学校創立は明治8年。児童数は988人で、京築地区では一番多い学校です。
昨年11月、300万点を突破して全校で喜んでいます。本日は、「ベルマーク活動の危機からの脱出」と題して、体験発表をします
ベルマーク係は学級委員会に属しています。保護者が活動に参加しやすく、また仕事の軽減化を図るため、学級係とベルマーク係に分け、役割を明確にしています。
平成13年度までは、学級委員会がベルマーク作業もしていました。そのため、仕事が多いなどの不満の声が上がり、役員のなりてが無く大変苦労しました。回収点数も伸び悩みました。
そこで平成14度に改善を行い、ベルマーク作業を委員会活動から削除して、月1度の作業を自主参加にしました。結果は、マーク回収枚数が減少して参加人数も低迷しました。このような状態で活動を続けていくのは困難だと思い、役員会に「ベルマーク活動の廃止」を提案しました。
しかし、保護者から「ベルマーク運動は一番身近にあるボランティア活動で、子どもたちのために継続してほしい」という強い要望が上がりました。前向きに検討を重ねた結果、保護者はベルマーク係というサポーターになり、児童の参加を学校側に要望したところ快諾していただき、平成15年に子どもたちのベルマーク委員会が発足しました。
子どもたちの活動は、月1回、委員会の開催を決めました。各クラスと校内数カ所に置くマーク回収箱を作り、ポスターによる呼びかけをしました。子どもの覚えは早く、慣れていくうちに回収、整理、分別などもできるようになりました。小さな番号も楽しみながら作業ができるようになりました。
保護者主体だったベルマーク活動が、児童の参加でマークの回収点数が平成14年度の2・4倍に増えました。地域のスーパーや郵便局、公民館などにも回収箱を設置しました。ベルマーク活動が、保護者から子どもへ、学校から地域へと大きく広がっています。
活動の視点を、保護者から子どもへと変えることで状況がこんなに好転するとは、思いもよらないことでした。
保護者のベルマーク係も集まりがよくなり、年2回の集計作業で約150人が参加しています。平成15年度後期の集計の後、学級係さんが中心になって、温かい豚汁とおにぎりを作ってくれ、1年間の労をねぎらい、おしゃべりに花を咲かせました。
平成16年度の目標は、「福岡県ベスト10入り、15万点突破」です。大きな、子どもたちの目標に向かって少しでも近づけるよう、保護者がサポートして行きたいと思います。
(パソコン、プロジェクター使用)
=5月26日、北九州市小倉北区の市立男女共同参画センターで
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