★ 500万点達成校を訪ねました!
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今年から子どもたちが仕分け作業大津市立晴嵐小学校
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滋賀県大津市立晴嵐小学校(中村徹校長、976人)のベルマーク収集点数が500万点を超えました。ベルマークに参加した1961年からの累計で、県内9校目。今年から児童が仕分け作業に取り組んでいます。
![]() 月末にベルマーク回収を呼びかけます。翌月の委員会で仕分け整理をします。11月5日の委員会をのぞくと、子どもたちは「お茶はどこ」「フジッコは?」など言いながら、10番台単位で仕分けていきました。今回からは、PTAの要望で、キユーピーや日清食品など回収の多い協賛企業11社分は別個に仕分けているそうです。 子どもたちは「小さくて見えにくいのもあります」「どんなのにベルマークがついているか分かるようになりました」などと話していました。仕分け作業を通じて、ベルマークへの関心を高めていました。 ![]() 年5、6回、参観日などに合わせて集合し、仕分けしていますが、自宅に持ち帰り作業することもあるそうです。部員15人のうちほとんどが働いています。吉田部長らは「子どもたちが手伝ってくれるので大変助かります」と話していました。 《写真上から》 ・ベルマークを仕分けするボランティア委員会の児童たち ・子どもたちが仕分けしたのを受けて、仕分けの相談をするPTA文化厚生部員ら=大津市の晴嵐小学校で |
収集上位クラスには手作り感謝状神奈川県川崎市立大島小学校
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![]() 同小では、年間8回、各クラスで集めたベルマークの点数を集計し、その点数を棒グラフにして、月ごと色を変え、目に付きやすい職員室の前に掲示します。前期と後期の学期末には、手作りの賞状を上位3位まで表彰しており、こうしたことがベルマークの収集意欲を高めて、年間7〜8万点以上集める活動が続いています。庄司校長は「全校集会のとき、私が感謝状を渡しますが、子どもたちはとてもうれしそうです」と話していました。 ![]() 校歌に「学舎の窓に ひびく 鉄うつ音 埠頭(ふとう)の汽笛」とあるように、学校周辺は京浜工業地帯に隣接し、日本鋼管の町として栄えたところです。 ![]() 《写真上から》 ・庄司校長(前列中央)と300万点感謝状を持つ加藤委員長を囲む厚生委員の皆さん。後列左端はPTA委員会担当の落合隆教諭 ・厚生委員が各家庭で仕分けた16クラスのマークを、会社別にひとまとめ。それを16等分。1人が数社を担当して点数別に数えてきます。前回と同じ会社を持ち帰る方、進んで数の多い会社を取る方と様々ですが、皆さん和やかです ・張り出されたベルマーク集計表と感謝状。年2回、表彰します=いずれも川崎市川崎区大島小学校で |
ボランティアが仕分け、集計をお手伝い横浜市立屏風浦小学校
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横浜市立屏風浦(びょうぶがうら)小学校(粉川浩一校長、553人)は横浜市磯子区の高台にあって、校庭から京浜急行の赤い電車が走るのが見えます。
この学校が、1965年のベルマーク参加以来の累計300万点に達しました。 ![]() ベルマーク活動の中心は、PTAの企画実行委員会のベルマーク担当4人で、補佐として先生とPTA役員各一人がついています。 回収箱は校内の教室や廊下に常設していますが、年3回(今年度は6、10、2月)ベルマーク週間を設け、ベルマーク便りで協力を呼びかけます。校区内の郵便局や病院、スーパー、美容院など6カ所にも箱を置かせてもらい、委員が毎月集めています。病院やスーパーではとくに集まりが良いそうです。 仕分けは年2回(7、2月)、委員とPTAのボランティアが集まって作業します。ボランティアは80人ほどが登録されていて、そのとき都合のつく人に仕分けや点数計算を手伝ってもらいます。7月には20数人で2時間ほどかけて仕分けをし、別のボランティア約20人に自宅で点数計算、記入をしてもらいました。 ![]() ベルマーク活動のほかに、児童会を中心にペットボトルのキャップを集め、売ったお金でポリオ(小児マヒ)ワクチンを世界の子どもたちに贈るNPO法人にも協力し、この春感謝状を贈られています。 児童会は、さらに「あいさついっぱい運動」も進めています。朝、各クラスの代表が「元気にあいさつ」「心のこもったあいさつ」と書いた旗を立てて、登校してきた子どもたちとあいさつしあいます。 1956年(昭和31年)創立で、父母もOBという家庭がたくさんあります。八ッ橋吟子副校長によると「地域の人たちの学校への親近感が強く、下町の風情」だそうです。 学校活動を支援する父母の集まり「応援隊」も、その表れでしょう。この夏、応援隊の協力で「学校合宿」をしました。25組の親子が体育館に1晩泊まったのです。夕食にカレーライスを食べ、消防士をしているお父さんから、担架の作り方などを教わったりしたそうです。 近年、各学校がインターネットのホームページ(HP)を設けていますが、この学校のHPの「校長室より」は、ほぼ週1回は更新されます。給食のメニューや学校行事などが、写真入りで報告されています。夏休み中も、学校の畑のトウモロコシやサツマイモの育ち具合などが、何回も写真入りで載りました。 ![]() 磯子区では、校舎の壁面にゴーヤやアサガオを育て、緑のカーテンにして学校を安らぎのあるオアシスにするとともに、地球温暖化防止の環境教育の一環とする「緑のオアシス計画」が進められています。同校もこの夏、ゴーヤを植えました。7月31日付の「校長室より」でも、写真入りで報告されています。 《写真上から》 ・ベルマーク財団からの感謝状を喜ぶPTAの企画実行委員や役員たちと八ッ橋副校長(前列中央) ・ベルマークで購入したからくり時計 ・「緑のオアシス計画」で育てたゴーヤ=いずれも横浜市立屏風浦小学校で |
6年生の保護者131人が仕分け、集計岐阜市立長良西小学校
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鵜飼で名高い清流・長良川の近くにある岐阜市立長良西小学校(吉田政直校長、805人)が、運動参加から31年で県内24番目の300万点校になりました。
![]() 仕分けや集計は、6年生131人の保護者が担当しています。作業は年に4〜6回で、1人が1回は参加することになっています。作業日や、誰がいつ参加するかを決めたり、ベルマークの切り方や使用済みカートリッジ回収のお願いを出したりするのは、PTAの6年生学年委員会(大橋千加委員長、4人)です。 特別に地域の協力を受けているわけではありませんが、子どもたちの喜ぶ姿を思い浮かべながら取り組むことで、単純に計算して毎年約10万点ずつ集め続けてきたことになります。たまったベルマーク預金で、 ![]() 同小は1955(昭和30)年の創立で、「教育は創造である」という理念のもと、85年度から「自ら学ぶ力を身につけていく子」の育成を目ざした研究を続けています。また金華山や長良川の豊かな自然、歴史に誇りを持てるようにする総合学習に力を入れています。校舎中庭にはコイやカラス貝の棲む池があって、子どもたちの憩いの場になっています。 《写真上から》 ・仕分け・集計作業に取り組む6年生の保護者たち。全員が年に1回は参加することになっています ・使用済みカートリッジの箱詰め作業=いずれも岐阜市の長良西小で |
集金日に併せてベルマークを回収鹿児島県西之表市立榕城小学校
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鹿児島県の種子島にある西之表市立榕城(ようじょう)小学校(上村芳郎校長、601人)が県内17校目の累計点数300万点を達成しました。
![]() 活動は、PTA文化研修部(中里千秋部長)の中に置いているベルマーク委員会が担当しています。委員は各クラス2人の計40人。全員が女性で、部長の中里さんがただ一人の男性です。 給食費など毎月の集金日に併せて児童が家庭から持ち寄ったベルマークを回収箱に保管し、各学期に1回、全体で仕分け・集計します。作業日は1カ月前に委員に知らせ、毎回、ドーム式の、天井が高い多目的ホールで行います。学年ごとに分かれ、テーブルに向かって、おしゃべりを楽しみながらの作業です。休み時間になると、子どもたちがホールの入り口から、お母さんたちの様子をのぞき込むのが、いつもの風景です。 ![]() 榕城小は、西之表港から歩いて15分ほどの西之表市の中心街を見下ろす高台にあります。種子島藩主の居城、赤生木城跡に建てられ、樹齢450年、クワ科の常緑樹アコウ(榕)の大木があることから「榕城」と名づけられ、明治9(1876)年に開校。島内の小学校では最も古く、児童数は最多です。4年前にオープンスペース型の校舎が新築され、多目的ホールも自慢のひとつです。 《写真上から》 ・今年度最初の全体作業日。中里千秋・文化研修部長(中央)と、マークの仕分け、集計をするベルマーク委員会のお母さんたち ・休み時間にお母さんたちの作業をのぞき込む児童=いずれも鹿児島県西之表市の榕城小学校で |
千葉県佐倉市立井野小学校
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木原幸男校長、849人。建設工事中に大量の土器が見つかったことがきっかけで、縄文時代後期・晩期に出来た環状盛土遺構で国指定の史跡「井野長割遺跡」の上にある珍しい学校です。約3万6000平方bの広い敷地には屋根付きの土俵や自然観察園「井野っ子山」があります。ベルマーク活動に参加して26年目、児童のベルマーク委員会約20人とPTAの環境厚生部24人が協力しているのが特徴です。毎月ベルマークの日があり、児童は教室の回収箱を週1回集める他、月1回ベルマーク切り取り作業もします。仕分け、集計、発送はPTAが行っています。これまでに一輪車、黒板ふきクリーナーなどを購入しています。
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東京都世田谷区立玉堤小学校
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佐藤勉校長、443人。多摩川から200メートル足らずの住宅街にある創立51年の学校。自然豊かな環境で、多摩川や等々力渓谷などに出かけての校外学習や、地域や保護者の方をゲストティーチャーに迎えてダイコンの育て方を教わったり、お琴や英語を習ったりする授業などに力を入れています。ベルマーク活動はPTA文化厚生委員会のリサイクル、ベルマーク担当2人がリード。13クラスから2人ずつの応援者が、学校と在宅作業に分かれて作業しているのが特徴です。学校組は、各学期1回の収集日にランチルームで13人がマークを切って、仕分けます。その後、在宅作業者がマークをレポート用紙に張り、集計します。またマンション4カ所にも収集箱を置き、協力してもらっています。
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東京都渋谷区立本町小学校
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長野泰紀校長、228人。新宿や都庁にも近い都心の住宅街にあり創立87年、6年生は、毎年6月、地域の商店、スーパーや保育園、図書館などで3日間仕事をする独自の活動、「弟子入り体験」をしています。子どもたちの感想は「楽しかった」「良い経験になった」など様々だそうです。ベルマーク収集箱はクラス、事務室などにありますが、PTAベルマーク係15人が学校行事などの際、自宅に持ち帰り、整理します。さらに年3、4回、学校に集まり集計などの作業をします。また近くの幼稚園、中学校、児童福祉センターなどにも収集箱があり地域の支援が大きな力になっています。これまでに長胴太鼓、ウオータークーラー、プロジェクターなどを購入したほか、タンザニアの子どもの健康支援のための友愛援助にも寄付しています。
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神奈川県川崎市立宮崎台小学校
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平井弥三郎校長、945人。宮前区の緑いっぱいの住宅街にあり1975年に開校。チャイルドランドと呼ばれる学習成果を保護者や地域の方に発表する行事では児童が工夫、準備します。2日目午後は父母と先生の会(PTA)主催の「宮崎台ランド」があり、バザーなどが行われますが、昨年は2500人もの方が参加しました。ベルマークは父母と先生の会の学年委員54人が担当。年2〜3回、5〜7日の収集期間を設け、各教室には校章「花桃」をイメージしたキャラクター「もっち」の描かれた手提げのベルマーク袋が置かれます。その後、会議室で仕分け、集計作業をしますが、常時、協賛会社ごとのケースが置かれており、仕分けして入れることが出来ます。またスーパーにも収集箱があり、大きな支えになっています。お買い物には電子ピアノ、掃除機、一輪車などがあります。
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