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九州大大学院がベル運動参加 総合理工学府、大学院で初めて

 九州大学大学院総合理工学府(寺岡靖剛学府長)が12月からベルマーク運動に参加しました。国立の総合大学としては、北海道大学に次いで2番目、九州の大学では5校目ですが、大学院の参加は初めてです。
  総合理工学府は、九大大学院の経済、法学など17学府のひとつで、大学本部の福岡市箱崎キャンパスから約15キロ離れた春日市の筑紫キャンパスにあり、教職員・学生は約1100人。研究室で事務を担当している峯和代さんらがベルマーク参加を働きかけました。峯さんは、教職員や学生ら約20人で自主運営している英会話サークル「ちくわクラブ」のメンバー。留学生もサークルに加わるようになり、メンバーの親睦を深め、交流の場としてベルマークを活用できないか、と考えたことがきっかけです。
  峯さんはベルマークには思い出があります。小学生当時、ベルマーク預金で購入したオルガンが学校に届いたときのうれしかったこと。みんなで頑張れば夢はかなうんだという思い。いまも強く印象に残っているそうです。筑紫キャンパスのスポーツ用具が老朽化したため、ベルマークで購入できないかと、数年前、財団に相談したこともあったそうですが、当時は大学には参加資格がなく、あきらめました。
  マークの収集など具体的な活動方法は、まだ固まっていませんが、事務室や食堂、売店は好意的なので、回収箱の設置など協力を呼びかけていくそうです。峯さんは「子どものころ、ベルマークを体験した事務職員も多いので、協力していただけるのでは」。軌道に乗れば、学生でつくっている「学生協議会」が活動の主力を担ってほしいと、願っています。
(2007/12/26)