「ファミリーマートありがとうの手紙コンテスト2019」表彰式


(2020/02/07)印刷する

 協賛会社のファミリーマート(ベルマーク番号23)が主催する、小学生を対象にした「ファミリーマートありがとうの手紙コンテスト2019」の受賞者が決まりました。子どもたちが感謝の気持ちを「文字」や「言葉」で伝え、コミュニケーションを持つことの大切さを学んでほしいとの思いから2009年に始まったコンテストです。前回を上回る4万130通の応募があり、審査員長のジャーナリスト池上彰さんら5人の審査員による最終審査で、計21人が最優秀作品賞、35人が審査員特別賞、7校が学校・団体賞に選ばれました。

ファミリーマート伊藤聡部長から表彰状を受け取る佐々木悠真さん

 そのうち、関東1ブロック(東京都・神奈川県)低学年の部で最優秀作品賞に輝いたのは、海老名市立東柏ケ谷小学校1年の佐々木悠真さんです。宿題をやりたくないと思った時、ベランダで聞こえたミンミンゼミの「おじいさんみたいなおとこらしい」鳴き声。悠真さんはそれをお坊さんのお経の声に例え、励ましの言葉に聞こえたとして、セミへの感謝と自らの意欲を手紙につづりました。手紙の左にはセミ、右にはお坊さんを大きく描いたイラストが。審査では、ユニークでインパクトのあるイラストの意味が手紙を読み進めていくと分かる構成や、個性的な感性の秀逸さが評価されました。

悠真さんの作品

 佐々木悠真さんへの表彰は1月28日、横浜市神奈川区にあるファミリーマート神奈川ディストリクト事務所で開催され、ご両親と兄、祖母と一緒に訪れた悠真さんは少し緊張した表情でした。式では伊藤聡神奈川ディストリクト部長が「素直にありがとうを言えるのと同時に、前向きな気持ちが文章からすごく伝わりました。読んでいる私も、仕事を頑張らなきゃいけないなと思いました」とお祝いの言葉を述べ、表彰状と副賞の図書カード、記念品のメモリアルブックの目録を手渡しました。そして悠真さんが受賞作品をしっかりとした口調で朗読しました。

作品を朗読する悠真さん

 続いて、手紙への「お返事」が披露されました。なんとセミからのもの。父の卓さんが代読しました。「がんばって、しゅくだいをやってほしいな…。とおもったので、おきょうをあげているようなこえでないてみました。どうやら、ゆうまくんに、このおもいがつたわったみたいだね」。手紙にはセミとお坊さんが貼り絵で描かれていました。絵も文も、母の明日香さんが作りました。

母の明日香さん作のセミからのお返事
セミからのお返事を代読する父の卓さん

 次に、小学校の担任、齋藤美千代先生からのお返事を祖母の曽根里美さんが読み上げました。「生きているものみんなが悠真さんの応援団です。また色々なことにチャレンジして下さい」。セミの形に切り抜いた画用紙で作られた手紙で、羽根を開くと文章が出てくる工夫作でした。

担任の齋藤美千代先生からのお返事
担任の齋藤先生からの手紙を代読する祖母の曽根里美さん

 実は、悠真さんの兄の秀虎さん(海老名市立柏ケ谷中学校1年)も「ありがとうの手紙コンテスト」の受賞者。小2のとき、行きつけの「とこやさん」への感謝の手紙で審査員特別賞に選ばれており、これでうれしい兄弟受賞となりました。

 悠真さんの受賞作品を朗読した音声が1月、ファミリーマートの店内放送で流れました。それを聴きにいった悠真さんは、もじもじしながらも嬉しそうで、聴き終えた後「今年もまた書こう」と話していたそうです。

キャラクター「ファミッペ」と記念撮影
兄の秀虎さん(写真右)は2014年に同コンテストで審査員特別賞を受賞。兄弟の入賞を祝いました

悠真さんと一緒に、後列左から祖母の曽根里美さん、父の卓さん、兄の秀虎さん、母の明日香さん

 審査は全国を7ブロックに分けて、それぞれ低学年・中学年・高学年ごとに最優秀作品を決め、惜しくも選に漏れた作品を審査員特別賞としました。受賞作品はファミリーマートのホームページで読むことができ、最優秀作品は朗読も聞けます。審査員長の池上さんは「今回は応募総数が増えたこともあるのか、文章力が格段にあがっており、結果として観察力、表現力が見事な作品を選ぶことができたという手ごたえがありました。読んでいて思わず涙が溢れ出てきそうになる心うたれる作品も多かったです」と講評しています。

【リンク】 「ありがとうの手紙コンテスト2019」(外部リンク)

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