ベルマーク2000万点突破で寄贈式/イトーヨーカ堂に感謝状
(2025/02/07)印刷する
大手総合スーパーのイトーヨーカ堂(本社・東京)が、全国の店舗に回収BOXを置いて集めたベルマークが累計2000万点を突破し、それを記念する寄贈式が1月25日、相模原市緑区のアリオ橋本店で行われました。

イトーヨーカドー店舗でのベルマーク収集は、12年も続く息の長い社会貢献活動です。東日本大震災直後の2011年から2021年まで実施した「東北かけはしプロジェクト」の一環として回収BOXを設置し、2022年4月には「ベルマーク絆プロジェクト」を発足させました。ベルマーク協賛会社のキリンビバレッジ(ベルマーク番号54)が活動を支えてきました。

寄贈式では、イトーヨーカ堂のサステナビリティ推進部の小山遊子・総括マネジャーとキリンビバレッジの佐藤龍二・執行役員から、ベルマーク財団の福島範彰・常務理事に2000万点突破の記念パネルが手渡され、福島常務理事は「皆さんの思いを大切に使わせてもらいます」とお礼を述べました。その後、福島常務理事から小山マネジャーに感謝状が贈られました。
寄贈式の締め括りのあいさつで、小山総括マネジャーは「善意の受け皿として、これからも地域の皆さん一緒にベルマーク運動を続けていきたい」、佐藤執行役員も「未来を担う子どもたちを応援したい」と、それぞれ語りました。
今回の寄贈式がアリオ橋本店で行われたのは、相模原市立橋本小学校との縁があったからです。
橋本小の児童たちは、創立50周年を迎える2023年度、学校に新しいアスレチックを作ろうと、「50周年アスレチックプロジェクト」を始めました。その第一歩としてベルマークを集めて買ったカラーカプセルにオリジナルのおもちゃを入れ、「ガチャ」で販売することにしました。販売場所を提供してくれたのがアリオ橋本店で、23年1月にはガチャ設置式も実施しました。
ここまでは2023年5月に「カラーカプセル400個をベルマークで購入/神奈川・相模原市立橋本小」でお伝えしました。
ここからは、その後日談です。
おもちゃの販売の成功で自信をつけた児童たちは、その後も地元の企業にプレゼンに回り、協力の輪が広がりました。アスレチックは無事完成し、23年9月に企業の関係者らも招待し、完成を祝いました。
学校を訪れると、全長約28m、高さ3.3mの立派なアスレチックが校庭で存在感を放っていました。楽しい思い出のつまったアスレチックを見に来る卒業生がいるそうです。佐藤美佳校長は「すべてはベルマークから始まりました」と感慨深そうに話してくれました。

在校生の活動も活発です。今年2月18日には、「橋本小学校SDGsフェス」としてアリオ橋本店で、児童たちが考えたメニューのオリジナル弁当や大豆クッキーを販売する予定です。相模原市の魅力が伝わる食材を使ったのがポイントです。