第２回NEWクレラップクレハカット選手権が開催

(2019/10/25)印刷する

　「第２回NEWクレラップクレハカット選手権」決勝大会が10月19日にKITTE丸の内1Fアトリウム（東京都千代田区）で開かれました。協賛会社のクレハ（ベルマーク番号10）主催で、制限時間30秒でいくつの食器にラップをかけられるかを競う大会です。全国５会場（東京、福岡、名古屋、大阪、仙台）での地区予選を経て、グランプリ（優勝者）の賞品、100万円相当の純金製ミニチュアサイズNEWクレラップを目指し、14人が真剣勝負を繰り広げました。

純金製ミニチュアサイズNEWクレラップ（クレハ提供）

　選手たちは、この大会のために自分で付けた「クレハカットネーム」が画面に映し出される中、それぞれのお気に入りの曲で登場しました。サザンオールスターズの「東京VICTORY」をバックに現れたポニョさんは名古屋からの参戦。「東京だからこの曲を選んだ」そうです。

　続いてのルール説明では、NEWクレラップにベルマークが付いていることが紹介されました。司会者は「はさみがなくてもベルマークを切り取ることが出来ます」とアピール。そして「クレハは1996年からベルマーク運動に参加しています。お近くのスーパーやファミリーマートの回収箱に入れてください」と呼びかけました。

手を振る選手

ここにベルマークがついています

　さあ競技開始。選手はみな緊張した面持ちです。２人ずつ舞台にあがり、指定の位置に両手を置いて構え、時報のような音を最後まで聞き終えてからラップをかけ始めます。審査は目視だけでなく、ビデオでも撮影されており、まるでオリンピックのようでした。中には本気になるあまり、フライングをしてしまう選手もいました。

　皆さん、さすが予選を勝ち抜いてきただけあって、スパッ！スパッ！と気持ちよくカットしていきます。しかし、気持ちが焦ったためにラップが巻き戻ってしまい、ケースから出して必死に直そうとする場面もありました。苦笑いする選手がいれば、悔しい表情をする選手、吹っ切れて笑いを取ることに走る選手もいて、観客からは声援が響きました。

スタートはこの姿勢で

厳しく審査します

　トーナメントを勝ち抜いて残ったファイナリストは、東京代表のザッキーさんと大阪代表のゆりやんさん。ザッキーさんは羽織っていたジャケットを脱いで、動きやすいTシャツで挑みました。ゆりやんさんは「ここまで来たからには、優勝を目指します」と宣言しました。

　熱戦の結果、31個の記録を出したザッキーさんがグランプリになりました。予選大会も含めての最高記録でした。クレハの小林豊社長は「競技に用意されている食器は32個。来年はもっと増やさなければなりませんね」と健闘をたたえました。準グランプリのゆりやんさんは21個でした。

　ザッキーさんは９月頃からほぼ毎日練習を重ねました。奥様も協力して、平日に仕事を終えて帰ると、テーブルにラップとお皿が用意されていたそうです。「全国にいる友達に、決勝大会に出場することをSNSで発信したら、たくさんのクレラップが届きました。私だけでなく、みんなの力があったから優勝できました」と感謝の気持ちを伝えました。ゆりやんさんは「競技中に気をつけたのはカチッと音がするまで、窓から覗くクルリちゃんから目を離さないこと」と話しました。

　小林社長は表彰式で「『NEWクレラップ』の魅力を知ってもらえるようにこのような大会を企画させていただきました。来年はオリンピックがありますが、それに負けないように、クレハカット選手権も続けられたらと思います」と、意欲を示しました。

スタンプラリーでは、クレハカット体験コーナーも設けられました

　会場では、誰でも参加できるスタンプラリーも行われ、子どもから大人まで年齢を問わずみんなで楽しい時間を過ごしました。さらに、表彰式の前には、大会出場選手とスタンプラリーを終えた全員が参加できる「○×クイズ」と「じゃんけん大会」がありました。○×クイズで最後まで残った10名には、クルリちゃんとクルミちゃんが描かれたどら焼きが、じゃんけん大会で勝ち残った人にはJCBギフトカード１万円分が用意されており、大いに盛り上がりました。