コープこうべが被災校にマーク44万点寄贈
(2014/10/09)印刷する
「生協の原点は助け合い」
兵庫県を中心に活動する生活協同組合コープこうべ(神戸市東灘区、組合員約167万人)の第1地区は、東日本大震災で被災した宮城県の気仙沼市立松岩小学校と南三陸町立伊里前(いさとまえ)小学校に3年間で計44万4385点のベルマークを寄贈しました。地区本部にベルマークサークルを作って組合員らに呼びかけ、支援の輪を広げています。
第1地区は、京阪神のベッドタウンの宝塚市、川西市、伊丹市、尼崎市、猪名川町がエリア。地域の半数以上の世帯が生協に加盟しており、組合員は約27万人います。
10月7日、宝塚市内の地区本部の集会所に集まった10数人が回収したマークの仕分け作業に取りかかりました。4月からの8万5248点を段ボールに詰め、松岩小学校に発送しました。同小学校にはこれが5回目の発送です。リーダーの小暮記代子さんは「こつこつ集めたベルマークで被災地の子どもが喜んでくれたらうれしい」と話します。
震災から3か月後、組合員の有志が、被災した人から被災地の様子を聞いたところ「私たちにも何かできないか」という話が持ち上がりました。1995年1月の阪神淡路大震災を経験した人もおり、とても他人事とは思えなかったそうです。
思いついたのがベルマークでした。子どもが小学生の頃、PTA活動として携わったお母さん方が多く「ベルマークなら身近な活動で支援できる」と決まったそうです。
最初は10人ほどで始めましたが、次々と仲間が増え、翌年、生協内のサークル活動として「ベルすみれ」と名付けて発足しました。NPOから、松岩小と伊里前小を紹介され、支援先にしました。
マーク集めは、地区内にあるコープの店舗に回収箱を置き、「被災地の子どもたちに支援を」と呼びかけています。毎月発行しているエリア情報誌にも、ベルマーク集めの記事を載せています。この活動が、コープこうべ内のほかの地区にも広がり同様のサークルができています。
松岩小学校では、贈られたベルマークでキーボードや体育用のマット、平均台、家庭科の授業で使うアイロンなどを購入したそうです。小暮さんは「生協の原点は助け合いです。被災地の子どものために長くベルマークの支援を続けたい」と言います。


