★ 600万点達成校を訪ねました!
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児童とPTAが協力、県内初の600万点宮崎県小林市小林小学校
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宮崎県小林市立小林小学校(池田辰男校長、730人)が宮崎県で初めて累計点数600万点を達成しました。参加47年目。児
![]() 07年度の児童のベルマーク委員会は5、6年生17人。PTAベルマーク委員会(佐藤ひとみ委員長)のメンバーは、各クラスから2人の計45人。児童がクラスからマークを回収し、委員会活動の時間や昼休みに会社別に仕分けして、PTAは毎月1回の作業日に再点検し、集計する流れです。1昨年までは、同じ目的で活動はしていても児童は児童、PTAはPTAといった具合で、お互いに交流したり、直接、協力したりすることはありませんでした。 昨年6月に学校側の呼びかけもあって、児童とPTAのベルマーク委員会が初めて話し合いの場を持ち、共同でマークの仕分け作業を行いました。話し合いではマークの切り方、仕分けや点検の仕方など、互いに注文を出し合い、協力して取り組むことの大切さを児童も保護者も理解したそうです。「『子どもた ![]() PTA委員会は、このほかにも新しい取り組みをしました。毎月の全体作業は午前10時からが定例ですが、9月と2月に午後7時半からの作業日を設けました。仕事や家事などで朝の作業に参加できなかった委員が、それぞれ10人集まり、「これで最低限の責任が果たせた」(佐藤委員長)と、好評だったそうです。 小林小は昨年3月に鉄筋コンクリート2階建ての新校舎が完成しました。黒瓦屋根の校舎の中は、廊下や壁のすべてが木材を使っていて、杉の香りとぬくもりが伝わってきます。 <写真上> 池田辰男校長とPTAベルマーク委員長の佐藤ひとみさん(右から2人目)。右端はベルマーク担当の馬場田享子教諭、左端は松ヶ野やよい教諭(4月1日付で転勤)=宮崎県小林市の小林小学校で <写真下> 初めての試み。児童とPTAのベルマーク委員会が一緒になって、マークの整理・仕分け作業を行いました(写真は07年6月撮影、小林小学校提供) |
児童とPTAが協力して500万点に埼玉県熊谷市熊谷西小学校
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![]() JRC委員会は、毎月1回をJRCの日として、ベルマークや1円募金、使用済み切手、書き間違い葉書の収集を行うだけでなく、校内の清掃活動や周辺の草取りなども意欲 ![]() 家庭から集まったベルマークは、各教室に置いてある整理箱に、各自で入れていきます。この箱は児童の手作りで、給食の牛乳紙パックを利用して1〜10社ずつの協賛会社に区切られています。 ![]() 2007年度のベルマークの整理は、5、6、7、10、11、12、1月の8回、厚生委員会とクラスから5人選出のボランティア委員(101人)で作業を行いました。毎回、ボランティア委員は20人位参加します。点数集計作業はJRCの日にあわせて行い、児童が大まかに仕分けたマークを、各会社別に仕分けて点数別に集計していきます。発送作業は9月と2月の第1木曜日に、厚生委員が前期分を集計して送ります。 またベルマークの箱は、学区内のデパートの食品売り場や郵便局 ![]() 2007年度PTA本部役員でベルマーク担当の中川敦美さんと長谷川淳子さんは「作業が楽しく、他の学年の方々とも交流ができて良かったです」「整理作業を効果的に行うのには、ボランティアをもう少し増やした方が良いと思います」と話していました。 <写真上から> ・500万点感謝状やベル箱を持つJRC委員会児童の皆さん。前列中央、新井校長、3列目左端から成瀬文子PTA担当教論、PTA本部役員長谷川さん、中川さん、右端は柿沼享子JRC委員会担当教諭 ・回収箱などを持つ2008年度JRC委員長高澤あかりさんと副委員長吉田愛璃さん ・JRC委員会児童が作成した「ベルマーク標語」。廊下に張り出し呼びかけています ・集計作業は会話を楽しみながらお母さんたちの交流の場にもなります(熊谷西小提供)=いずれも熊谷市立熊谷西小学校で |
子どもが原動力、急ピッチで大台長野市芹田小学校
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![]() 委員会活動は年22回(月2回平均)も行われます。07年のベルマーク委員会では、収集 ![]() 08年度のベルマーク委員長小林優太くん、副委員長見小田涼平くん、書記の田邊岳大くんと徳武壮一郎くんに活動の抱負を聞いたところ、新学期が始まったばかりで具体的な収集方針は、まだ決まっていませんでしたが「沢山ベルマークが集められるように、呼びかけ方を工夫したい」「ポスターも作りたい」などのし ![]() マークを点数別に整理して発送するのは、PTA環境整美部(2007年度古川恵部長、23人)です。年1回、11月の音楽会のときに担当部員が自宅に持ち帰り作業をしています。自宅での作業は、子どもも手伝ってくれるので部員の皆さんには評判が良いそうです。各家庭で整理されたマークは、環境整美部長がまとめて発送します。 購入備品は、ベルマーク委員会で児童にアンケートを取り、学校と相談しながら決めています。2005年の中越地震の時には、6万 ![]() 芹田小の周辺には、県立図書館、長野オリンピックのアイスホッケー会場となったビックハットなどの施設があります。同小は、明治6年に芹田地区の村々が、専福寺の建物を利用して学校を設立したのが始まりで、今年で135周年を迎えました。幕末の兵学者で、松代出身の佐久間象山の妻が、勝海舟の妹だったことから、海舟はよくこの地を訪れており、師弟同行の授業態度に感動し、筆をとって「励精学校」という額を残しました。この「励精」の心が、芹田小学校に受け継がれ今も生き続けています。 <写真上から> ・前列右から、購入した本を持つ副委員長の見小田涼平くん、500万点感謝状を持つ委員長の小林優太くん、購入したドッジボールを持つ書記の田邊岳大くんと徳武壮一郎くん、後列右からPTA環境整美部長古川さん、副部長木村美弥さんと梅牧校長 ・5月にあった2回目の児童会活動。ベルマーク委員が牛乳パックを使い、真剣な表情で会社別に仕分ける作業をしました(芹田小提供) ・休み時間の図書室はいつも子どもたちでにぎわいます。15年前にベル資金で購入した本は、今も子どもたちに人気があり、大切に読まれています(同) ・芹田小校長室にかけられている、勝海舟直筆の「励精学校」の額(同小のホームページから)=いずれも長野市立芹田小学校で |
自宅作業のボランティアと分業で成果横浜市菊名小学校
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東急東横線とJR横浜線菊名駅から約10分、100メートル近く続く急な坂を上り、校門を入ると八重桜が満開でした。横浜市港北区の菊名小学校(早渕幸子校長、765人)がベルマーク運動参加47年目で累計400万点を達成しました。ベルマーク活動は、PTA学年学級委員会(立花典子委員長、43人=07年度)とボラン
![]() ボランティアは、ベルマークの他、落ち葉はき、カーテンクリーニングなどの作業があり、自分の出来ることを選び、年度初めに登録します。勤めている人が多いので、年2〜3回、自宅で時間を見つけて出来るベルマークを選ぶ人も多いそうです。 仕分けと会社ごとの集計まではボランティアが自宅で行います。家庭で集めたベルマークを月1回学年学級委員が回収し、適当な数のベルマークを振り分け、子どもを通じてボランティアに届けます。これを会社ごとに仕分けます。次は、整理袋に入れた会社ごとのマークの集計をします。こうした下ごしらえをした上での仕上げが「大集計」と呼ぶ全体の集計です。送票と合わせ年2回学校で学年学級委員が担当しますが、20人前後が集まり4時間ぐらいかかるそうです。昨年夏、ベルマーク預金にPTA預金も足し、壁掛け扇風機27台を購入、全教室に備え付けました。同小は高台にあるのですが、風が余り通らず、夏の暑さ対策が課題でした。 運動への参加呼びかけに始まり、ボランティアへの希望調査、仕分けや集計のやり方、年度末での協力お礼など丁寧なお知らせが目立ちます。「小さいマークの切り抜きや、種類が多い会社の集計などは大変でしたが、 ![]() 住宅街にある同小は、校内を生活道路が通り、始終人の出入りがあるという珍しい立地です。このため学校、地域、保護者で作る学援隊が黄色いベストを着て子どもたちを一日中見守っています。また読書に力を入れており、毎週1回の全校一斉読書の他、地域のボランティアが作る「まごころの会」メンバーが読み聞かせ活動を続けています。 <写真上> 400万点感謝状を喜ぶPTA学年学級委員会の皆さん。前列左で感謝状を持つのが立花委員長、右は早渕校長 <写真下> 自宅に持ち帰る袋には協賛会社のベルマーク番号を大きく書いた整理袋が入っています=いずれも横浜市の菊名小学校で |
地域の回収箱が大きな力に金沢市千坂小学校
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金沢市の千坂小学校(岡満雄校長、702人)のベルマーク送票点数が、1966年の運動参加以来の累計で400万点に到達しま
![]() 同小では、毎月1日に子どもたちにベルマーク袋を配ってベルマークを回収しています。これを育友会(PTA)の厚生委員会(新矢伸江委員長、20人)のメンバーがクラスごとに仕分けをし、それぞれ自宅に持ち帰って点数計算します。最後に委員長、副委員長が集計し、年に2回、ベルマーク財団に送付します。 保護者への協力要請は、育友会の機関紙「かけはし」で行います。年度初めには協力の依頼、年度末にはその年度の結果報告が中心です。ベルマークの収集に協力するのは、児童の家庭だけではありません。地域の郵便局やスーパー、ドラッグス ![]() 職員用玄関には、エプソンとキヤノンの使用済みカートリッジ回収箱があり、いつでも入れられるようになっています。こうした積み重ねで同小の県内順位は04年度が11位、05年度は16位、06年度は26位とコンスタントに上位を維持し、07年度は11万6千余点で6位でした。 「少子化の時代ですが、本校は比較的児童数が多く、みなさんの頑張りで比較的たくさんの点数が集まります。保護者だけでなく地域のお店や住民の方の寄付があるのは、長く継続してきた成果だと思います」と岡校長。ベ ![]() 同小は北陸自動車道金沢東インターのすぐ近くで、3年生の学習に地元特産の加賀レンコンの栽培を取り入れています。また千坂の「ち」を「ちえ」、「さ」を「さわやかさ」、「か」を「かかわりあい」と読み、学年の差がない仲よく豊かな心の育成を目指しています。 <写真上> ベルマーク預金で購入したサッカーボール。ドッジボールと共に各クラスに配られました <写真中> その前年に購入したウオータークーラー <写真下> ベルマーク教育助成財団からの感謝状を囲む岡満雄校長と育友会のお母さん方=いずれも金沢市の千坂小で |
集票全国一、友愛援助も80万円浜松市・中野学園オイスカ高校
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浜松市西区の中野学園オイスカ高校(藤ア正和校長、279人)が07年度、ベルマーク活動で二つの全国一を記録しました。一つは年間集票点数。全校挙げての取り組みで、07年2月21日〜08年2月20日の1年間に75万8616点を送り、運動参加以来の累計送票点数を400万点に
![]() 同校は、国際NGOのオイスカ・インターナショナルの理念に基づいて1983年に創設されました。目的は「自然の恩恵に感謝し、国際社会に貢献できる心豊かな日本人を育成する」こと。留学生との寮生活や2年生での海外研修旅行(2〜4週間)など豊富な国際交流を通じて、互いを理解し、協調し合うことの大切さを学んでいます。生徒の出身地は北海道から沖縄まで全国にわたっています。 400万点校は静岡県内で38番目です。300万点到達が06年3月でしたから、わずか2年1カ月で100万点を上積みしたことになります。 短期間に大量のベルマークを集められる背景には、母体であるオイスカの協力があります。全国のネットワークを通じてベルマークを集め、届けてくれるのです。そのほか保護者総会の場で収集を呼びかけたり、近隣のスーパーや公民館に回収箱を置かせてもらったりもしています。また生徒がベルマーク運動への取り組みや意義を新聞に投稿、それを読んだ一般の人や企業からの寄贈もあります。 校内には各教室に回収箱を置き、生徒たちがいつでもベルマークを入れられるようにしています。これを月に1回、生徒会の奉仕活動委員会(山口真輝委員長、18人)のメンバーが回収し、仕分け、集計にあたります。それだけでは追いつかないので、毎学期末の全校奉仕活動の時には他の委員会も含めた約40人で整理。さらに長期休暇の間に女子寮の生徒や職員が集計したり、併設のオイスカ開発教育専門学校 ![]() 07年10月6日のオイスカの「国際協力の日」には、愛知県豊田市にあるオイスカ中部日本研修センターでベルマーク仕分け大会を開きました。ボランティアが30人ほど集まり、この日だけで約30万点分を処理しています。 ベルマーク資金を直接援助資金として拠出する友愛援助は、07年度で10回を迎えました。02年度からはオイスカが進める「子供の森」計画が対象になっています。同校が友愛援助に寄付をしたのも同年度からで、5回で170万円になりました。 これまでベルマーク預金で黒板消しクリーナーとかCDラジカセを購入していますが、今は友愛援助を主要な目的にしているため、「大きな商品をそろえるのは難しい」(林久美子先生)ということでした。 <写真上> 400万点到達の感謝状を手にする生徒会の和田耕治会長=手前右=、横原泉環境委員長=同左=と、山口真輝奉仕活動委員長=中央 <写真下> 07年7月には、交流で訪れた台湾の中学生もベルマークの整理を手伝いました=いずれも浜松市西区の中野学園オイスカ高校で(同校提供) |
集計作業は「月当番」が加勢大分県日田市三芳小学校
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![]() 育友会には育成、広報など7専門部があり、ベルマーク部(森山芳美部長=07年度)が担当しています。07年度の部員は14クラスから各2人の28人。PTA役員になっていない保護者は「月当番」として、1年間に1回は、ベルマークの集計・仕分け作業に参加します。授業参観など学校行事のある日に併せて、年間5回の作業日を設定しているので、いつも20人前後の保護者が集まるそうです。発送は前期が11月、後期が翌年2月の年2回。07年度は預金で、液晶プロジェクター3台とデジタルカメラ1台(計約35万円)を購入しました。 三芳小を取材で訪ねた4月上旬は、07年度のベル ![]() 三芳小は2年前に創立130周年を迎えた伝統校。日田市の東部にあり、福岡県久留米市と大分市を結ぶJR久大線の日田駅と三芳駅の中間です。校区は商店街と新興住宅地、農山村部が混在しています。 <写真上> 回収済みのインクカートリッジを整理するベルマーク部のお母さんたち。07年度の活動は終わっていたので、「新年度への引継ぎ」の特別作業です <写真下> 07年度ベルマーク部員のみなさん。前列右から2人目は部長の森山芳美さん=いずれも大分県日田市の三芳小学校で |
竹馬14台に子どもたちは笑顔千葉県柏市酒井根小学校
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![]() ![]() ![]() ベル資金でのお買い物は、ドッチビーやストップウオッチ、竹馬(14台)など、子どもたちに喜んでもらえるものを購入しています。 地域からの協力は、学区内のお店(2カ所)や郵便局、中学校、特別養老老人ホームにベルマーク回収箱を設置しています。「とくに中学校からは使用済みカートリッジが多く集まります」「0 ![]() 酒井根小は、近く里山の自然に関わる学習に力を入れ、学校も蝶の飛び交う綺麗な環境つくりを目指し、花壇などの整備に励んでいます。昨年11月、酒井根下田の森「里山まつり」では、近くの住民や子どもたちが参加、楽しい一時を過ごしました。下田の森の自然や子どもたちの活動を撮影した写真の展示や、収穫の稲わらを使った縄ない作業の体験教室のほか、酒井根小「太鼓サークル」による迫力ある演奏などが行われたそうです。 <写真=上から> ・見ごろを迎えた松葉菊やパンジー、藤の花がとてもきれいです ・中央、400万点感謝状を持つ漆間浩子さんを囲みPTA文化部のみなさんと、後列左側は進藤校長 ・回収箱や会社別に仕分ける時のケースを持つ、副部長の隈元始子さん(右)と渋谷弘美さん ・竹馬に乗って、子どもたちは笑顔いっぱい。低学年の子どもたちも早く乗れる日を心待ちにしています(酒井根小提供)=いずれも柏市立酒井根小学校で |
1週間の収集期間がほぼ毎月日野市日野第一小学校
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東京都日野市の日野第一小学校(小杉博司校長、425人)が、42年の取り組みで400万点を達成しました。推進役のPTA文化部だけでなく、有志のお母さんたちも活動に参加して、学校ぐるみの活動として定着しています。
![]() 文化部員は各クラス1人ずつの13人。ほぼ毎月、1週間の収集期間を設けてマークを集めます。この間、各教室の前に置かれるベルマーク箱は、長年愛着を持って使われてきた様子。児童たちは専用の収集袋でマークを持ち寄ります。その都度会社別に分類し、9月と3月に集計して発送します。 ![]() これまでにベルマーク預金で、ボールや一輪車、アコーディオンなどを購入しています。「地道な努力が山となり、子どもたちが喜ぶ遊具が買える。遊具で遊ぶ子どもたちの喜ぶ姿を見てまた頑張れる。ベルマークは素晴らしい活動です」と小杉校長 ![]() 「多摩の米蔵」と呼ばれた日野市の中心にある1873(明治6)年創立の学校。「食育」に力を入れ、地場野菜を使った給食のおいしさはテレビでも取り上げられたほど。野菜を生産した児童の家族を昼の校内放送で紹介するのもユニークです。日野市が米国カリフォルニア州レッドランズ市と姉妹都市である関係からフランクリン小学校と姉妹校で、しばらく途絶えていた手紙による交流が3年前に復活し、今年の入学式に同校の副校長夫妻が来校。国際理解教育にも熱心に取り組んでいます。 <写真上> 400万点達成の感謝状を手にする小杉博司校長と清水俊幸副校長(右端)、岡野敦子文化部長(左端) <写真中> 最初の活動日でしたが文化部の皆さんが手際よくマークを仕分けていきます <写真下> 収集期間中、各教室の前に置かれるベルマーク箱と岡野部長=いずれも東京都日野市日野第一小学校で |
ベル資金で一輪車、体力向上に一役神奈川県川崎市鷺沼小学校
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川崎市宮前区の鷺沼小学校(秋山俊幸校長、873人)が、ベルマーク運動に参加して30年で400万点を達成しました。川崎市内では19校目です。
東急田園都市線「鷺沼」駅 ![]() 鷺沼小のベルマーク運動を率いるのは、PTAの学年委員会(2007年度山口靖子委員長、24人)です。毎月10日に、集まったベルマークの会社別仕分けと発送前の集計作業を、学校に集まり9時30分から正午まで行います。会社毎のマークを点数別に仕分ける作業は、各自が数社を分担して、家に持ち帰り整理しています。この方法は、お勤めしている方や小さい ![]() 協力への呼びかけや点数結果報告は、年2回「学年委員会だより」で知らせています。2007年度に集めたベルマークは約9万点、その中で点数合計「ベスト10」を集計して掲載しました。1番がダントツに「キユーピー」のマーク、2番が「味の素」と5番までは一般的な会社名でしたが、目を引いたのは「キヤノンマーケティングジャパンとエプソン販売」の使用済みカートリッジの点数の伸び率と、ベルマーク番号38の「山田養蜂場」の点数が8番に入っていた事です。「通販商品にもかかわらず、高価なロイヤルゼリーなどのベルマークが集まるのは地域性なのかしら」と話題になったそうです。 鷺沼小では、朝の読み聞かせや体験活動に力 ![]() <写真上> 左側から西川恵子副委員長、400万点感謝状を持つ山口委員長と秋山校長、葉倉朋子教頭、PTA活動担当の松原康臣教諭 <写真中> 水曜日は保護者のボランティアによる読み聞かせがあり、子どもたちは楽しみにしています(鷺沼小提供) <写真下> 休み時間になると一輪車に乗るのを楽しみにしています(同)=川崎市鷺沼小学校で |
目標掲げ手応え感じた300万点突破松戸市上本郷小学校
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千葉県松戸市の上本郷小学校(竹中良子校長、800人)が、300万点を達成しました。開校とほぼ同時に運動に参加して40年。昨年度は活動の活性化を図り、目標を掲げて児童や地域にも呼びかけたところマークの収集
![]() PTAベルマーク委員会(07年度は石井真由美代表、7人)が推進し、各学級に5人ずつの、総勢120人余りのベルマーク係がマーク整理に取り組みました。昨年新たに行ったのは、各教室にペットボトルで作った収集箱を置いたこと。児童向けに「ベルマークしんぶん」も作って教室ごとに張り出しました。活性化には、先生や児童たちに関心を持ってもらうことが大切だと考えたからです。さらに、全教室に扇風機を2台ずつ備えるという大きな目標を掲げて、校内ばかりでなく町内会の回覧板でも呼びかけました。反響は大きく、地域の店舗など5カ所に置いた回収箱には、それまでの倍ほどのマークが集まったそうです。 マークの整理は ![]() 「地域にはマークに馴染んでいる人が多いので、回収箱が効果的でした」と會津恵美PTA会長。扇風機はこれからですが、ベルマーク預金で鉛筆削り器を全教室に備えています。「学校自慢のひとつはPTAがしっかりしていること。子どもたちのために学校を助けていただいています」と田中行雄教頭は話しています。南米エクアドルに住んでいた石井さんは、現地の補習校では、ベルマーク運動から教材が贈られたこともあり、子どもたちが数少ない商品から熱心にマークを集めていると教えてくれました。 学校選択制で人気が高いこの学校は、毎年児童が増え続けています。地域住民の防犯パトロールや保護者による交通安全、スクールパトロールなど、地域ぐるみで子どもたちの安全対策に取り組んでいます。 <写真上> 校内に掲げられた感謝状を囲む田中行雄教頭(中央右)とPTAの會津恵美会長(右端)、石井真由美さん(左端)、榎本久美さん(左から2人目) <写真下> ベルマークで各教室に備えた鉛筆削り器を使う石井さん=いずれも千葉県松戸市上本郷小学校で |
ベスト100着を購入、活動に弾み盛岡市厨川小学校
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![]() 4月21日、PTAベルマーク委員会の新年度初めての会合に伺うと、佐藤校長が、「子どもたちの安全を見守ってくれる地域のボランティアの皆さんへ、ベルマーク預金で購入したスクールガードのベストを児童の代表から手渡して贈呈式をしたばかりです」と教えてくれました。4 ![]() ベルマーク委員は各クラスに2人ずつ、合計24人のお母さんたちです。教室ごとに専用の缶を置き、児童たちに「ベルマークの袋」を配って、毎月第1、第3金曜日にマークを集めます。学期に1回回収し、2回に分けて整理しますが、整理に使っている道具が、牛乳パックを縦に切り紙コップを3個並べたユニークなもので、学年ごとに仕分けたマークを全体用の箱に移し替えるのがとても簡単です。夏休み明けにはクラス対抗の「たくさんベルマークを集めようキャンペーン」を行って、児童の関心を一段と高めました。 ![]() ![]() <写真上から> ・牛乳パックで作った仕分け用容器とベルマーク委員の皆さん ・スクールガード用ベストを披露する、後列左から阿部教頭と菅原登志子さん、前列左から山内誠子委員長、藤村直美副委員長、齋藤千恵副委員長 ・4月15日に行われたスクールガード用ベストの贈呈式(厨川小提供) ・この春生まれたばかりのウサギを抱く1年生=いずれも盛岡市厨川小学校で |
子どもたちを見守りつつ、300万点達成横浜市立北綱島小学校
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横浜市港北区の住宅地にある北綱島小学校(大谷多恵子校長、児童634人)は、1978年度に創立、同じ年度にベルマーク運動に参加して、創立30周年の今年、300万点を達成しました。「30周年の記念に、ベルマーク預金でイベント用のテントを2つ購入して、子どもたちや地域の方たちに楽しんでほしい」。PTA会長、垣中祐二さんの顔がほころびます。
PTAや学校と地域と、そのつながりが強い学校です。朝夕 ![]() 町のそうした雰囲気のなかで、PTA活動は保護者全員が参加して子どもたちを見守るようにしています。このうちベルマーク活動は、PTAの担当役員1人と各クラスごとのPTAベルマーク係、計39人が展開します。まず6月に全児童の家庭に手紙を出して、今後1年間の活動を呼びかけます。同時に、関心を高めてもらうよう、前年度の集計結果やベルマーク預金で購入した備品を報告します。各クラスに置いた収集箱のベルマークを月1回のペースで集計し、年に2回、ベルマーク財団に発送します。 1年間のベルマーク活動を振り返って、担当のお母さんの1人は「仕事が忙しくてなかなか活動できない方と何度か連絡をとったり、ベルマーク作業の手ほどきをしたりするうちに、そのお母さんが『頑張ってよかった』と言ってくれました」と感慨深げです。またPTAの担当役員の方は「記念のテント2張りを購入することになり、手ごたえを感じています」とうれしそうです。 同小は、隣接する北綱島特別支援学校(旧・同養護学校)と、交流を深めています。毎年、新1年生が特別支援学校の児童・生徒たちと「対面式」を行うのをはじめ、一緒に運動会を楽しんだり、車いすの子どもたちとダンスをしたり、合同授業をしたり、といった具合です。「子どもたちが、ごく自然に車いすの友だちに手を差し伸べている姿に、親の私たちが子どもから教わっている気持ちになります」(垣中PTA会長)。学校と地域を取り巻くそんな雰囲気の中で、こつこつと育まれた、ベルマーク300万点です。 <写真> 300万点の感謝状に、垣中PTA会長(後列左)やベルマーク担当の方たち。校長の大谷多恵子さん(後列右)も、にっこり=横浜市港北区の北綱島小学校で |