カラーカプセル400個をベルマークで購入/神奈川・相模原市立橋本小


(2023/05/25)印刷する

 「老朽化で解体されたアスレチックを、もう一度建て直したい」

 神奈川県の相模原市立橋本小学校(佐藤美佳校長、児童857人)では昨年度、5年生が総合的な学習の時間に「50周年アスレチックプロジェクト」を進めてきました。同小のシンボルとして長く親しまれてきたアスレチックが老朽化のために取り壊されたのは昨年6月。新しいアスレチックを作りたいと子どもたちが立ち上がりました。そこで、資金集めに一役買ったのがベルマーク預金を使ったお買いもの。創立50周年を迎える2023年度の着工を目指し、プロジェクトが始まりました。

ベルマーク預金で買ったカラーカプセル

 プロジェクトを進めるにあたっては、デザイン、資金、宣伝、ベルマークの4つの部に分かれて、役割を分担することにしました。そのベルマークチームの成果の一つが、「カラーカプセル」の購入。ミニチュアのおもちゃを入れるプラスチック製のカプセルです。

 アスレチックの再建には資金が必要だと考えた子どもたちは、オリジナルグッズを作って300円で販売しようと思いつきました。販売方法をカプセルトイにすることで、店番がいなくても24時間いつでも買ってもらえて、より多くの収益が見込めると予想しました。

 カラーカプセルの調達に役立ったのがベルマークです。みんなでベルマークを持ち寄って、仕分け・集計に取り組み、これまで貯めていたベルマーク預金も加えて、黄、青、緑、赤の4色のカラーカプセルを各100個ずつ、協力会社の内田洋行から買うことができました。佐藤校長は「子どもたちが主体となって進めるプロジェクトのため、現金ではなく、身近にあるベルマークを活用できたことはありがたかった」と話してくれました。PTAの協力が得やすかったことも、成果につながったようです。

カプセルにオリジナルのバードコールを詰める作業も自分たちで

 カラーカプセルの中には、取り壊したアスレチックの廃材から作ったバードコールを入れることになりました。木片と金属がこすれると、鳥の鳴き声に似た音を出せる道具です。廃材の加工には地元・相模原の木工所の協力を得て、学校のある相模原市緑区のイメージキャラクター「ミウル」の焼印を押して仕上げました。

 販売場所に決まったアリオ橋本店では1月18日、ベルマーク部の児童が集まって「ガチャ設置式」を実施。専用マシンは地元の企業が無償で貸し出してくれました。式には、店長をはじめとした関係者や保護者、メディアにも出席を呼びかけて活動をアピールしたほか、テープカットも準備しました。

「ガチャ設置式」のプログラムにはテープカットも
カプセル回収箱も設置して準備万端
バードコールには「ミウル」の焼印

 最初にマシンを回す人は、ジャンケンのトーナメントで決めました。最後まで残ったのは、就学前の小さな女の子。お母さんと一緒にハンドルを回すと、黄色のカプセルが出てきました。

 「僕たちが全力を尽くして作ったものなので、ぜひ買ってください」という児童の終わりの言葉には、大きな拍手が送られました。

「何色が出てくるかな?」
アリオ橋本店には、宣伝部が作った掲示物が飾られていた
掲示物でベルマークの集計も紹介

 それから2ヵ月後。同校の体育館で3月23日に開かれたのは「感謝フェス」です。プロジェクトでお世話になった関係者を招いて感謝を伝える、5年生最後の総合的な学習の時間でした。4チームの代表者によるパネルディスカッションの時間もあり、ベルマーク部の中村祐稀さんは「マーク集めにはたくさんの人から協力を得ることができた。カラーカプセルの1個1個が、努力の結晶。鳥肌が立つくらい頑張った」と振り返りました。

 各方面からの寄付等にも支えられ、新しいアスレチックの建設が決まったことも発表されました。夏休み中に工事し、2学期には完成する予定です。

 ベルマークチームを担当していた齋藤茂樹先生は、プロジェクトを通して子どもたちの大きな成長を感じることができたそうです。「それまでは受け身だった姿勢が、積極的にアイデアを考えたり、先生に提案したりと主体的に動けるように変化した。まるで別人のよう」と語ってくれました。今後のテーマは「日本で一番有名なアスレチック」にすること。1年間身に付けた行動力や発信力を、これからもますます生かせそうです。

5年生全員でピース!

ベルマーク商品

不用パソコン

ベルマーク検収

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