★ 600万点達成校を訪ねました!
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児童と保護者の奉仕の心で活動展開東京都北区・星美学園小学校
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東京都北区にある星美学園小学校(田松三男校長、756人)が、ベルマーク運動に参加して48年、600万点を達成しました。
![]() ![]() ![]() ![]() 同小の自慢に、音楽特別クラブ聖歌隊の教育活動があります。昨年、第75回NHK全国学校音楽コンクール「小学校の部門」において、東京都コンクール予選、本選ともに「金賞」。関東甲信越ブロック、さらに全国コンクールでも見事「金賞」を受賞しました。 ![]() 《写真上から》 ・父母の会ボランティアの今日の担当は、5年C組。喜びの笑顔は18クラスを代表しています。後列左から、委員会担当関口弘子教諭と中山晴絵教諭、右端は茅野教頭(シスター) ・高学年向けと回収袋。奉仕委員は集めるために工夫し、感謝の気持ちを伝えます ・昨日、仕分け作業をしたクラスから引継ぎ、今日は点数明細を数えます ・今日は雨、お買い物の傘立が活躍。傘の柄は規律正しくすべて同じ向き ・車いすが10台になり、みんなで実体験の授業で使うことができるようになりました。けがをしても経験が役立ちます=いずれも東京都北区の星美学園小学校で |
自宅でも作業、カートリッジが増加広島県呉市立阿賀小学校
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広島県呉市の阿賀小学校(正川光洋校長、631人)はベルマーク運動に参加した1961年からの収集点数累計が600万点を超えました。600万点達成は県内2校目です。
ベルマークを担当するのがPTA施設部(参輪広子部長、17人)で、部員は各クラスから1人ずつ選ばれます。 ![]() PTA施設部員は2カ月に1回、学校に集まり、集まっているベルマークを会社別に仕分けします。仕分けが終われば、部員は担当の会社分を自宅に持ち帰り点数別に分け集計をします。これを集めて年2回(9、2月)発送します。 昨年度の収集点数は12万点。カートリッジ類が増えているのが特徴で、特に男の人が職場から持ち帰るケースが目立っているそうです。 阿賀小はJR安芸阿賀駅前にあります。一角に中学校、高校、高専、特別支援学校が固まっており、近くには大学もあります。アカデミアならぬ「アガデミア」と称して、これらの学校、地域で阿賀学園地域教育連携協議会を結成しています。小学校のコンピューターの授業に高専の学生が応援に来てくれたり、陸上で中学校の先生の教えを受けたりしています。 同校は、学び合う子、思い合う子、きたえ合う子を教育目標に掲げ、具体的には「話を聞く」「話ができる」「返事・あいさつができる」「本を読む」に力を入れています。毎週水曜には保護者、地域の人ら読書ボランティアによる読み聞かせもあります。 《写真》仕分け作業をするPTA施設部員の皆さん=呉市の阿賀小学校で |
秋にはベルマークのイベントを計画横浜市立中和田小学校
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![]() 中和田小は、創立117年、住民の皆さんの協力が伝統として根付いています。親子が何代にもわたり卒業生という家庭があり、婦人会が窓口となって回覧板で呼びかけ、寄贈してくれる町内会もあります。町内会からの「プレゼント」も、今回の達成に大きく貢献しています。 ベルマーク運動を進めるのは、PTA学年学級委員会(首藤有紀委員長、29人)の皆さんで、クラスから1人選ばれます。クラスで集まったマークは、 ![]() ベルマーク預金で、今年の2月に「時間を意識した生活を送れるように」との願いで、電波時計17個を購入しました。子供たちが目に付きやすい正面玄関や水飲み場に設置し、時を知らせています。その他、優勝旗や優勝カップ、竹馬、フラフープなど、子どもたちに喜ばれている、お買い物があります。こうした ![]() 秋に行う「中和田っ子」フェスティバルでは、子ども達と保護者が地域の方々とふれあい、きずなを深めています。子どもたちはスリッパ飛ばし、大声コーナー、昔遊びなどで楽しみます。「今年はフェスティバルの中で、ベルマークを使ったイベントや、ベルマークコーナーを企画してみたい」と若松かをるPTA会長は、皆を啓発するためにいろいろなアイデアを、考えていました。ベルマーク運動は盛況のようです。井岡校長は「人と人のつながりが温かく、労を惜しまずなんでもやってくれます」と感謝していました。 《写真上から》 ・創立100周年に建てられた「はばたきの塔」の前で、500万点の感謝状を持つ首藤学年学級委員長と若松PTA会長(左端)を囲み、井岡孝校長(中央)、保科泉副校長(右端)とPTA役員の方々 ・休み時間、購入の竹馬やフラフープを使い、遊びに夢中です(中和田小提供)=いずれも横浜市立中和田小学校で ・スーパーに設置したベル箱には、地域の方々への協力の呼びかけと一緒にお礼の言葉「ありがとう」が書いてあります=横浜市泉区のスーパーで |
参加25年、幼稚園では県内トップ静岡県浜松市萩丘幼稚園
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浜松市中区の萩丘幼稚園(鈴木亮助園長、358人)のベルマーク累計点数が、運動参加25年で500万点を突破しました。静岡県内で21番目、市内では2番目で、幼稚園・保育園としては県内のトップを切って大台に到達しました。
![]() 仕分けは年に1回、年度末にまとめて行います。園児を通じて各家庭にベルマークを届け、一般の保護者の皆さんに自宅で仕分けしてもらいます。年長児になると、一緒に手伝ってくれる子どももいるそうです。仕分けられて戻ってきたものを運営委員が整理して、再度、一般の保護者に回します。今度は集計の依頼です。戻ってきたものをまた運営委員がまとめ、園の職員がベルマーク財団に発送しています。 地域への協力は特に求めていませんが、卒園生が寄付してくれることもあります。2年ほど前には「中学を卒業することになりました」という便りに添えて、たくさんのベルマークが贈られてきたことがあったそうです。 ![]() 園の創立は1952(昭和27)年で57年の歴史があります。広い園庭は緑にあふれ、伸び伸びと生活する子どもたちの声が響いています。これらの木々や花々の中に、ベルマークからの贈り物があります。コブシとアジサイです。かつて、味の素が実施した苗木キャンペーンで贈られたもので、同社のベルマークをたくさん集めてプレゼントされたそうです。コブシは、贈られたときは小さな苗でしたが、今では園舎の2階の屋根に届くほどに成長し、元気に遊ぶ子どもたちを優しく見守っています。 《写真上から》 ・財団からの感謝状を囲んで記念撮影。中央が父母の会の池上佳苗会長、左が菅谷直美副会長、右は園職員のケーラー有紀子さん ・元気に遊ぶ園児たちを見守るコブシの木。味の素のベルマークをたくさん集めて同社からプレゼントされた苗木が、今では大きく成長しました=いずれも浜松市中区の萩丘幼稚園で |
御用邸跡の敷地は緑と歴史の宝庫神奈川県鎌倉市立御成小学校
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古都鎌倉は、年間通して観光客が絶えません。鎌倉駅前は、平日でも電車が着くたびに、デイパックを背負った人たちであふれます。その駅のすぐ近く、市役所の隣にある市立御成(おなり)小学校(大谷励治校長、540人)は、名前が示すとおり、旧鎌倉御用邸の跡地に建てられています。約3万3千平方メートルもある敷地はうっそうとした樹木に包まれ、御用邸時代の面影が残っています。発掘調査で、室町、鎌倉時代だけでなく古代遺跡も見つかったそうです。
![]() ベルマーク運動の中心は「御成会」と名のつくPTAです。各クラスに2人(一部1人)の学級委員計34人が主に担っています。校内12カ所に回収箱、1カ所にカートリッジ用の箱を置いて、随時子どもたちが家から持ってきたベルマークを入れます。2学期と3学期に各1回仕分け作業をしますが、その前に改めて全家庭に回収を呼びかけるプリントを配ります。また、暮れの年賀状作りのころに、インクカートリッジ回収の呼びかけもします。こうしたときに、まとめて持ってくる児童も多いようです。作業日には委員のほかにボランティアの保護者も加わって、2時間ほどかけて仕分け、点数計算をします。財団への発送も年2回です。 ![]() 1933年(昭和8年)の創立時に建った校舎は、1996年から2年余りかけて改築されました。完成のとき、たまったポイントでスリッパや縁台、スポットライトなどをそろえました。おととしには、竹馬を購入しています。 この学校を訪ねた人は、まず大きな校門に驚きます。御用邸時代の御成門をそのまま残してきました。 ![]() 門柱に掲げられているのは複製で、実物は校舎2階の資料室に移されています。その部屋には、かつて盲目の教育家ヘレン・ケラーが講演に来たときの記録や、校庭を発掘調査したときの写真などが並んでいます。 大谷校長によりますと、恵まれた環境に包まれ、子どもたちはのびのび育ってゆったり、あくせくしない良さをもっています。これに、仲間同士で協力し合う人間関係作りの経験や、コミュニケーション力が加われば、と朝の「ふれあいタイム」や「縦割り活動」といった試みが続けられています。 ふれあいタイムは、毎週木曜日の朝、教室や校庭で、学級単位でゲームなどをして遊びます。縦割り活動は、1年から6年までの縦割りで男女計35人ほどのグループを作り、各学期に1回、子どもたちで決めてドッジボール大会などをしています。 《写真上から》 ・財団からの感謝状と学級委員のみなさん。(前列左から)委員長の田中小百合さん、大谷励治校長、養田和香代教頭、津波古美佳さん(後列左から)野井麻美さん、池田智織子さん、小林久美子さん、加藤英子さん。 ・回収箱は校内12ヵ所にいつも置かれています。 ・冠木門の校門は観光スポットにもなっていて、市内めぐりの人力車も立ち寄っていました=いずれも鎌倉市立御成小学校で |
卒業生や地域の支えで大きな成果静岡県熱海市立第一小学校
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![]() 同小では玄関と各クラスにベルマーク回収箱を置いて、子どもたちが適宜、家から持参したベルマークを入れられるようにしています。市内で一番古い小学校で、地域の人たちの「オラが学校」意識が強いことから、卒業生の保護者や地域の住民、業者からの協力もあります。 整理・集計は2カ月に1回程度です。PTA(川ア秀和会長)の厚生委員会(渡辺みか委員長、14人)が中心になって一般の保護者にも協力を呼びかけます。整理日によって呼びかける学年を変え、毎回、10人程度は集まるそうです。 ![]() ![]() 「素直でやさしい子どもが多い」と神尾校長。「元気で 仲よく きまりよく」の校訓に従い、始業前から縄跳びや3分走などの運動に取り組み、市内の体育大会などで好成績を収めているそうです。また保護者のアンケートを元に、クラス名を1組は「海組」、2組は「空組」と決めて使っています。 《写真上から》 ・PTA厚生委員のほか各学年の保護者の協力でベルマークを整理します ・ベルマーク財団からの感謝状を囲んで記念撮影。前列右端が渡辺厚生委員長、その左が川アPTA会長=いずれも静岡県熱海市の第一小学校で ・学校の隣の来宮神社には樹齢2000余年という大きなクスの木があります |
毎月「ベルマークの日」、整理は自宅で大分県別府市立朝日小学校
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大分県別府市立朝日小学校(山村英二郎校長、597人)が参加47年で累計点数400万点を達成しました。県内では22校目です。
![]() 全体作業は、昨年度までは平日に行っていましたが、仕事を持っている部員の希望もあって、今年度は土曜日の午前9時半からに変更したそうです。6月末にあった今年度初めての作業日には、ほぼ全員の部員が集まり、仕分け・集計を済ませました。 収集の協力呼びかけ、集計結果の報告などを載せる「ベルだより」は年間8回発行。また、校区内の銀行、郵便局、スーパーなど6カ所に収集箱を置かせてもらうなど、地道な取り組みを続けています。 別府温泉は、源泉数と湧出量が日本一を誇っています。高台にある朝日小の自慢のひとつは、青い別府湾と白い湯けむりの対比が素晴らしい眺望です。校区には「地獄めぐり」でも知られる鉄輪(かんなわ)温泉があり、温泉を引いている家庭も多く、坂口部長宅のお風呂も温泉だそうです。 《写真》今年度初めての全体作業日。ほぼ全員が集まり、手際よく仕分けと集計をしました=大分県別府市の朝日小学校で |
創立104年、親子…4代の卒園生も千葉県成田市・成田幼稚園
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千葉県成田市の成田山新勝寺は、初詣客が例年300万人前後で、全国ベスト3の常連です。JR、京成の成田駅から約1キロの参道は、3が日をはじめ正月期間中、参拝客でびっしり埋まります。
![]() この幼稚園が、1966年(昭和41年)にベルマーク参加以来の累計300万点を達成しました。 同園のベルマーク活動は、PTAのベルマーク係が担っています。1クラスに15人前後いて、12クラスで約180人になります。各クラスにはベルマーク責任者がいて、全体の委員長は望月友美子さんです。 ![]() 最近、お父さんたちが会社などから使用済みインクカートリッジを持ってきてくれるようになったそうです。ダンボール箱にいっぱい持ち込まれることもあるそうです。 ![]() 歴史があるだけに、参道のお店などの子弟で4代続けて卒園生という家庭もあります。園生(そのお)会という卒園生の同窓会があって、会員は1万7、8千人いて、周年行事など節目にはとてもよく協力してもらえるそうです。 園では、仏教にかかわる行事がいろいろあります。釈迦の誕生日、4月の花祭りにはお釈迦様に甘茶をかけます。7月の祇園祭には、年長組の親子が参道で山車の綱を引きます。 これに、野球の応援が加わりました。プロ野球・千葉ロッテマリーンズに昨年入団した唐川侑己投手は、同じ成田山教育財団の成田高校出身です。プロ球界注目の先輩を応援するため、年長組の希望者が千葉マリーンスタジアムなどで、マスコットたちと応援パフォーマンスをしました。 今年もまず6月11日に予定されていましたが、新型インフルエンザのために中止になりました。杉田智恵教頭は「こどもたちはとても残念がっています。楽しみにしていたんですけどね」と話していました。ただし、今シーズンにこの先まだチャンスはあるようです。 《写真上から》 ・整理、分類をする6月の当番のお母さんたち。 ・財団からの感謝状を持つ望月友美子委員長とベルマーク係のお母さんたち。右端が杉田智恵教頭。 ・ベルマークで買った丸太のつり橋で遊ぶ園児たち=いずれも成田幼稚園で |
大勢のサポーターが仕分け、集計に参加横浜市立南瀬谷小学校
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横浜市の南西部にある市立南瀬谷小学校(須貝広幸校長、892人)は、昨年創立50周年を迎えました。そして、創立4年後から始まったベルマーク活動の累積点数が、このほど300万点に達しました。
![]() この学校のベルマーク活動の中心は、13人の学年委員(黒田奈美委員長)です。特色は、ほかに、仕分けに70人、集計に150人のサポーターがいることでしょう。年度初めにPTAに募ります。なるべく大勢が加わって、一人ひとりの負担を軽くしよう、との考えだそうです。 年3回、7月と10月、2月に集計します。それぞれの前の月をベルマーク月間として、子どもたちが家に持ち帰った収集袋にベルマークを入れて学校に持ち寄り、各教室の箱に入れます。正面玄関とPTA会議室にはカートリッジの収集箱を置きます。 ![]() 仕分けは、学年委員と仕分けサポーターで都合のつく人たちが集まり、作業します。 メーカーごとにマークを仕分けた袋を、子どもたちが持ち帰って集計サポーターのお母さんに渡します。集計後、子どもたちが学校に届けます。ベルマーク財団には、年に1回送っています。 昨年、扇風機を購入しました。次の目標は、各学年1台ずつの掃除機だそうです。「来年度ぐらいには欲しいのですが」と黒田委員長は話していました。 ![]() そして「こんなものがあるんですよ」と、カラフルに色づけされた「ひょうたんツリー」のようなオブジェを見せてもらいました。地域では昔からひょうたん作りが盛んで、いまも「楽竹会」という会が活動しているそうです。その人たちの指導で、毎年、子どもたちがひょうたんを栽培し、できたひょうたんに色付けしてオブジェにします。昨年、4年生全員が文部科学省の奨励賞を受けました。これまでに、全国の愛好団体から何度も表彰されたそうです。 《写真上から》 ・サポーターも加わり、仕分け作業が進みます。 ・ベルマーク財団からの感謝状を前に下田卓副校長と学級委員のみなさん。 ・文科省表彰を受けたひょうたんのオブジェ=いずれも横浜市立南瀬谷小で |
東京都文京区立小日向台小学校
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小川深雪校長、242人。小日向台地に広がる住宅街にあり、創立105年。1938年に改築された校舎は、階段の半円形踊り場が当時の雰囲気を伝えています。10月には、PTAの父親たちがカレーを作り、みんなで食事をした後、様々なスポーツをする小日向台家族という行事もあります。ベルマーク運動は参加して25年、年5回、封筒を子どもたちから回収するほか、校内1カ所と隣接する区立幼稚園にも回収箱があります。仕分け、集計はPTAのベルマーク委員会(教諭2人、保護者6人)が担当しますが、すべて自宅作業です。まず協賛会社別に分けた上で、枚数が均等になるようさらに6グループに分けてから、集計します。送票は年2回、学校に集まり行います。これまでウオータークーラー、テントなどを購入しています。
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横浜市立山王台小学校
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久保田あかね校長、438人。横浜市磯子区のレインボーハイツなどが広がる住宅街の中に、1980年開校しました。毎年11月下旬の土曜日に開かれる山王台フェスティバルは、子どもたちが日頃の学習活動の成果を劇、音楽などで発表します。午後からは「かいの木まつり」として保護者が、ベッコウあめ作り、風船をいくつもふくらませたアドバルーン、など様々なイベントで一緒に遊びます。始まって8年、同小の名物行事として定着しました。ベルマーク運動には開校の翌年から参加、教室には収集箱、インクカートリッジは昇降口にあります。ベルマークは、「父母と教職員の会」保健係12人が自宅で仕分け、計算を出来るところまで行い、年2回学校に持ち寄りまとめています。呼びかけはベルマーク便りでしており、沢山集めたクラスを年2回、朝会で表彰しています。スーパーにも収集箱を置かせてもらっており、これまでにからくり時計や紅白幕などを購入しています。
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