タカラ・エムシーとキリンビバレッジ、オイスカ高に今年2回目の寄贈


(2022/12/14)印刷する

 静岡県を中心にスーパーマーケットを展開しているタカラ・エムシー(本社・静岡市駿河区)と、協賛会社のキリンビバレッジ(ベルマーク番号54)が共同キャンペーンと回収箱の設置で集めたベルマークを11月9日、オイスカ浜松国際高等学校(鬼石貞治校長、生徒273人)に寄贈しました。

キリンビバレッジ提供の商品を1人1本手に持って

 キャンペーンの実施は2回目です。前回の贈呈式は今年2月に開かれたばかりで、短い期間でありながら、前回の倍を超える量のベルマークが集まりました。約2時間のプログラムには、同校のベルマーク活動の中心的役割を担う奉仕活動委員会によるプレゼンテーションや、キリンビバレッジの社員によるSDGs勉強会、ベルマークの仕分け体験も盛り込まれました。

 会場の視聴覚室には奉仕活動委員会の生徒と、タカラ・エムシーの上野拓社長をはじめとした関係者が集まりました。全校生徒が各教室からリモートで見守る中、上野社長が代表生徒に手渡したのは、フードマーケットマムのオリジナルマイバッグ3袋に詰まったベルマーク。「前回は1袋でしたが、フードマーケットマム全店舗に回収箱を置いたところ、こんなにたくさんのベルマークが集まりました」と説明したのはタカラ・エムシーの戸田晴奈さんです。

タカラ・エムシーの上野拓社長(右)が生徒にマークを手渡した
3袋分のベルマークを抱える生徒

 ベルマークの寄贈を受けて、奉仕活動委員会が最近の活動について報告しました。貯めたベルマーク預金は海外の子どもたちを助ける「友愛援助」への寄付に使っていること、寄付先に選んでいる公益財団法人オイスカの「子供の森」計画は1991年から長く続いている植林活動であること、そして、キリンビバレッジのような協賛会社にこれからも活動を応援してもらいたいことを伝えました。

 今年8月に出場した「高校生ボランティア・アワード(主催・公益財団法人風に立つライオン基金)」の全国大会についても触れました。社会貢献活動をしている高校生が取り組みをアピールする大会で、エントリーした145校のうち98校が全国大会に進出。奉仕活動委員も東京都新宿区の会場でブースを設置することができました。委員長の松尾雄太さん(2年)は「広く活動を知ってもらうためには、ブースに人を集めるところから自分たちでしなければならなかったのが難しかった」と振り返りました。

奉仕活動委員会によるプレゼンテーション

 「社会貢献は継続していくことが大事。ぜひまた協力したい」と心強いメッセージで贈呈式を結んだのは上野社長。オイスカ高校の鬼石校長は「校内だけだった活動からの突破口をいただいた」と協力してくれた企業に感謝を伝えました。

 続いて、キリンビバレッジの主力商品「午後の紅茶」を用いた「SDGs勉強会」が開かれました。講師を務めたのは同社営業部戦略推進担当部長の高井美奈さん。高井さんは「紅茶アドバイザー」の資格を持ち、茶葉の産地スリランカに赴いたこともある紅茶のエキスパートです。

 「午後の紅茶ストレートティー」の茶葉はスリランカ産。同社はスリランカの農園がレインフォレスト・アライアンス認証を取得できるよう取り組みを続けており、これまで93の大農園、120の小農園を支援してきました。取得には、働く人の人権から、茶葉を育てる環境づくりまで、持続可能な活動が求められます。高井さんは、良質な茶葉を長く作り続けられるよう継続して支援することの重要性を訴えました。

講師を務めたキリンビバレッジ営業部戦略推進担当部長の高井美奈さん

 タカラ・エムシーとキリンビバレッジの社員は、ベルマークの仕分けも体験しました。2年生の教室で生徒に交ざって、たくさんのマークの中からキリンビバレッジのものを取り出していきます。生徒が伝えていたコツは、ベルマーク番号の「54」という数字や「生茶」の緑色、「キリンレモン」の黄色いレモンのマークを頭に思い浮かべながら手を動かすこと。社会人と高校生が交流する貴重な機会にもなったようです。

上野社長もベルマーク仕分けを体験

 「地元の子どもたちの明日を応援!」と題した今回の企画。キリンビバレッジの商品についているベルマーク1枚以上と、その商品を含む550円以上のレシートを送ると、抽選で計100人に静岡の特産品が当たるキャンペーンでした。

 <リンク>

・「キリンビバレッジとタカラ・エムシーがオイスカ高に寄贈」(2022/03/04)

 https://www.bellmark.or.jp/sponsor/news/30005060/

ベルマーク商品

アルトリコーダー 509B(E)

ベルマーク検収

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