学校訪問


達成校目次

★ 800万点達成校を訪ねました!

  東京都青梅市青梅学園   「もったいない」をモットーに

★ 500万点達成校を訪ねました!

  神奈川県平塚市富士見小学校   さりげなく、落ち着いた活動
  大津市長等小学校   大津絵コーナーや狂言が自慢

★ 400万点達成校を訪ねました!

  東京都板橋区下赤塚小学校   練り上げた整理方法で円滑な活動
  大阪府枚方市牧野小学校   マーク切りと仕分けを分業で成果
  広島県呉市広小学校   マーク仕分けは役員が自宅で

★ 300万点達成校を訪ねました!

  秋田市立大住小学校   “ベルマーク「155」作戦” で前進
  水戸市梅が丘小学校   毎月活動、マーク送付は120回
  戸田市戸田第一小学校   1年間100冊目指す読書マラソン
  習志野市大久保小学校   児童とPTAの連係で負担なく活動
  松本市島立小学校   ベルマークバザーで回収の成果
  愛知県知立市知立西小学校   クラスに牛乳パック再利用の回収箱

★ 200万点達成校!

  秋田県潟上市追分幼稚園   福島県矢吹町善郷小学校
  埼玉県吉川市北谷小学校   四日市市下野小学校

800万点達成校を訪ねました!

「もったいない」をモットーに

東京都青梅市青梅学園
 「マーク落ちたよ」の声に、ベルマークを整理している10人近くが一斉に「もったいない、もったいない」と連呼します。東京都青梅市の社会福祉法人南風会青梅学園(山下勉理事長、入所数42人)は、重度の知的障害がある成人の入所施設です。ベルマーク運動に参加して33年、全国からの寄贈マークにも支えられ、800万点を突破しました。
  青梅学園は、生活の中で人を人として認め合う関係を築くため、敷地を囲うことなく、また地域の人をクリスマスなどいろいろな行事に招いて、地域と触れ合っています。ベルマーク支援の呼びかけは、青梅市社会福祉協儀会発行の「社協だより」に掲載してもらっています。10年ほど前に情報誌で紹介されたおかげで、ベルマークは全国の方からも送られてきます。山下理事長は頂いた方の記録を保存、一人ひとりにお礼状を出しています。
  施設にいる利用者の多くは、会社の番号や点数を見分けることは出来ませんが、その人の能力を引き出していく支援職員の創意で、独特な整理の仕方を工夫しました。会社別の分類は、マークの絵柄を見て同じデザインの箱に入れていきます。「もうできたの」「早いね」の言葉に、満足げです。枚数を数える作業のためには、紙に線を引いて大、中、小のます目を作りました。小さいます目にマークを並べると90枚、大きいます目だと60枚です。台紙がマークで埋まると先生に報告、それを繰り返して明細を出します。テレビを見てくつろいでいる時にも、職員と一緒に作業をしています。
  その成果は、今年2回のベルマーク送付で81万4839点にもなりました。寄贈マークは大きな箱の中に、紙袋やビニール袋に入って山積みです。仕分け作業の大部分はボランティアの協力ですが、とても整理が追いつかない状態です。
  学園では、昭和39年(1964年)の開園当初から音楽療法に取り組んでいます。音楽は生活の中の動的な活動や静的な活動にメリハリをつけ、生活のリズムを作るのに役立っています。ベルマーク貯金で、介護式車いす、テレビのほか、和太鼓などの多くの楽器を購入してきました。「太鼓や楽器を使う行事の時には、おおいに盛り上がりますよ。次の購入備品は、増築中の通所施設に大型の薄型テレビが案として出ています」と指導職員鈴木勇子さんは、にこにこと話していました。

500万点達成校を訪ねました!

さりげなく、落ち着いた活動

神奈川県平塚市富士見小学校
 平塚市の富士見小学校は1935年に創立された歴史ある学校で、ベルマーク運動が1964年に参加してから42年の今年、500万点を達成しました。「私たちが特に頑張ったわけではなく、代々の先輩たちの長い積み重ねのおかげです」。PTAでベルマークを担当する厚生委員会の委員長・平田弥生さんは、さりげない口調で話します。旧東海道の宿場町、平塚宿の遺跡を校区の住宅地周辺に抱えて、町も学校も、落ち着いた雰囲気です。
  戸邊武校長は「この学校は地域がしっかりしていて、学校に協力し支援してくれている。PTAも活力にあふれて前向きです」とPTA活動に信頼を寄せています。ベルマークの作業は、厚生委員会のメンバー8人が月に1〜2回集まって、2時間半から3時間程度かけて進めます。「お金を扱うのと同じなので、気分は大変。でも子どもたちのため、学校のためにやっています」。それでも、1〜6年生の親たちで構成する委員たちは、「おしゃべりしながら、子どもの教育の情報交換もできる」と、楽しそうです。
  ベルマークの回収箱を公民館とスーパーにも設置し、「公民館だより」に協力のお願いの記事を掲載するなどしています。PTA主催の「ふれあいフェスタ」など各種の催しにも、公民館のサークルや老人会の方たちが参加したり後片付けを手伝ってくれたりするそうです。海辺の歴史ある町で、地域の温かい風が学校を包んでいる感じです。

500万点達成校を訪ねました!

大津絵コーナーや狂言が自慢

大津市長等小学校
 大津市の長等小学校(安江郁夫校長、637人)は500万点を達成しました。滋賀県で7校目、ベルマーク運動に参加して44年です。
  PTA学級委員会(梅野志歩委員長、21人)が担当します。これまであったベルマーク委員会が2004年度から学級委員会に吸収されました。
  毎月第2週がベルマーク週間で第3週月曜日に仕分け、整理します。学級委員はマークを切り、10枚単位でホッチキスで留めたり、テープに貼ったり。番号別の仕分けは2時間ほどで終わります。集計は年2回です。毎月仕分けたのを集計し計算、発送します。
  収集は児童の持ち寄りのほかに、収集箱を郵便局、商店、市民センター、喫茶店など5ヶ所に置いています。自治会に回覧板で協力をお願いしています。
  長等小は、名刹三井寺のすぐ近くにあり、創立133年の古い歴史を誇ります。作家横光利一も同校出身。校内には、同校が力を入れている大津絵のコーナーがあり、廊下の窓ガラスには鮮やかな色彩の卒業制作がステンドガラス風に飾られています。大津絵は江戸時代初期ごろから描かれ、仏画、世俗画として人気を博しました。藤娘、鬼の念仏などの画題がよく描かれます。また、総合学習の時間を利用した6年生による狂言も有名で、毎年発表会を開いています。

400万点達成校を訪ねました!

練り上げた整理方法で円滑な活動

板橋区下赤塚小学校
    東京都板橋区下赤塚小(青木教雄校長、641人)が、都で37番目に400万点を達成しました。東武東上線下赤塚駅前の商店街を抜けてすぐのところにある学校は、48年前に開校。最近まで残っていた農地が次々と住宅地に変わり、児童が増え続けています。
 43年前に参加したベルマーク運動は、PTA厚生委員会が推進しています。委員は各学級から1人ずつの合計19人。毎年全員が入れ替わりますが、長年の取り組みで練り上げられた3段階整理方法が引き継がれ、活動は円滑です。
 集票は5、10、1月の年3回。「厚生委員会便り」で呼びかけてマークを集め、クラス集計、学年集計、総集計の3段階を経て整理します。各集計の間に1週間を設け、都合のよい時に整理しておき、総集計に持ち寄ります。この時ばかりは全員が員が顔をそろえ、部屋いっぱいに並べた会社別の容器にマークを入れていく様子は、とても活気があるそうです。土屋八重委員長は、「まだ活動することで精一杯」だそうですが、前委員長の橋本博美PTA副会長は「地道な活動でしたが、1年が終わった時は子どもたちのためにやって良かったと思いました」と話していました。
 この日も校庭では、ベルマーク預金で購入した色とりどりのゼッケンをつけて4年生が、体育の授業でバスケットに歓声をあげていました。「ゼッケン以外にもテントや大玉などいろいろ買っていただき、助かっています」と芳森信夫副校長。青木教雄校長も「父親実行委員会に出席したところ、マークの入った袋を渡されました。皆さんが心に留めてマークを集めてくださっていることをありがたく思います」と話していました。

400万点達成校を訪ねました!

マーク切りと仕分けを分業で成果

大阪府枚方市牧野小学校
 大阪府枚方市の牧野小学校(二宮佳史校長、790人)が400万点を達成しました。府内26校目、参加から36年でした。ベルマークの切り役と仕分け役を分けてから整理作業がスムーズになった、といいます。
  ベルマークはPTAのベルマーク委員会(上田祥子委員長ら委員6人)が担当します。各クラス2人の学級委員のなかから学年に1人がベルマーク委員になります。
  毎月5日がベルマークの日。子どもたちがクラスの収集箱に入れたのを貯め、年2、3回、仕分け整理します。今年は6月にありました。 
  仕分けは、学級委員にも参加してもらいます。これまでは、全員でマーク切りをし、全員で仕分けしていましたが、今年から切り役と仕分け役を分け、半々にしました。1〜10、11〜20、21〜30という具合に10番単位で協賛会社用の箱を作り、マークを切った人は該当の箱に入れていきます。仕分け役は、それを1番、2番といった番号別の箱に入れ仕分けは完了します。そのときの状況をみて、切り役を仕分け役に回すなどの対応をとります。
  切り役、仕分け役のほか、切ったマークを10番単位の箱に入れるだけの「入れ役」も設けましたが、切り役が番号を知っているので入れ役も兼ねる方が合理的ということになりました。
  牧野小では4年前に、ベルマーク預金で買い物して以来、預金を使っておらず現在、残高は14万円ほど。何を買うか、楽しみにしています。
  牧野小は今年度、文科省の「学校、家庭、地域連携による食育推進事業」の指定を受け、野菜嫌いを減らそう、朝食を食べよう、給食を残さない、教育を進めています。

400万点達成校を訪ねました!

マーク仕分けは役員が自宅で

広島県呉市広小学校
 広島県呉市の広小学校(山根一夫校長、613人)が400万点を達成しました。県で22校目目、参加から33年でした。役員が自宅で仕分けするのが特色でしょうか。
 ベルマークはPTA整美部(高野直美部長、部員20人)が担当します。クラス役員5人のうち1人が担当します。
 毎月20日にベルマーク袋を子どもに配ります。25日ごろ集め、各クラスの整美部員がクラスのベルマークを自宅に持ち帰り、仕分けします。番号別、点数別に10枚単位で束にします。 
 集計は年2回、全クラスが持ち寄り、整理計算します。自宅で10枚単位に整理しているので、作業はスムーズ。9月の集計では約4万点を4時間ほどで仕上げました。
 自宅での仕分けはかなり前から行われており、なり手のないクラス役員が仕事しやすいように、との配慮が働いているそうです。
 広小PTAは、声かけ運動を2001年度から始めています。下校時に当番の保護者が門のところで、帰る子に声をかけています。校内に入ると、真っ先に目に入るのが「教育第一」の石碑。明治43年(1910年)、広小のあった広村が「教育第一」を村是に掲げ、碑は大正13年(24年)に建立され、昭和44年(69年)に校内に移転されました。この石碑が長い間、広小の子どもたちの成長を見守ってきました。

300万点達成校を訪ねました!

“ベルマーク「155」作戦” で前進

秋田市立大住小学校
  「155」は、ベルマーク目標点数15万5,000点の呼びかけ。そしてもう一つ、「1」は目指せ秋田県bP、「55」はGO!GO!突っ走ろう、と励ます意味も。秋田市立大住小学校(石山輝夫校長、児童846人)は参加25年で300万点を突破して、さらに高い目標を掲げています。
  大住小は、秋田市の南部に位置し市内有数の住宅地です。児童たちは郷土の歴史をお年寄りに聞いたりして、大住小と地域の暮らしの良さを伝えようとしています。
  ベルマーク活動は元気いっぱいです。PTAの文化研修部では、秋田県内の学校のベルマーク点数の傾向や、ベルマークを付けている協賛会社の商品の動きを、さまざまなデータを集めて分析しました。大住小の世帯数から使用済みインクカートリッジの目標点数を出し、また年2回送付するベルマークの目標点数を掲げて“ベルマーク「155」作戦”と名付けました。PTAや地域の人への協力依頼を、「ベルマークニュース」や、活動を担当している文化研修部(部長・吉尾裕子さん、190人)の通信で呼びかけています。
  ベルマークの収集と仕分けは年8回、クラスごとに4〜5人ずつの文化研修部員が自宅で作業し、年に2回、集計と点数計算をして財団に発送します。今年度は9月の集計をしたところ300万点に少し不足していることに気がつき、急いでさらにマークを集めて、大台を達成しました。次回の2月の発送に備え、カートリッジの回収センターから点数のはがきが戻る時間を見越してスケジュールを立てています。成果が現れるはず、とPTAの担当の方たちは期待しています。
  ベルマーク預金での購入は、4年後の学校創立30周年に向けて記念になる立派な備品はどうか、などと検討しているとのこと。「155作戦」の夢が、ふくらんでいます。

300万点達成校を訪ねました!

毎月活動、マーク送付は120回

水戸市梅が丘小学校
 水戸市立梅が丘小(阿久津一成校長)が県で40番目に300万点を達成しました。校区は梅の名所偕楽園の近くにあり、大きな団地やマンションが点在しています。児童数は996人で、市内で2番目に大きな学校です。
 ベルマーク活動は17年目、PTA福祉厚生委員会が担当しています。委員は各クラスに1名ずつの合計30人です。ほぼ毎月活動し、これまでに120回マークを送っています。大変多い回数です。その理由を栗原明子委員長は「前年度の人から引き継いだ通りに活動していますが、確かに、児童数が多くてたくさん集まるので、毎月整理しないと溜まってしまい大変です」と話していました。
  児童に配る収集袋にあらかじめ回収日を印刷しておき、呼びかけは学期に1回ベルマーク便りを配布するくらいですが、活動はよく浸透しています。先生たちは児童たちが持ってきたマークをまとめて、福祉厚生委員の子どもに渡してお母さんに届くよう計らってくれます。マークは家で会社別に分類し、同じマークを10枚ずつセロテープに張っておくので、学校では集計するだけです。毎月のように集まって行う作業も、短時間で終わるので負担にならず、かえって「保護者同士が交流できる良い機会」「世間話ができてストレス解消になります」と委員さんたちは楽しんで活動している様子でした。
  6年前にベルマーク預金で和太鼓やサッカーゴールポスト、国旗などを購入しました。以来、改修中の校舎が完成する2007年を待って防犯設備を備えようと買い物は控えてきましたが、学校創立30周年の今年、記念に各教室にボールを2個ずつを買い備えました。
 学校の裏には「どんぐり山」と呼んでいる8000平方メートルの雑木林があって、児童たちの学習と憩いの場になっています。この雑木林を活用して文部科学省委託の「豊かな体験活動推進事業(命の大切さを学ばせる体験活動)」に取り組み、3年生はヒラタケ栽培、4年生は野鳥観察など、学年ごとにテーマを決めて学習しています。

300万点達成校を訪ねました!

1年間100冊目指す読書マラソン

戸田市戸田第一小学校
 5月の運動会で、全校児童による「大玉送り」が行われました。この大玉はベルマーク預金で購入しました。「みんなが触れると玉が転がらなくなるんだよ」。練習中に、少しでも玉にさわりたい下級生に、経験ある上級生からのアドバイスでした。
  300万点を達成した埼玉県戸田市戸田第一小学校(市ヶ谷茂男校長、882人)は、明治10年(1877年)開校、今年130周年を迎えました。
  学校では読書に力を入れています。毎週水曜日の朝、保護者による読み聞かせを行なっているほか、1年間100冊の本を読んでみようをめざしています。10月30日から11月17日まで「戸一小秋の読書週間」を実施、 “読書マラソン折り返し賞”として、100冊以上読んだ人には“賞状”、50冊読んだ人には“ミニ賞状型しおり”をプレゼントしています。子どもたちは、たくさん本を読んだ人、シリーズ本にチャレンジ!などの企画に挑戦して、チャレンジシートに色をぬってもらい“しおりプレゼント”を楽しみに励みます。昨年100冊以上本を読んだ児童は81人。今年は何人が達成するか楽しみです。
  ベルマーク運動に参加して44年、マークの送付66回で300万点を突破した取り組みは、PTAのベルマーク担当26人(委員長河合由美子さん)が中心となり、年3回整理集計を行います。その都度保護者に手紙を出し参加者をつのり50人から60人で作業をします。
  今年も子どもたちが喜ぶ体育用品を購入するつもりです。何のために集めているかを知り、無駄にしないで集めることの大切さの理解を深めるため、購入した備品は先生から児童に報告してもらっています。
  「一つ一つの点数は低く、集めても無駄と思っていましたが、学校全体で集めると大きな点数になることを改めて見直すことができました」と河合さんは話していました。

300万点達成校を訪ねました!

児童とPTAの連係で負担なく活動

習志野市大久保小校
  ベルマーク運動発足当初から参加している千葉県習志野市大久保小(石井正校長、999人)が、県で93番目に300万点を達成しました。児童と保護者双方の取り組みで活動が浸透しているのに加え、校区にあった順天堂大学跡地に高層マンションや住宅が建って児童数が急増し、ベルマーク活動の追い風になっています。200万点を達成してから3年9カ月でした。
 児童会ボランティア委員会の5、6年生約30人が、毎月の委員会活動で、面倒をみている下級生の兄弟学級の教室からマークを回収してきて、10番台、20番台と大きく分類します。それを、PTA保健厚生委員会(菅原幸代委員長)が引き継ぎ、整理して、年3回発送します。
 保健厚生委員は各学級に1〜2人の総勢53人。ベルマーク活動のほか、新聞や空き缶の回収、全校清掃を受け持っているので、分担して取り組んでいます。ベルマーク整理は22人、発送は2人が担当です。
 ベルマークリーダーの山崎いづみさんと水本道子さんによると、毎年全委員が入れ替わりますが、活動がマークの整理に限られているのですぐ慣れ、児童が粗整理してくれたマークも分類しやすく、毎月の作業は短時間で済むそうです。11月も朝9時半に始まって、1時間後にはほぼ終わっていました。集まったお母さんたちも「毎月でも負担になりません。かえっておしゃべりができて楽しい」と話し、和気あいあいと作業を進めていました。児童会ボランティア委員会担当の中川隆先生は「ベルマーク活動は、子どもたちに物を大切にすることや思いやりの気持を教えるよい機会」と言います。
 「交通安全ボランティアの保護者が毎朝、自主的に通学路に立つなどPTA活動が盛んです。ベルマーク活動にも熱心で、一輪車や逆上がり補助器など必要な教材を買っていただき、とても助かっています」と恵藤公男教頭は笑顔で話していました。

300万点達成校を訪ねました!

ベルマークバザーで回収の成果

松本市島立小学校
   「エッ、300万点って300万円も集めたの!43年も前から」と驚く児童たち。ベルマーク委員会(4年生から6年生までの児童17人)、委員会活動の授業で300万点達成の報告をしました。長野県松本市島立(しまだち)小学校(岩村昭博校長、児童351人)は、県内23校目の達成校です。
  島立小学校は、JR中央線松本駅から長野電鉄上高地線に乗り換え、大庭駅下車。歩いて15分、学校周辺は田畑の多いのどかな雰囲気。校庭から北アルプスの山々が見えます。玄関正面には、勝海舟の書「嶋立学校」の碑がありました。
  児童会として行っているベルマークの収集は、日常的にも教室にベル箱を設置して協力をお願いしています。今年度も5月、12月をベルマーク月間として手作りポスターや校内放送で収集を呼びかけました。また7月、10月には「ベルマークバザー」を実施しました。マークの枚数で持ち寄った不用品を交換するバザーは、学年別に休み時間を利用して行い、回収の成果があがりました。
  委員会活動の授業で委員会担当教諭石井明美さんより、ベルマーク教育助成財団からの感謝状を紹介いただきました。訪問した財団職員が、ベルマーク運動の仕組み、島立小学校のこれまでの歩みを話すと児童は熱心に驚いたり、喜んだりしていました。議長から「今日の作業、ポスターを学校の目に付くところを探し貼ってきてください。終わったらベル箱の回収お願いします」と指示。みんな工夫をこらしたポスターを持ち、目立つ場所を探し貼っていきます。
  集まったマークは、年2回PTA作業分担になった保護者に仕分け、点数計算をしていただき、最後に担当の先生が送り状を作成、発送します。
  「長野県で598校参加のうち島立小は23番目だそうです。先生も初めて知りました。みんなのお母さんのころから続いてきたからこそ、の結果です。いつも校長先生のお話に“続けることは本物。本物は続く”とありますが、これからも頑張っていきましょう」。石井先生の力強いお話でした。

300万点達成校を訪ねました!

クラスに牛乳パック再利用の回収箱

愛知県知立市知立西小学校
 周辺の宅地化が進み、児童数の増加が続く愛知県知立市の知立西小学校(加藤恵一校長、778人)の集票累計が300万点を突破しました。開校してすぐ運動に参加して32年、歴代の保護者や子どもたちの努力の積み重ねで節目の記録に到達しました。
  同小では、全23クラスに牛乳パックを利用した回収箱とプリンターの使用済みカートリッジ入れの箱を置き、毎月10日に子どもたちがマークなどを持ってきます。整理、集計は年に4回。PTAにあたる父母教師会の生活委員会(手島良子委員長、9人)が学校に集まり、マークを番号別に分けます。それを各自、同じぐらいずつ持ち帰り、自宅で集計しています。次に集まったときに送り状に記入し、委員長がベルマーク教育助成財団に送るという方式です。
  こうしてためた預金で、昨年度はホップサックやターゲットマット、ソフトバレーボールなどを買いました。加藤校長先生は「いつもありがたいと思っています。こつこつ努力することが大きな成果をもたらすという、いい教材です」と話しています。
  社会的に少子化が進む中、トヨタ自動車の本拠である豊田市に隣接する知立市は例外で、今も人口が増え続けています。同小の児童数は15年前に比べ250人以上も増え、今年4月には校舎1棟(7学級)を増設しました。保護者の転勤などで子どもたちの出入りが激しいのが悩みだそうです。

200万点達成校!

★ 200万点達成校!


秋田県潟上市追分幼稚園
 海山静子園長、175人。秋田市に隣接した創立50周年の幼稚園です。ベルマーク運動に参加して41年。PTAベルマーク部(39人)が毎月マークを集めて整理し、年2回発送しています。呼びかけは学期ごとに発行する「ベルマーク便り」で。これまでにテレビやCDラジカセなどを購入しました。

福島県矢吹町善郷小学校
 久真隆校長、428人。学校は創立25年。吹奏楽コンクール県南支部大会で優秀賞に輝き、郡市陸上大会で種目別優勝するなど児童たちは大活躍です。ベルマーク活動は24年。PTA環境厚生委員会(12人)が年4回収集し、その都度、整理して発送します。購入品は一輪車や竹馬、CDラジカセなど。

埼玉県吉川市北谷小学校
 新井このみ校長、572人。体力づくりを推進し、体育朝会や外あそび、マラソンなどに取り組んでいます。ベルマーク活動は21年。PTA厚生委員会(36人)が毎月10日前後にマークを集め、学期末ごとに発送します。仕分け係と集計係とに分かれマークを整理するなど、合理的な活動を図っています。

四日市市下野小学校
 榎一孝校長、504人。市郊外の田園地帯にあり、豊かな自然や地域の人たちとのかかわりを大切にしています。ベルマークは各学級に回収用の缶を置いて集め、年に4回の集計日に整理します。ベルマーク委員だけでなくPTAの全会員が、4回のうち1回(つまり年に1回)は参加するのが伝統です。
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