 二本松第一中、二本松第三中、東和中
大熊町 大野小、大熊中
川俣町 山木屋小、山木屋中
富岡町 富岡第一小、富岡第二小、県立富岡養護学校
浪江町 浪江小
小野町 浮金小
鏡石町 第一小
下郷町 楢原小
只見町 朝日小
広野町 広野小、広野中
矢吹町 三神小、矢吹小
飯舘村 飯樋小、草野小、臼石小、飯舘中
川内村 川内小、川内中
中島村 滑津小
大玉村 大山小
西郷村 米小、羽太小
泉崎村 泉崎中
【茨城県】
市町村 校名
高萩市 君田中
那珂市 芳野小
常陸太田市 太田中
常陸大宮市 第一中
日立市 水木小
常総市 石下西中
東海村 照沼小

(2013/01/08)

中学校と3小学校が協力、ベルマーク預金を寄贈

伊勢湾台風の支援忘れず 名古屋市立桜田中学校

 「東日本大震災の被災校のために、ベルマーク運動で支援を始めよう」。名古屋市南区の市立桜田中学校(有岡隆博校長、507人)のPTAが、長年休止していたベルマーク運動を再開しました。校区内の3小学校と協力しながら、ベルマーク預金2万5679円を集めてベルマーク財団に贈りました。中学校が小学校や地域の人たちと一体となって運動を展開するのは珍しいことです。

 1959(昭和34)年に東海地方を襲った伊勢湾台風。開校8年目だった桜田中でも、校舎や運動場が浸水・冠水の被害を受けました。校舎が被災者の避難所となり、長らく授業ができない状態が続きました。当時、全国から多額の義援金や支援物資が届きました。地域の人たちは長年、その温かい支援を語り継いできました。
 ベルマーク運動を再開した理由について、久野哲生PTA会長は伊勢湾台風の体験をあげます。「震災も長期的な支援が必要です。継続する大切さと、自らの防災意識を高めるきっかけ作りのために、『無理なく根気よく』続けられるベルマーク運動が最善だと考えました」と話しています。
 運動を広げるため、中学校の校区内にある菊住小学校と桜小学校、春日野小学校のPTAにも協力をお願いしました。3小学校はベルマーク運動に未参加でしたが、桜田中の趣旨に賛同し、積極的に協力してくれました。
 中学校と小学校の一体となって運動することはなかなか大変なことです。ベルマーク運動を体験したことがない保護者も多いことから、ベルマークの仕組みと意義、集める方法などをわかりやすく説明した文書を全保護者に配布しました。学校でも、ベルマーク通信を出し、地域の人たちにも協力をお願いしてきました。
 ベルマークの収集は、廊下などに収集箱を設置。協力を呼びかけるポスターを掲示して随時ベルマークを入れてもらうなど、各学校の事情に応じてお願いしました。
 昨年度の同中学PTA副会長を務めた中村千絵さんも、教師だった父親から、伊勢湾台風の時の悲惨な状況や支援活動を教えられた一人です。中村さんは、ベルマーク財団主催の「ベルマーク運動説明会」に出席し、財団のホームページなどで研究して、「夜鍋仕事」で詳細な「マニュアル」を作りました。一読すれば運動の進め方が理解できる力作です。
 このように工夫しながら集めたベルマークは、桜田中に集約され、PTAの委員たちが集計しています。
 仕分けは、毎月一度の学校開放日や、学校祭、文化祭の日など、保護者が集まりやすい日に実施しています。集計には小学校のPTA役員も参加してくれます。あまり面識のない委員たちのコミュニケーションの場にもなっています。仕分けに参加してくれるボランティアの保護者の方たちもおり、ベルマーク運動の輪は広がっています。
 保護者たちの胸を打つこともありました。かつてベルマーク運動をしていた同中の生徒会室を訪れたところ、当時の生徒が、いつか運動を再開する時のために、集めていたベルマークを保管していました。きれいに仕分け、集計されて袋に集められていました。生徒たちの熱い思いを深く受け止めたそうです。こうした貴重なベルマークも今回の緊急友愛運動の寄贈に加えました。
 この結果、初めての集計で2万5679円が集まり、すべて財団に贈りました。すでに2回目の送付に向けて、収集活動に取り組んでいます。
 運動当初の実務リーダーを務めた中村さんと、今年度の実務リーダーを務める北村智子・PTA母親代表は 「仕事や育児、介護などで忙しいお母さんも多く、運動は『無理なく少しずつ』という方針で進めてきました。被災校への支援だけではなく、ベルマーク運動を通じて、保護者たちのコミュニケーションを深めることも大切にしています。どこの家庭にも眠っている小さなベルマークも、みんなで集めれば大きな支援につながることがよくわかりました。災害の教訓を風化させず、手を携えて、被災校のために運動を進めていきたい」と話しています。

《写真上から》
・仕分けと集計をするみなさん
・ベルマーク運動マニュアル「運動の流れ」を作った中村千絵さん
・職員室の廊下に置かれたベルマーク回収箱
・桜田中学校ブロックPTAの委員たち。久野哲生PTA会長(前列左)と北村智子PTA母親代表(同右)を囲んで=名古屋市南区の市立桜田中学校

(2012/12/19)

デンソー社員の支援をきっかけにベルマーク運動再開

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費用支援のバスで晴れの県大会へ、見事3位に

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