キューアンドエーが集めたマークを仕分けて寄贈
(2021/11/08)印刷する
コールセンターの運営やICT(情報通信技術)のテクニカルサポート事業などを全国で展開するキューアンドエー株式会社(川田哲男社長、本社・東京都渋谷区)が、グループ会社とともに集めたベルマーク約7000点をベルマーク財団に寄贈しました。マークはきちんと仕分け・集計されていました。
同社は社会貢献活動のひとつとして2017年からベルマーク収集に取り組んでいます。今回届いたベルマークは、昨年8月から今年9月までの1年間に集めました。CSRに関する活動・広報業務を担う広報部が、グループ会社を含む約3000人の従業員や、親会社であるNECネッツエスアイにも協力を呼びかけ、大きな組織が一体となって取り組みました。
休憩室や執務室、自動販売機の横などに回収箱を置き、社内ネットや社内報で周知しました。広報部から全社へ送信するメールには、ベルマーク商品の紹介をフッターに記載し、社員に意識してもらえるよう心掛けました。さらに各事業拠点では「ベルマーク大使」を任命。参加の呼びかけをお願いして士気を高めました。
活動に賛同した親会社のNECネッツエスアイからも多くのベルマークが届きました。現在テレワークが中心で働く従業員も多い中、自宅で仕分けまで済ませてくれた方もいたようです。
仕分け・集計は、広報部と、同社のハピネス推進室から集まった5人が担当しました。ハピネス推進室は従業員内の「幸福度」を高めるために昨年4月に設置された組織です。5人は、2日間の作業日を定め、集中的に取り組みました。「毎年取り組んでいるベルマークですが、やっと作業に慣れてきたと感じています」と話してくれたのは広報部の大野香穂里さん。BGMをかけながら和やかな雰囲気で作業は進んだといいます。
作業中は「凄い量が集まったね!」「とても小さなベルマークもあるけれど、気が付いて集めてくれたなんて感激」「番号ごとに分けて送ってくれた人もいて、有り難いね」などと会話を楽しむ時間もあった一方、無言で黙々と仕分けに集中した時間もあったそうです。こうしたメリハリの付け方が、効率の良い作業の秘訣なのかもしれません。
大野さんは、同社でのベルマーク収集について「生活の中で、ちょっと意識するだけで出来る活動」と表現します。さらに、「『ボランティア活動をするぞ』と構える必要がなく、コロナ禍であっても活動が続けられる」ことが、2017年以来、活動を継続できている理由だと分析しています。
今後の展望について、「誰かひとりが頑張るのではなく、従業員全員の意識を少しずつ高めることで、子どもたちへの支援につなげたい」と話してくれました。
キューアンドエーでは、ベルマーク運動の他にもさまざまな社会貢献活動にも力を入れています。生産性の高いITスキルを持つ強みを活かした「サイバーパトロール隊」や、コールセンターの拠点にマナーを教える専任トレーナーが配置されていることを活かした、高校生向けの「ビジネスマナー・キャリアステップ研修」もそのひとつです。
同社のホームページには、CSRやSDGsの取り組みが紹介されており、ベルマーク運動の紹介も掲載されています。
・「CSRの取り組み」(キューアンドエー株式会社)
https://www.qac.jp/company/csr.html
・「SDGsの取り組み」(キューアンドエー株式会社)
https://www.qac.jp/company/sdgs.html
・「キューアンドエー株式会社がベルマーク1万点を寄贈」(2018/09/11)
https://www.bellmark.or.jp/topics/supporter/30003188/
・「キューアンドエー株式会社・社員3000人がベルマークを収集」(2017/10/05)