セイコーエプソンが9万6千点を寄贈


(2022/06/06)印刷する

 セイコーエプソン株式会社から、ベルマーク9万6千点分の点数証明書はがきが財団に寄贈されました。協賛会社のエプソン販売(ベルマーク番号73)の親会社である同社は2012年から使用済みの自社製インク・トナーカートリッジを回収し、ベルマーク点数証明書はがきに交換したうえで財団に寄贈する取り組みを続けています。

寄贈された点数証明書はがき

 収集期間は2021年4月から2022年3月の1年間。長野県諏訪市にある本社に加えて、全国各地の事業所やセンター、子会社の協力も得ました。各拠点からの集約を担当している総務部・社会支援担当の佐藤幸子さんは、「特に都市部の事業所で在宅勤務を進めており、来客も制限していることから、例年通りの回収が難しかった」と振り返ります。そのような状況下であっても、インクカートリッジは19034個、トナーカートリッジは31個も集まりました。

 カートリッジの回収は今年度も引き続き行っています。今後は「コロナ以前の20万点レベルに戻していきたい」と目標を話してくれました。

 エプソン販売は2004年、カートリッジのリサイクルとベルマークを連動させた最初の会社として、ベルマーク運動の協賛会社になりました。インクカートリッジは5点、トナーカートリッジは50点に換算されます。ベルマーク預金を貯めることが、同時にリサイクルの推進にもつながるしくみの発案は画期的でした。

 「ベルマーク運動は私たち一人一人が取り組める社会貢献活動。リサイクルを通じて環境課題を意識していただく機会にもなると思います」と佐藤さん。「引き続き、多くの方の協力を得て、リサイクルを推し進めていきたい」と語りました。

 佐藤さんは、セイコーエプソンが幅広く展開する社会貢献活動についても教えてくれました。今年3月に同社は、エプソンヨーロッパなども含めたエプソングループとしてウクライナへの人道支援を実施。100万USドルの寄付を実施しました。さらに5月にも19万USドルの寄付を行いました。社員やOBから救援金を募り、その同額を会社がマッチングギフトとして上乗せしたそうです。

 今年5月18日、セイコーエプソンは創業80周年を迎えました。それを機に、「創業記念館」をオープンしたほか、従来からある「ものづくり歴史館」の改装も行いました。見学は事前申込制です。

 ・セイコーエプソン創業80周年 これまでの歩みを紹介する『エプソンミュージアム諏訪』をオープン

 https://www.epson.jp/osirase/2022/220518.htm?fwlink=jptop_news_22518


 ・セイコーエプソンが45万点を寄贈/従業員らがインクカートリッジを収集(2019/08/07)

 https://www.bellmark.or.jp/sponsor/news/30003793/

 ・カートリッジは手作業でリサイクルへ/エプソンミズベ(2019/10/30)

 https://www.bellmark.or.jp/sponsor/news/30003902/

 ・本社事業所の「ものづくり歴史館」の見学ができます/セイコーエプソン(2019/10/30)

 https://www.bellmark.or.jp/sponsor/news/30003901/

ベルマーク商品

三温糖1㎏

ベルマーク検収

今週の作業日:4/22~4/26
2/16までの受付分を作業中