環境展示会「エコプロ2024」に協賛会社が出展


(2024/12/16)印刷する

 国内最大級の環境展示会「エコプロ2024」が12月4~6日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されました。環境に配慮した製品や技術を集めた展示会で、約470社・団体が出展、3日間で合計約6万8000人が来場しました。

 ベルマークの協賛会社からは、キユーピー(ベルマーク番号07)、明治(同25)、NGP日本自動車リサイクル事業協同組合(同76)が出展しました。

 キユーピーのブースには〝サステナブルな食〟を展開するブランド「GREEN KEWPIE」の商品が並びました。卵や乳などの代わりに植物性原材料で作ったドレッシングやパスタソース、マヨネーズタイプ調味料、独自の技術で卵の味わいを再現した「HOBOTAMA(ほぼたま)」などです。

 植物由来の原材料を用いて肉や魚など動物性食品を再現した加工品を「プラントベースフード」と呼びます。環境に配慮するエシカル消費の観点から、近年注目されている分野です。プラントベースフードは、畜産物に比べ、ずっと少ない天然資源で生産できるからです。


 明治のブースでは、大きなカカオの模型が人目を引いていました。同社は長年、カカオ生産地に直接出向き、カカオ農家を支援しています。カカオの実を収穫、豆になるまでの生産方法や、チョコレートの製造工程などを模型やパネル、モニターを使って紹介しました。児童労働や森林減少など産地が抱える社会問題も学べる学習帳も配布し、多くの小中高校生が訪れていました。

 カカオ豆の種皮を使った樹脂プラスチックなど新たな用途の展示もありました。


 NGPのブースでは、廃棄物を最小限に抑え、環境負荷を減らす「サーキュラーエコノミー」の取り組みについて、動画とクイズで紹介しました。

 組合に加入している工場は、配車を引き取ったあと、再利用できる部品はリユース部品として取り出し、再利用できない部分は資源としてリサイクルします。自動車リユース部品と適正なリサイクル処理を実施することで、2030年までに50万トン以上のCO₂を削減する目標を掲げています。2024年は2万4097トンを削減し、これはブナの木約219万本分の吸収量に相当するそうです。

 NGPの自動車リユース部品には、品質を保証する「NGPギャランティシール」にベルマークが付いています。


ベルマーク商品

チェルシー バタースカッチ 10粒

ベルマーク検収

今週の作業日:1/20~1/24
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