ベルマーク運動説明会 6月4日(火)富山


(2019/06/20)印刷する



富山市立新庄小学校

前列左から
事務局の三日市明さん、前年度PTA会長の松坂吉朗さん、同副会長の中坪昭広さん
後列左から
前年度ベルマーク委員長の木下忍さん、副委員長の池田静香さんと村井亜由美さん


 富山市立新庄小学校を紹介致します。昨年度(平成30年度)PTA会長を務めさせていただいた松坂吉朗と申します。副会長で今年度の会長中坪昭広、事務局の三日市明、ベルマーク委員長の木下忍、副委員長の池田静香、村井亜由美、以上の6名です。どうぞよろしくお願いいたします。

新庄小学校は城跡だった

 新庄小学校は富山市中心部より東へ約4km。新庄町1丁目にあります。学校の東側には常願寺川。南側には国道41号線荒川東部交差点。近くには北陸銀行新庄支店、富山地方鉄道東新庄駅、また由緒ある新川神社、薬種商の館金岡邸があります。晴れた日には、校舎3階にある音楽室から見える立山連峰は富山市内の小学校ではナンバー1と先生方からの評判です。

 学校創立は明治5年。近くにある歴史深い新川神社神職の自宅を間借りして開校しました。富山市内での明治5年創立は、他に八幡(はちまん)小学校と上滝(かみだき)小学校がありますが、文献を調べると、新庄小学校が恐らく最初に出来た小学校です。2022年には創立150周年を迎えます。

 平成25年、新庄小学校体育館改築工事に先立ち発掘調査を行った際には、校舎・体育館の下に城跡を確認しました。

 新庄城は天文年間(1532年~55年)に、越中守護代神保氏配下の三輪飛騨守(みわひだのかみ)が築城。その後神保、上杉、椎名、佐々など様々な戦国武将が居城しましたが、天正(てんしょう)11年(1583年)に落城し、その後廃城となったとのことです。

 調査では、平安時代の集落跡や室町時代の館跡も存在していることが分かりました。古くからここ新庄の地に人々が暮らしていたことが明らかになりました。

「どうせやるなら楽しくやろうよ」

 平成30年度の児童数は538名、学級数19、教職員34名、総数572名の規模の小学校です。主な行事として5月には全校縦割り歩行会(きらスマ遠足)、運動会、8月に6年生の立山登山、10月・学習発表会、1月・スキー学習があります。

 そのなかで珍しい行事として「自転車補助輪外し教室」をPTA主体で昨年度から実施しております。また、新1年生向けに「新庄っ子の通学路」~色別通学路危険箇所マップ~を作成しました。色別コースごとに危険個所を写真で示したマップをPTA主体で作成しました。新1年生の保護者、担任の先生からは高い評価を受けました。

 PTAは執行部として、会長、副会長、会計(一般会計・特別会計)、会計監査、事務局という5つの役職があり、会長1名、副会長5名、会計4名、会計監査2名、事務局6名の18名となります。

 また、執行部の下に、各学年委員会が5つと地区委員があります。学年委員は各学年3名×6学年×5委員会の90名。執行部と各委員会合わせて総勢108名で構成されています。

 主な活動として校下主催の納涼祭や文化祭での出店があります。全ての委員が何かしら担当をもって参加します。例えば父親委員会では焼き鳥や綿菓子の販売など。

 昨年度からのモットーとして、嫌われるイメージがあるPTA活動を「どうせやるなら楽しくやろうよ」にしました。初めて参加した保護者からはPTAのイメージが変わった!と言ってくれました。また常任委員会などの会合開催も必要最小限に留め会合時間も30分から45分以内として委員長の負担を極力抑えるようにしています。

県ナンバー1目指す5カ年計画

 ベルマーク委員会は、平成30年度は委員長1名、副委員長3名、他に委員14名の構成です。実際の活動の内容は後ほど述べさせていただきます。

 新庄小学校でのベルマーク活動の始まりは、昭和38年(1963年)です。創立150周年の翌年の2023年には満60周年を迎えます。

 今年度のベルマーク委員会の活動は、新庄小学校がベルマーク活動に参加して今年で56年。2023年には60周年であり、また新庄小学校が2022年で創立150周年を迎える節目の年であることから、2023年度までの5カ年の間で「目指せ!ベルマーク点数富山県ナンバー1キャンペーン」を実施します。

 ちなみに2018年度の集票ランキングは5位(95,927点)でした。

 具体的な活動内容としては、秘密です……が、今年度は手っ取り早く「アルミ付き紙パック回収チャレンジキャンペーンにエントリーしてテトラパックを集中して回収しようかと考えております。

児童のアイデアで回収箱「見える化」

 それでは次にベルマーク委員の活動内容について説明します。

 周知活動として、年4回ベルマーク便りを発行します。年度始めのお便りでは、ベルマークの収集日や具体的な収集方法を紹介しています。また、学期毎のお便りでは、普段よく目にするのに意外と知られていないベルマークが付いている商品にスポットをあてて紹介しています。

 テトラパックがベルマークの点数になることを知らない保護者がまだまだいるので、テトラパックチラシを配布して周知しています。

収集活動としては、毎月15日をベルマークの日として広報委員の子どもたちに各クラスで集まったベルマークを回収してもらっています。

 30年度は子どもたちがアイデアを出し合い、各クラスの回収箱を透明なペットボトル容器に変更。「見える化」することによって、各クラスが競い合ってベルマークを集めてくれるようになりました。

 また、年4回の資源回収時にインクカートリッジとトナーの回収を行っています。 校区域が広いこともあり、毎回たくさんのインクカートリッジ・トナーが回収されています。学習参観や校下の文化祭などの行事でもテトラパック・インクカートリッジ・トナーの回収を行っています。ただ、学習参観に比べて校下の文化祭での回収量が少ないのが現状です。

 今後は自治振興会の協力を仰ぎ、校下全町内会に広く呼びかけようと考えています。

 外部の施設・店舗には、30年度は4軒にベルマーク回収箱を設置しました。担当のベルマーク委員が定期的に回収を行っています。

負担・無駄を減らすことを重視

 ベルマーク委員は、小さいお子さんの育児や仕事の休みが不定期など、様々な事情があり、学校に出向いて作業するよりは自宅での作業を希望される方が大半です。

 そこで新庄小学校ベルマーク委員会は、伝統的に委員の負担を減らすこと、効率で無駄を減らすことを重視して集計を行っています。

 実際の作業は「学校作業組」と「自宅作業組」に分かれて行います。

 年度始めに全委員から都合の良い時間帯・曜日などアンケートを取り、それをもとに年間スケジュールを作成し、全委員に配布します。1年間そのスケジュールに沿って活動を進めていきます。30年度は「学校作業組」に委員長・副委員長の4名。「自宅作業組」に委員14名の構成で行いました。

 【学校作業A】 集められたベルマークを回収し均等に分けた後、子供~先生を通じて自宅作業組A(6~7人)に配布します。この時協賛会社の番号を書いた仕分け袋01~95を同封しますが、現在協賛している会社の番号のみとして、当てはまらないベルマークは全て「その他」と書かれた袋に入れてもらいます。学校作業組で仕分け袋を管理し無駄な仕分けを無くす事が目的です。

 ≪自宅作業A≫ 届いたベルマークを番号別仕分け袋に入れていきます。期日は7~10日間で、期日までに子供を通じて学校に返却してもらいます。

 【学校作業B】 仕分けられて戻ってきたベルマークを番号毎に1つの袋にまとめます。01~95のベルマークを均等に分けた後、自宅作業組B(6~7人)に集計表と一緒に配布します。

 ≪自宅作業B≫ 届いたベルマークを番号別・点数別に集計して集計表に記入します。こちらも期日は7~10日間です。

 総集計 学校作業組4名と自宅作業組2名で行います。学期末(年3回)に行います。

 学校作業組は、学校作業時にテトラパックやインクカートリッジ・トナーの発送準備をこまめに行っています。特にテトラパックは衛生の事を配慮して、あまり貯めこまず、発送もこまめに行います。

 学校作業は月に1~2回と頻繁に行うので、負担にならないように、1時間程度で終わるように「段取り良く」を心がけています。

 学校作業者と自宅作業者は殆ど顔を合わせることが無いので、困った事や質問など気軽に話し合えるようメールやお手紙で密に連絡を取り合っています。


周知・収集・集計、3つの根気

 新庄小学校ベルマーク委員会では、数年前から以上のような方法で集計作業を行ってきました。自宅作業があり自分のペースで作業をこなせることと、学校などに集まって作業をしなくてもいいという観点から、新庄小学校PTAでの委員会の中では毎回立候補者が多い委員会です。

 集計方法も確立されており、皆さん無理なくこなしているというのが現状です。

 新庄小学校は歴史も古く、ベルマーク活動を始めたのも昭和38年です。歴代の先輩から引き継いで現在に至り今年の2月には総累計600万点を超えることが出来ました。

 ここでベルマークでの買い物を紹介します。過去には、ドッチボールに使用するボール、体育の授業や運動会で使用するハードルやネームランド、耕運機などがありました。

 最近では、デジタルカメラ、黒板ふきクリーナー、振り子メトロノーム、CDステレオラジオカセット、充電式クリーナーと様々な商品を購入にしています。どれも新庄小学校の子どもたちの役立つものに変わっています。協賛企業様、ベルマーク財団の皆さま、また新庄地区の皆さん、この場をお借りして感謝申し上げます。

 今回の体験発表を経験することで学校の歴史や地域の歴史を深く学ぶことが出来ました。また、ベルマーク活動において「周知の根気」「収集の根気」「集計の根気」という、3つの根気が必要だということが改めて知ることが出来ました。

 来年度以降もこの「3つの根気」を合言葉に、富山県ナンバー1を目指していこうと思います。本日はご清聴ありがとうございました。

*画像をクリックすると、PDFでご覧になれます。

 

(パワーポイントを使って説明)

=富山国際会議場 多目的会議室201・202

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