イトーヨーカ堂とキリンビバレッジが協定/財団からは感謝状贈呈


(2022/04/07)印刷する

 大手総合スーパーのイトーヨーカ堂(本社・東京)と、ベルマーク協賛会社のキリンビバレッジ(ベルマーク番号54)は4月2日、「ベルマーク絆プロジェクト」を共同推進する協定書に調印しました。イトーヨーカ堂は、東日本大震災の被災地支援として全国の店舗でベルマークを収集、10年間で累計1500万点を財団に寄贈しました。この活動を支えたのがキリンビバレッジでした。両社は今後もベルマーク回収などに力を入れていく予定です。

オープニング式典に出席した関係者一同

 この協定は、両社が継続的にベルマークの回収と普及の活動を取り組んでいくことを規定しています。イトーヨーカ堂がSDGs(持続可能な開発目標)を意識して今春からスタートさせた社会貢献活動「ミライかけはしプロジェクト」とも連動し、ベルマークの店頭回収活動を実施します。2日に東京都足立区のアリオ西新井店でプロジェクトのオープニング式典があり、あいさつに立ったイトーヨーカ堂の山本哲也社長は、温暖化など世界が直面する課題に触れ、「サステナブルな社会づくりに積極的に取り組みます。日々のお買いものを、未来を変えるきっかけにしたい」と語りました。そして、ベルマークについては「皆様からお預かりした善意」と表現し、さらに「その普及活動を一層高めていきたいと、あらためて協定を締結しました」と話しました。

 イトーヨーカ堂は東日本大震災の直後から、復興支援の「東北かけはしプロジェクト」を展開してきました。東北名産品の販売などとともにベルマークも集め、毎年、ベルマーク財団に寄贈。キリンビバレッジが収集箱の提供などで活動を支えました。これをさらに発展させたのが今回の「ミライかけはし」です。

協定書を手にするイトーヨーカ堂の山本哲也社長(左)とキリンビバレッジの吉村透留社長

 式典には、キリンビバレッジの吉村透留社長、ベルマーク財団の小野高道常務理事も出席しました。吉村社長は「東北かけはし」の活動が10年続いたことについて「店に足を運びベルマーク商品を買ってくれたお客様に御礼申し上げます。今後もイトーヨーカ堂様とビジョンを共有し、子どもたちへの支援を継続していきたい」と話しました。小野常務理事は「震災被災校への援助を支えてくれた活動のひとつが『東北かけはし』でした。学校で集めたベルマークも、お買いもの額の1割が支援に使われています」とあいさつし、10年間の寄贈への感謝状をイトーヨーカ堂の山本社長に手渡しました。

感謝状を読み上げる小野高道ベルマーク財団常務理事(右)

 式にはプロジェクトに協賛する企業の関係者や報道陣などが多く集まりました。会場は大型店舗のイベントスペースで、周辺には各企業の社会貢献活動を紹介するパネル展示、売上額の1%を子供の未来応援基金に寄付する特別な商品の売り場なども設けられていました。また式の前後にはステージ上で企業マスコットの着ぐるみとの撮影会や、各企業の活動について○×で答えるクイズ大会が開かれ、たくさんの親子連れでにぎわいました。

 店のサービスカウンターには、キリンビバレッジがこのプロジェクトのために制作したベルマーくん型の新しい回収箱が早くも設置されていました。

プロジェクトにはキユーピーも協賛。コック姿の着ぐるみは人気を集めた
協賛する企業のパネル展示
サービスカウンターにあったベルマーくん型の回収箱

ベルマーク商品

インクカートリッジ

ベルマーク検収

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