ダイレックス・湖池屋・キリンビバレッジが約17万点を寄贈


(2022/07/08)印刷する

 ディスカウントストアを展開しているダイレックスが、ベルマーク協賛会社の湖池屋(ベルマーク番号77)、キリンビバレッジ(同54)と共同でキャンペーンを実施して集めたベルマークを、佐賀市立高木瀬小学校(松島正和校長、児童851人)に寄贈しました。今回のキャンペーンでは16万8134点が集まり、同校の体育館で6月29日に贈呈式が開かれました。

関係者と6年生の子どもたちで記念撮影

 九州を中心に約300の店舗を持ち、佐賀市に本社を構えるダイレックスは、一昨年に初めてキリンビバレッジと共同でキャンペーンを実施。集まった約11万点を高木瀬小に寄贈しました。今回は第2弾として、昨年10月から11月に湖池屋も加わって集められたマークです。

 贈呈式には、全校児童を代表して6年生145人が参加。松島校長は初めに、「何より嬉しいのは、地域の企業の皆さんが高木瀬小のみんなの頑張りをしっかり見てくれていること」と子どもたちに伝えました。キリンビバレッジの村山浩義・西日本統括本部長は、今回の取り組みが地域・学校・企業のパートナーシップも生み出し、SDGsの達成にもつながることを説明しました。湖池屋の有麻和秀・営業本部西日本統括部長は、キャンペーンに参加した経緯を「高木瀬小のみんなが元気に頑張っていると聞いて、ぜひ私たちも頑張りたいと思ったからです」と話しました。

 続いて、キリンビバレッジの担当者によるSDGsの解説がありました。同社九州支社流通部の池田大志さんは、ベルマーク運動がSDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」の達成につながることを説明。キリンホールディングス・ヘルスサイエンス事業部の神谷芳隆さんが説明したのは目標3の「すべての人に健康と福祉を」。普段から手洗いやうがいをして健康管理をすることが、実はSDGsにもつながっていると話しました。「免疫」という言葉にも触れ、高木瀬小のみんなの勉強に役立つよう、マンガ「学研まんがでよくわかるシリーズ 免疫のひみつ」を寄贈することも発表しました。

高木瀬小に贈呈された記念品

 ベルマーク16万8134点分の目録は、ダイレックスの多田高志・代表取締役社長から児童代表に手渡されました。児童代表には、ベルマークの仕分けを担当しているボランティア委員が選ばれ、「たくさんのベルマークと記念品をもらえて嬉しい」「高木瀬小では去年、傘立てやタイマーをベルマークで買いました。学校生活に役立っています」と感謝を伝えました。ダイレックスには、ベルマーク財団から感謝状を贈呈しました。

 多田社長は「今回寄贈したベルマークを有効に使っていただき、より良い豊かな学校生活を過ごしてもらいたいです」と式を締めくくりました。

 このキャンペーンは、「ベルマークで応募!“おうち時間”充実キャンペーン」と題して、ダイレックスで湖池屋かキリンビバレッジの商品を購入し、商品に付いた1点以上のベルマークをハガキに貼って送ると、抽選で賞品が当たる企画でした。

 集まったマークの仕分け・集計は、障害者就労継続支援B型事業所 ホップ・ステップ・カムラック!(株式会社カムラック 本社・福岡市博多区)の利用者が行い、贈呈式の会場にはていねいに整理されたベルマークが並べられていました。

ていねいに整理された16万8134点分のベルマーク

 高木瀬小は昨年度、これまで集めたベルマーク点数が700万点の大台を達成しました。同校では、PTA環境委員会と、児童のボランティア委員会が協力してベルマーク活動をしており、この日は環境委員や卒業生の保護者も駆けつました。昨年度、今年度と2年連続で環境委員長を務める田中良子さんは「たくさん集まったマークの現物を自分の目で見たくて来ました。本当に嬉しい」と話してくれました。

 贈呈式には2020年度に環境委員長を務めた武藤千亜紀さんも来ていました。以前、財団では「親子のふれあい活動」を生み出した武藤さんを取材したことがあります。

・「ベルマーク貯金箱」を通した親子のふれあい活動/佐賀・佐賀市立高木瀬小

 https://www.bellmark.or.jp/topics/participation/30004500/

児童のボランティア委員。保護者と協力してベルマーク活動をしている
贈呈式に駆けつけた保護者の皆さん。左から2番目が田中良子さん、右端が武藤千亜紀さん

ベルマーク商品

ラピーテープ 18×8m

ベルマーク検収

今週の作業日:4/22~4/26
2/19までの受付分を作業中