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青山学院、武蔵野、金城学院大が参加
東京経済大や北大からはマーク届く

 青山学院大(東京都渋谷区=本部)と武蔵野大(東京都西東京市)、金城学院大(名古屋市)が相次いでベルマーク運動に参加しました。2006年9月に参加した東京経済大(東京都国分寺市)、昨年8月に参加した北大(札幌市)からはベルマークが初めて送られており、大学の動きが目立っています。
  青山学院大は宗教センター所属の団体であるハンドベルクワイアが参加しました。チャペルで演奏するなどの活動をしており、聖歌隊など宗教センター所属の団体に呼びかけてベルマークの収集を行いたい、としています。武蔵野大は、学生数5168人。学生の自治会組織である学友会が参加しました。「小中学生の頃ベルマーク集めをしたことがあるが、大学生も出来ないか」「具体的な社会貢献活動にもなる」などの声があり参加。使うことの多いインクやトナーカートリッジの他、食品や日用品などベルマークも集めることにしているそうです。
  学生約5000人の女子総合大学、金城学院大からは、薬学部ベルコレ委員会が参加しました。矢野玲子講師のセミナーの学生で、ボランティアで役立ちたい、というのが理由。薬学部には学生約500人がいますが、学部入り口や矢野先生のセミナーなどに回収箱を設け、食品などの他、利用が多いインク、トナーカートリッジの回収も行い、いずれ附属幼稚園に寄付したいと考えているそうです。
  参加第1号の東京経済大は学生サークル「ボランティー」が主役です。大学生協に一覧表やポスターを貼るなどの活動を重ねていますが、ことし2月、ベルマーク財団に初めてマーク1万6599点を送りました。
  女性研究者支援室が参加した北大は、理科実験用などの器具を購入して小中学校に贈り、理系への関心を高め、特に女子中高生が進路を選ぶときに参考にしてもらおうという狙いで、インク、トナーカートリッジの回収をしています。ホームページでお知らせしたり、ポスターを作っている他、大学生協の協力で、函館市にある水産学部を含む生協各店に回収箱を置き、連絡があれば回収に行っています。支援室の長谷川理客員準教授は、昨年末に所属する環境科学研究院で回収デーを行い、258個を回収しました。こうした積極的な活動が実り、2月に初めて送ったのがなんと6万1975点。北海道の参加団体1431の中で2007年度集票点数が、一気に16位に躍り出ました。「生協の協力も大きいし、今まで貯まっていたものが出たのかも知れませんが、驚きました」。長谷川さんも手応えを感じているそうです。
 
<写真> 北大女性研究者支援室が作ったカートリッジ回収を呼びかけるポスター
(2008/3/28)