台風禍の離島の図書室に本が届いた!


(2018/02/13)印刷する

ジブラルタ生命が鹿児島・喜界中学校にベルマーク13万点を寄贈

 昨夏の台風で図書室が水浸しになった鹿児島県の離島、喜界島にある喜界町立喜界中学校に、協賛会社のジブラルタ生命(ベルマーク番号15)からベルマークが寄贈され、蔵書の回復の一助となりました。長元武彦校長は「本当に助かりました。子どもたちもうれしそうに本を読んでいます」と喜んでいます。

届いた本を手にする喜界中学校の生徒たち(喜界中提供)

 昨年8月5日、台風5号によって「50年に一度」という豪雨に見舞われました。喜界中でも漏水し、長元校長によると図書室の天井から雨水が滝のように入ってきたそうです。町の素早い対応で建物は修理できましたが、本はページがくっついたりカビが生えたりして、半数近くが読めない状態になってしまいました。週4回の「朝読書」、週1回の「全員読書」と、読書教育に力を入れていますが、2学期の初めは図書室の閉鎖を余儀なくされました。

届いた本を手にする喜界中学校の生徒たち(喜界中提供)

 蔵書を回復するため、長元校長は郷土のゆかりの団体など各方面に声をかけました。その中で思いついたのがジブラルタ生命でした。日本教育公務員弘済会と提携しており、教育に熱心な会社だと知っていたからです。

 ジブラルタ生命は東日本大震災以降、被災地校支援のためにベルマークを全社あげて集め、ベルマーク財団に寄贈する活動を続けています。長元校長から要請を受けたジブラルタ生命は、今年集めた113万点のうち、13万点を同校に寄贈するよう財団に連絡しました。喜界中はこの点数を使って、協力会社の日教販に「手塚治虫傑作選集シリーズ」「大研究 能と狂言の図鑑」など93冊を注文しました。昨年12月5日には、待ちに待った本が喜界中に届きました。

 「自分たちで欲しい本を選べるなんて、ベルマークの支援はすばらしい。願ってもないことでした」と長元校長は感激しています。被災直後には、ジブラルタ生命から「大丈夫ですか?」と喜界中に連絡があり、浸水被害のことを話すと、段ボール箱いっぱいの雑巾が送られてきたそうです。「だから、ジブラルタ生命さんには二度助けられました」と長元校長は感謝していました。

 いま喜界中では、ベルマークも含め各方面からの支援で本が集まりつつあるとのことです。

 早く元の姿を取り戻せたら、と願わずにはいられません。


リンク

ジブラルタ生命のベルマーク寄贈

http://www.bellmark.or.jp/sponsor/news/30002553/


喜界中学校からジブラルタ生命に届いた「お礼状」
喜界中学校からジブラルタ生命に届いた「お礼状」

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