豊橋市のマークが集まる場所「わくわく」
(2018/10/15)印刷する
「豊橋市役所 庁内障害者ワークステーション わくわく」がマーク仕分けを開始
愛知県豊橋市の市役所内にある「庁内障害者ワークステーション わくわく」が今年4月から、市が集めたベルマークの仕分けを開始しました。
わくわくでは、スタッフ6人と市の職員である支援員2人が各部署から依頼される書類の印刷や製本、通知文の封入、執務室などの清掃、データ入力など幅広い事務、作業をしています。市がベルマーク運動を開始した2016年からインクカートリッジを仕分けてきましたが、開始から2年が経ち新たにベルマークの整理・集計も業務に取り入れることになりました。3ヶ月に一度、教育政策課から袋いっぱいのマークを預かって作業します。
まずバラバラの状態で袋に入っているマークを、協賛会社別にスペースが分かれた木箱に入れていくところから始めます。このとき、あまり大きいマークは後で数えやすいように枠に沿って切り取ります。
続いて、マス目入りの台紙の上に同じ点数のマークを並べていきます。100マスあるので、全部並べると自動的に100枚だと数えられる仕組みです。
最後に、整理袋に枚数と点数を記入してマークを入れ、封をすれば完成です。
スタッフの金折さんは「種類が多くて分けるのが大変ですが、集まる量が多い会社はまとめて数えるなど工夫しています」と話してくれました。
インクカートリッジはメーカーごとに分別して数えます。インクで汚れないよう軍手とジャンパーを着用し、机の上にシートを敷いて作業します。メモ用紙と鉛筆を横に置いて数を書き留めながら進め、作業が途中で終わっても次回続けて行えるようにその日の集計結果を表に記入します。現在は市内162の応援企業から沢山のカートリッジが届くため、何時間も集中して作業する日もあるそうです。
支援員を務める豊橋市総務部人事課の森敬司さんは、「小さいマークがあったり、扇風機の風で飛びそうになったりと根気がいる作業なので、期間を決めてスタッフ総出で頑張っています。一生懸命やっていると段々やみつきになりますね」と話しました。
わくわくで仕分けられたマークは3000点ずつ市内の小中学校に配布し、設備助成に役立てています。