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南山短大から送票、大学の第1号

 昨年春に新しくベルマーク運動に参加できることになった公民館・大学からの第1号となる荷物と送り状が、ベルマーク教育助成財団に届きました。送ってきたのは名古屋市昭和区の私立南山短期大学。点数は801点でした。運動の中心となっているボランティア部の学生らは「これを出発点として、フィリピンの恵まれない子どもたちに学用品を送るという目標のために点数を積み重ねていきたい」と気持ちを新たにしています。
  大学もベルマーク運動に参加できるようになったのを知ったボランティア部の尾山恵美さん(2年生)らが顧問の小知和優江教授に相談して、昨年10月、運動の仲間入りをしました。大学としては、東京経済大学に次ぐ全国2番目でした。同部はフィリピンのストリートチルドレンや孤児など恵まれない子どもたちを支援する事業に取り組んでいます。こうした恵まれない子どもたちにベルマーク預金で学用品などを買い、送ってあげたい、と思ったのがきっかけです。
  学内にベルマーク収集を呼びかけるポスターを張ったり、教官の先生方に協力依頼のメッセージを送ったり、また学生が休憩などで利用するラウンジの一角にベルマーク回収箱を何個も置いたりしました。
  短大なので、学生が活動できる期間は限られています。中心になって運動を立ち上げた尾山さんらは、もう卒業です。学生数が多いわけでもありません。集まる枚数は決して多くありませんが、ベルマーク運動の基本は1点1点の積み重ね。小知和教授は「4月になれば新入生が入ってきます。今度は今の1年生が前に出て、早速運動を始めるでしょう。ボランティアの活動は途切れることはありません」と話していました。
(2007/2/26)