ベルマーク便りコンクール優秀賞・飯塚市立伊岐須小


(2026/03/03)印刷する

 活動に参加してみて初めて分かった楽しさを伝えようと、広報物づくりに取り組んでいる学校があります。ベルマーク便りコンクールで優秀賞を受賞したのは、福岡県飯塚市の市立伊岐須小学校(岡松賢吾校長、児童440人)です。応募作品はPTAベルマーク委員会による「ベルマークだより」と「ご協力のご案内」、そして広報委員会が発行したPTA新聞「IGISU news」です。

 今年度のベルマーク委員は9人。年度始めに協力を呼びかけて集まってくれた皆さんです。中でも、コンクールへの応募を決めた委員長の倉地芳美さんの参加歴は長く、ベルマーク委員になったのは今から7年前。2年目は副委員長に、3年目から現在まで委員長をしています。「もともと『何か活動をしたい』という気持ちがあり、あまり深い考えはなくベルマークを選んでみたのが始まり」でしたが、委員長になってから活動に対する意識が高まったといいます。

2時間で集中して仕分け・集計に取り組む
回収コーナー。子どもたちは昼休みにマークを入れにきてくれるそう
ペットボトルに色のついた紙を丸めて入れ、華やかに

 ベルマーク委員が集まるのは年2回。1回につき2時間、マークの仕分け・集計をします。活動をスムーズに始められるよう、委員長と副委員長は活動日までに、回収ボックスに入っているマークを整理袋に移しておきます。後日、委員長が送り状を記入しますが、「合計点数を出してみたことで点数の変化に気付いたり、みんなの協力が還元につながっているのを実感したりと、感じることが増えました」と倉地さん。「割戻寄付金受領書」をきっかけに、運動が支援につながるしくみも知り、そのような内容を伝えたいと考えて発行したのが「ベルマークだより」です。

 「ベルマークだより」の左半分では、運動のしくみや目的を紹介しました。右半分では昨年ベルマーク預金で顕微鏡2台を買ったことを報告しました。子どもたちが書いてくれた「大切に使います」「いろいろなものを見たい」「けんび鏡でみた花粉はきれいでした」というメッセージが大きく載っています。教務でPTA担当の森方辰史先生からのコメントが、子どもたちの役に立っていることをより実感させてくれます。

ベルマーク委員会発行の「ベルマークだより」

 学校の要望を踏まえて決まった顕微鏡の購入はとても大きなニュースでした。このお買いものと、ベルマーク委員会の活動をPTA新聞で大々的に取り上げようと考えたのが広報委員長の宮下優子さんです。「IGISU news」は、広報委員会が学期ごとに年3回発行している6ページ構成のPTA新聞です。顕微鏡をのぞき込む子どもたちの生き生きとした表情や、活動に取り組む保護者の笑顔の写真を多く使っています。作成にあたっては「自分が見た場の雰囲気を、そのまま紙面に落とし込んだ」そうです。

広報委員会発行のPTA新聞「IGISU news」

委員の皆さんの声も紹介

 ベルマーク活動について、倉地さんは「やるまでは構えてしまうかもしれない。でも実際に参加してみると楽しさを実感できる」。今回、優秀賞の受賞に大きく貢献した宮下さんは「PTA活動の楽しさを私たちは『体験』してきた。それをしっかり保護者の方に伝えたかった」と語ります。共通しているのは「楽しさ」というキーワード。応募作品から伝わる明るい雰囲気の背景にあったのは、子どもたちに還元できる活動を楽しむ保護者の姿でした。

「テトラパック、10kg超えました」
ベルマーク委員長と副委員長で発送作業
置き場の看板を作ったことで、回収率が上がった

 伊岐須小PTAには4つの専門委員会があります。総務文教、安全、広報、ベルマークです。そして、委員会とは別に5人の役員がいます。PTA会長として、活動を取りまとめているのが三明直子さん。今年度で会長になって6年目で、PTA活動全体の変化を感じてきました。「活動が難しかったコロナ禍が終わり、先生方の働き方改革もあり、『何のために必要な活動か』を見直すことで良いかたちに移行できている」といいます。

 岡松校長は「子どもたちの健やかなる成長のために、架け橋になっているのが学校と保護者」と語ります。PTA活動そのものが目的ではなく、どうすればその先の成長につなげられるかという視点をもつことの大切さです。

 「ベルマークを専門とした独自の委員会があることが、伊岐須小に通う子どもたちと保護者の意識の高さにつながっていると思う」とベルマーク委員会の存在の大きさについても話してくれました。

活動日に集まった皆さん。先生方も一緒に

ベルマーク商品

12粒 ミルクキャラメル

ベルマーク検収

今週の作業日:3/9~3/13
2/17までの受付分を作業中