自動車リサイクルで持続可能な社会を/NGP


(2022/05/09)印刷する

 協賛会社NGP日本自動車リサイクル事業協同組合(ベルマーク番号76)から届いた資料を以下にご紹介します。

 NGP日本自動車リサイクル事業協同組合は、不要になった車を引取り、徹底的なリサイクルを行う、全国134社162拠点の自動車リサイクル事業者で構成される事業協同組合です。

 「人と車と地球にやさしく 自動車リサイクル事業を通して、子どもたちと地球の未来を考えます。」とのSDGs宣言のもと、持続可能な社会の実現に向けて活動しており、ベルマーク運動には「協賛会社」として2012年4月より参加しています。

 NGPの活動とベルマークがついている「自動車リサイクル部品」についてご紹介させていただきます。

①車を徹底的にリサイクル!

 廃車になった自動車はオイルやガソリンなど適正に処理をして、まだ使える部品を丁寧に取り外し、「リサイクル部品」として再利用しています。リサイクル部品は、新品部品と比べてCO2削減効果があり、廃棄物も抑制することができます。このNGPのリサイクル部品に貼付されている「ギャランティー(品質保証)シール」にベルマーク「5点」がついています。

まだ使える部品を取り外す様子
ギャランティーシール

 部品として再利用できない部分は、機械と手作業によって鉄や銅、アルミなど資源を徹底的に分別することで、車のリサイクル率99%を達成しています。これらの資源は、電化製品やスチール缶など生活の中の身近なものへとリサイクルされます。

ニブラと呼ばれる重機で素材ごとに分別
素材ごとに資源としてリサイクル

②車以外もリサイクル!

 NGPでは、「NGPアップサイクルプロジェクト」として、廃棄物から価値あるものを創造する取組を行っています。

 その第一弾としてこれまで廃棄物となっていた廃車の取扱説明書を資源として、子どもたちが環境について学ぶための「環境教育ノート」を製作。廃車の取扱説明書3,800kg(廃車15,200台分)が「環境教育ノート」30,100冊に生まれ変わりました。

焼却処分されていた自動車の取扱説明書 ⇒「環境教育ノート」にアップサイクル

 「環境教育ノート」は、NGPが行う工場見学や、コロナ禍でも安心して工場見学が体験できるNGPバーチャル工場見学で、全国の小中学生に配布しています。2021年は、日本全国/海外の合計23校、1,443名の子どもたちに対してバーチャル工場見学会を実施しました。

 アップサイクルしたノートを実際に触れることで自動車リサイクルについてだけでなく、廃棄物の抑制や3R(リユース・リデュース・リサイクル)の大切さを学ぶために使われています。

工場見学会でノートの製造過程を学ぶ様子
バーチャル工場見学会の様子


③香川県豊島での「環境保全・再生活動」

 1970年代から産業廃棄物の不法投棄が行われ、大きな社会問題となった「豊島事件」。香川県の小さな島「豊島(てしま)」で発生したこの事件は、産業廃棄物の多くが自動車の破砕くずでした。

 自動車リサイクルに関わる事業者として、豊島の環境を元に戻すのは我々の使命であるとの想いから、2019年より豊島での環境保全・再生活動を行っています。

豊島での海岸漂着ゴミ回収活動
豊島での国立公園原状回復活動

④廃車買取サービス「廃車王」によるSDGsへの貢献

 全国テレビCMでもおなじみのNGPが運営する「廃車王」は、お客様から引取した廃車を適正処理し、廃車1台ごとに、また、リサイクル部品を使用することで得られるCO2削減量に応じて、香川県豊島の環境保全・再生活動に利用される寄付を行っています。


 お客様のお車が廃車王を通じて持続可能な社会の実現に貢献します。

 NGPは、廃棄物抑制と資源循環をさらに高度化し、子どもたちのために持続可能な社会と美しい地球に住める未来を創造していきたいと考えています。

 NGPの活動についてはコチラ

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