 協賛会社山田養蜂場(本社・岡山県鏡野町、ベルマーク番号38)が3月8日、大阪市浪速区のなんばパークスで、教育支援活動「みつばち教室」(出張授業)を開きました。ミツバチの生態を通して自然の大切さ、命の尊さを学ぶ同教室が関西圏で開かれるのは初めて。19組38人の親子が、ミツロウを使ってキャンドル作りなどを楽しみました。
講師は山田養蜂場の藤善博人養蜂部長。作業衣姿の藤善さんは、ミツバチの生態、巣箱、ミツバチの役割、自然環境などを、クイズを交えながら話しました。「働きバチはメスですかオスですか」。正解は「メス」。こういうのもありました。「ハチは蜜のありかを仲間にどう知らせますか」。これに女の子がハーイとてを挙げ「ハチの字ダンスです」と答えると、会場からも「すごい」との声。
2時間ほどの授業の最後は、ミツロウを使ってのキャンドル作  り。昔のロウソクはみなこれだったということで、実際に体験することに。山田養蜂場が用意したミツロウを熱で溶かし、参加者はそれを型枠に入れてキャンドル作りに挑戦。型枠に入れるのとは別に、ミツロウに芯を出し入れすることでのロウソクつくりも。出したときの冷えで硬くなりますので、出し入れを繰り返すと芯の回りはだんだん太くなります。子どもたちは「わあい、すごい」など感心、親の方も楽しんでいました。
会場には巣箱も展示、子どもたちはミツバチがうごめく様子を観察していました。
同教室は1999年か始まり、小学4年生あたりを対象に地元岡山県内  の学校で開催してきました。大阪で開催することになったのは、会場のなんばパークスが「人」と「都市」と「自然」の一体化をコンセプトにしていること、また同パークスに山田養蜂場の直営店を設けていることなどからです。
山田養蜂場は社会貢献活動が大変盛んな企業です。今回の出張授業のほかに、子どもたちのための「ミツバチの童話と絵本コンクール」、小学校に優良図書を贈る「みつばち文庫」、植樹活動、エコスクールなどがあります。
<写真上> 出張授業「みつばち教室」でミツロウを使ってキャンドルを作る山田養蜂場の藤善博人養蜂部長
<写真中> キャンドル作りを楽しむ親子で
<写真下> ミツバチの巣箱を観察する子どもたち=いずれも大阪市浪速区のなんばパークスでで
(2008/3/11)
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