東京・中野中の2年生6人が財団を見学


(2022/02/28)印刷する

 東京都中野区の区立中野中学校(弓田豊校長、生徒339人)の2年生6人が2月17日、ベルマーク財団を見学に訪れました。総合的な学習の時間に実施している「社会貢献活動の調査」のためです。

 最初に職員から、ベルマークは集めると自分の学校の備品が買えると同時に、被災校やへき地校の支援にもなることを説明。運動を紹介する動画「未来を育むベルマーク」を見てもらいます。

 その後、実際に送られてきたマークの検収作業を見学しました。大量のマークを一日中チェックしている、という話を職員から聞いて「僕にはとてもできない」と言う子も。明細さえきちんとしていれば、マーク整理の仕方には決まりはないことなどを学びます。

 続いて倉庫へ。全国から届いたベルマークを保管してあるところです。たくさんの段ボール箱を前に、職員から「いま、ここにあるベルマークを全部足すと何点になると思う?」と問われた6人は、自信なさそうに「500万点くらい?」。正解は約3800万点でした。

 中野中では今年度、生徒みんなにタブレット端末が配られたそう。見学中もタブレットで写真を撮り、メモは画面に打ち込みます。

 最後は質問タイム。「なぜベルのマークなのか」「参加校と参加人数は?」など、様々な疑問を投げかけてきます。マークの形は愛の鐘を鳴らすというイメージから。参加校は約2万6000。その世帯数を全部足すと、約800万にも。もちろんその全員が関わっている訳ではないでしょうが、参加できる可能性を考慮したひとつの指標です。

 「社会貢献活動のやりがいは何?」「ボランティアや社会貢献活動とは、何だと思いますか」という質問には、笑顔をみんなと分かち合うため、と答えました。その方が、自分も含めて、みんな幸せになれるから。子どもたちやその周囲の人たちの笑顔に出会えるのが、ベルマーク運動の魅力です。

 見学の成果は学校に戻った後にタブレットを使ってまとめ、大型モニターで発表するそうです。6人全員に本日の感想を聞いてみました。

 「気軽に取り組める活動と分かった」「今後はもっと積極的に集めたい」「ボランティアという言葉のイメージと違って普通の会社のよう」「マークのチェックは自分なら半日もたない」「陰で支えてくれる人がいて運動が成り立つと分かった」「以前は何も考えずマークを持参していたけど、これからはちゃんと意識して持って行こうかな」

 中野中による社会貢献活動調査は、毎年のようにベルマーク財団を訪問先として選んでくれています。昨年はコロナ禍で調査そのものが中止になりましたが、今回は計18グループに分かれて実施。4事業所がリモートになった他は、ベルマーク財団も含めて直接訪問できた、とのことでした。

 みなさん、ベルマークのことを理解してくれてありがとうございました。素敵な発表作品を作ってください。

ベルマーク商品

広東風ふかひれスープ

ベルマーク検収

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