体験報告



中部



5月18日(火)岐 阜


岐阜市立白山小学校
野ア 睦晴さん
各務 礼子さん
服部かおりさん
 岐阜市の中心、名鉄新岐阜駅から徒歩10分の住宅や商店の密集地ですが、学齢人口は減少の一途。かつての1000人規模が252人の小規模校になりましたが、PTAでは家庭・地域・学校が協力して子育てをすることを基本テーマにがんばっています。
 ベルマーク活動もそうです。PTA会員から毎月10日に子どもたちが回収するほか、4つのスーパーや公民館にベル箱を置き、自治会を通して文書で呼びかけています。ベル箱のそばにはポスターを掲示するなどして、地域の人が思いついたらベル活動に参加できるようにしています。
 毎年11月の「白山ふれあい広場」にもベルマーク収集ブースを設けて、マーク持参者にPTAで寄付を募って集めた入浴剤やタオルを渡します。
 マークの整理は学年代表委員が自宅で行いますが、子どもたちも手伝ってくれて、親子触れ合いの場になっています。
 これからはマンネリの打破と子どもたちにベル意識を徹底し、地域へもこれまで以上に協力を呼びかけます。でも決して無理はしません。それが長く続けるこつと考えるからです。
(スライドショー上映)
=5月18日、岐阜市文化センターで


5月19日(水)四日市


四日市市立中部西小学校
井濱 里香さん
服部由美子さん
 明治5年(1872年)創立した三重県内初の公立小学校校。01年完成の新校舎は1階から3階まで吹き抜けになった「光と風が満ち溢れる校舎」で、ベル預金で購入した電子ピアノの調べやモネ、ルノアール、ゴッホらの複製画も子どもたちの心を育んでいます。
 江戸時代からあって戦災で焼失した学校のシンボル・椋の木にちなんで、「むくの木会」と称するPTAは、各種ボランティア活動とともに子どもたちをみんなで守り、育てていこうとがんばっています。
 ベルマークは各クラス2人の学級委員の担当ですが、今年から取り組みを大幅に改革しました。月1回だったマークの整理を4回(毎週火曜日に1時間)に。1回だと出席できなかったり、やり残しが出て脱退マークを破棄せねばならなくなったからです。マークの発送も2回から3回に増やしました。
 つながりのなかった児童のベルマーク委員との関係も見直します。子どもらは委員会活動日に掲示するポスターを描いたり、大まかに仕分けてくれたりしています。また50枚以上持ってくれた子に渡す「めんこ」作りをしてくれており、ベル担当の先生方との連絡も取り合って、効率的な活動などを考えていくことにします。
 地域にはベル箱を置いていませんが、昨年度最後の実行委員会でも地域の協力に関する意見があり、知恵を出し合って取り組んで行きたいと考えています。
(スライドショー上映)
=5月19日、四日市市文化会館で


5月20日(木)名古屋【1】

半田市立乙川小学校
田中 明子さん
新美千鶴子さん
小椋 晶子さん
新美ひとみさん
 童話「ごんぎつね」の新美南吉を生み、31台の山車が一堂に集まる「山車祭り」で知られる愛知県半田市で開校133年、児童数704人の学校です。ベルマークも43年の歴史を持ち、昨年3月には300万点を超えたのですが、ここ数年はペットボトルを置いて随時マークを入れてもらうようなやり方で、集票も減少の一途だったので、03年度に「ベルマーク改革」に着手しました。
 主な改革は5つ。1つはベル袋の作成。低学年用・高学年用・職員用と作って配りました。2つめは回収日を決め、「ベルマーくん」というキャラクターを登場させたベル便りの発行です。ベルマーくんの身長は63a。回収点数の2000分の1が63だったからで、点数が増えれば身長も伸びるというわけです。
 3つめは児童の参加。児童会のボランティア委員が回収袋からマークを取り出すなどの活動を始め、児童全体の意識も高まりました。4つめがPTAベル担当・文化部の作業の効率化、5つめが整理日に欠席した部員は自宅で行なうことです。
 改革の結果、03年度の集票は前年度の2倍近くになりました。預金では壁掛け時計などを買っています。最後に1首――。
 「ベルマーク 捨ててしまえば ただのゴミ 切って集めて みんなの宝」
(スライドショーを使って説明)
=5月20日、名古屋市の朝日ホール(朝日会館15階)


5月21日(金)浜 松


浜松市立佐鳴台小学校
齋藤 明美さん
三輪 恵子さん
山口美智代さん
牧野 江美さん
 浜松市の西方、佐鳴湖に面した学校です。転勤族が多く、6年間に児童の約半数が入れ替わってしまいます。現在の児童数920人。昨年度の統計では31都道府県から202人が集まりました。
海外からも今年度8カ国83人の児童が集まり、とても国際色豊かです。そこで学校では子どもたちを「佐鳴の心で小さな国際人」ととらえ、狭い地域や考えにとらわれない豊かな発想や行動ができる子を目指しています。
PTAのベルマーク担当は26人の環境委員。4月に顔合わせと同時に、マーク収集袋を作ります。不要になった袋を活用し、氏名や回収日・枚数の記入欄などの紙を貼って出来上がりです。これを各クラスに児童数プラス5袋をセットにし、赤い袋に入れて配ります。
毎月15日に委員がクラスを回って赤い袋を回収。約3日後に学校近くにある公民館で瀬整理・集計作業をします。公民館は冷暖房完備。学校でしていたころは窓を開けるとマークが飛んでしまうので、夏は大変だったと聞いています。
発送は2ヶ月に1度。預金ではCDラジカセや総合学習で使うトランシーバーなどを購入。学年末には全児童・保護者のベル意識を高めてもらうため年間の集票点数や買い物などを報告します。
=5月21日、浜松市のアクトシティ浜松・コングレスセンターで


6月8日(火)富 山


富山市立清水町小学校
寺田裕美子さん
山崎 敦子さん
新村 知弘さん
辻山 寿枝さん
 富山市の中心部にあって児童201人の学校です。地域は郷土愛に満ち、PTAも地域行事と連携を取り、ベルマーク活動も地区委員会が中心になって地域ぐるみで取り組んでいます。
 地区委員は校区20町内から選出した地区委員と役員会所属の委員長からなる21人で構成し、地区別に4つのブロックに分けています。マークは毎月10日に児童が家庭から持ち寄るほか、スーパーや郵便局、銀行などにもベル箱を置いてあります。また、子どものいない家庭にも協力してもらえるように校区1908世帯へ回覧版で「収集のお願い」を流し、年2回、各町内会でベルマーク収集袋を回覧してもらって集めています。
 マークの整理は、ブロック長らがメーカー別に仕分けした後、委員が自宅で行ないます。委員の担当するメーカー番号も年間共通。だからマイペースで空いた時間にでき、同じメーカーのマークなので慣れて整理しやすいのです。
 学校のプリントや回覧版で協力依頼を継続するとともに、点数の大きい業務用商品を扱っているところがないかの情報収集や、マークの発送ごとに集まり具合などを保護者・校区へ通知する、町内での収集袋回覧を継続することなどが、収集点数をあげるための工夫でしょう。(スライドショー上映)
=6月8日、富山国際会議場で


6月9日(水)金 沢


金沢市立森山町小学校
初田 良子さん
長谷川稚乃実さん
前田 和美さん
糸  幸代さん
 金沢市北部の古くから金箔や加賀友禅、和菓子などに従事する職人が住まう地域にあって、創立124年になる伝統校です。今日でも技能が引き継がれ、439人の児童たちも、総合学習の場で学んだり、「子どもはしご登り」や「森山もみじ太鼓」などのクラブに参加して伝統文化を受け継いでいます。
 ベルマークは1965年に参加以来の地道な活動が実って昨年、石川県内4校目の500万点を達成しました。これを機に委員50人からなる厚生委員会では活動を益々活発にしようと、「ベルマークのボランティアの仕組み」図を作り、各家庭に配布、校区のみなさんにも回覧版で見てもらいました。ボランティア活動であるベルマークの仕組みを理解したうえで、地域の人たちと一緒に活動していければと考えています。
 マークの整理は年5回。整理日前に児童を通して家庭から集まるほか、校区の郵便局やスーパーなど5ヵ所にベル箱を置いています。これらのベル箱は前委員長のご主人が手作りしてくださいました。
 ベル預金ではラジカセやデジカメなどを整え、昨年はプレイルームに2台の卓球台を購入することができました。これからは子どもたちにもマークの整理に参加してもらったりする活動を考えています。
=6月9日、金沢市アートホールで


6月10日(木)福 井


福井市立麻生津小学校
増永祐美子さん
武田 弘子さん
渡辺 典絵さん
吉川 瑞恵さん
漆崎 博通さん
 福井市南部の神社や仏閣、田園地帯など、歴史と自然環境に恵まれた園児・児童587人の幼・小併設校です。3年前に歌好きの子どもで編成した合唱団は、昨年度のNHK合唱コンクール福井県大会で金賞を得ました。
 ベルマークも地域の応援を受けて、今年5月に500万点を達成しました。私たち厚生委員会は38人で構成していますが、お母さん委員ばかりだったところへ2年前からお父さんも加わりました。最初は不安もありましたが、徐々に活動に理解を示され、軌道に乗ってきました。
 作業は前期・後期と分けてそれぞれ3回ずつとし、都合のよい月に最低1回ずつは参加してもらいます。子どもたちもボランティアで昼休みなどに手伝ってくれ、うれしく思っています。
 ベル箱は校区内の公民館、郵便局、農協支所などのほか、校区外にも設置。近々、大きなスーパーにも置かせてもらう予定です。ベル預金ではビデオデッキなどのほか、カラー大玉を買って運動会の競技に取り入れたりしていますが、今年度はボランティア活動の一環としてユニセフなど友愛援助への寄付も考えています。
 これからも600万点、700万点を達成できるようPTA・学校・地域の協力を受けながらがんばりたいと思います。「目指せ 県NO.1」。(スライドショー上映)
=6月10日、福井市のウェルシティ福井で


6月11日(金)名古屋【2】

名古屋市立宝小学校
池田 信子さん
木下くに子さん
小林 妙子さん
尾畑 学美さん
青山 値里さん
宇津野 薫さん
巻田 政美さん
 名古屋市南区にあってベルマーク運動発足の前年、1959年に創立した児童438人の学校です。ベル活動には62年から参加、6年前に300万点を超え、昨年度の集票点数は14万5358点。名古屋市で1位でした。
 毎月、ベル便りを発行します。このベル便りは両面コピーしてあり、裏面を貼りあわせば可愛いキャラクター入りのベル袋ができる仕組みです。子どもたちは1日から10日までのベル週間にマークを入れて持参しますが、袋に色を塗ったり、袋をマークでパンパンにしてくる子らが増えてきました。
 クラスの代表が学校全体のベル箱まで持ってきてくれたマークを、私たちPTA厚生委員会と児童の資料委員会が力を合わせて仕分けします。これを担当する会社のマークを決めてある私たちが自宅で集計します。マークの発送は新しい記入用紙が簡単になったので年3回に増やしました。
ベル預金では餅つき大会で活躍する杵と臼、急な雨に備えてのカサ、学級文庫の本などで、カサには厚生委員の手書きでベルマークを入れてあります。友愛援助にも取り組み、次の400万点を目指して地域、学校、家庭にボランティアを拡大していきたいと思っています。(スライドショー上映)
=6月11日、朝日新聞名古屋本社朝日ホールで


6月8日(火)新 潟


新潟市立坂井輪小学校
田中 智子さん
松井 裕子さん
 新潟市西郊の住宅地にある、児童数739人の大規模校です。今年、創立30周年を迎えます。教育目標として、さ、か、い、わ、からとった、「ささえあおう、かんがえよう、いのちをまもろう、わをひろげよう」を掲げています。
 ベルマーク運動では、毎年中心になって活動する学年を決めます。今年は2学年で、各クラスから学級代表2名があたります。私たちのPTAでは役員だけが活動するのではなく、1家庭1回は行事に参加する「お手伝い制度」があります。おかげで年2回の集計作業には計100人の保護者が参加します。
 集計日は6人から8人のグループを作り、番号を振り分けて、分類、計算します。学校からは広い部屋を貸してもらい、気兼ねなく和やかに作業が出来ます。
 最近の購入品は登り棒やボール類でした。今年は創立30周年ということもあり、校内に2つしかなかった収集箱をクラスごとに置いて、ベルマーク収集に力を入れることにしました。
=6月8日、新潟ユニゾンプラザで


6月15日(火)静 岡


静岡市立富士見小学校
我妻 卓幸さん
花村 幸伸さん
島村千賀子さん
芦澤 千子さん     
 旧清水市との合併で人口が70万人を超え、政令市の指定を目指している静岡市の南部に位置し、弥生時代の水田跡でも有名な登呂遺跡が学区内にある児童675人の学校です。
 PTAは全会員が4つの委員会のいずれかに所属します。ベルマーク委員会は160人。例年、委員長は男性、副委員長を女性が担当します。ベル運動には1962年に参加。学校創立50周年の昨年、500万点を達成し大きな話題になりました。過去数年間の集票を見ると、00、01年度に10万−11万点に落ち込みましたが盛り返し、昨年度は20万5000点で県内10位の成績でした。
 年間の活動の主な流れは、まず年度初めにPTA全員に財団のビデオを観てもらいます。学区内の郵便局や商店などにもベル箱を置いてあり、回覧版で呼びかけています。昨年の創立50周年記念事業のバザーでは、ビンゴ大会の入場券をベルマークにしたところ、予想以上のマークが集まりました。整理・集計は年3回。その都度、発送します。
 児童のベルマーク委員会も大まかな仕分けをしたり、ポスターや地域に置くベル箱を手作りしてくれ、私たちとも交流会を持ちました。
 PTA全体の取り組みにするため、財団の説明会にはPTA会長にも出席してもらったり、PTA役員会のあとに残っていたマークの整理をお願いしました。図書室へのベルマーク新聞の掲示や、静岡市内の活動校のひとつである清水不二見小学校の作業を見せていただいたりもしました。
 これからは「ベルマークで○○を買おう」といった目に見える目標を設けたり、PTAの他委員会の活動が早く終わった時に作業をお願いすることなども考えています。
 一人ひとりがベルマークに関心を持つことが重要です。活動が停滞している学校もあると思いますが、まずは本日、ここにお出でのみなさんの意識改革からではないでしょうか。みなさん、がんばりましょう。結果は必ずついてきます。(スライドショー上映)
=6月15日、静岡市のグランシップで


6月16日(水)豊 橋


豊橋市八町クラブ
藤田ゆみ子さん
今井 佳美さん
六峰 文子さん
高須かおりさん
山中 充子さん
千葉 美香さん
 私たち「八町ベルクラブ」は、豊橋市立八町小学校のベルマーク活動のボランティアグループです。3年前に発足、楽しくやっています。
 八町小は市中心部にあります。でも、ドーナツ化で児童数が120人ほどになってしまい、PTA活動の簡略化の中でベルマーク活動が存続の危機に立たされたのです。しかし、何十年間も続き、通学児のいない地域の方も協力して下さっていた活動をやめるわけにはいかない、とベルマークに携わったことのある人たちで始めたのです。
 作業は月1回。土曜日の午後、学校の敷地内にある校区市民館の和室でしています。最初は3人でしたが、友だちが友だちを呼ぶかたちで次第に増え、輪が広がっています。
 私たちはこの活動が子どもたちやお年寄りたちが集う、憩いの場になればいいな、と思っています。だから、作業にハサミは使いません。幼児に危険だし、財団の説明でもマークをそんなに丁寧に切らなくてもいいと聞いたからで、家庭から出していただいたままのマークをホッチキスやテープで止めています。
 学校にも全面的に支援して頂いていますが、決して無理はしないことにしています。そして、5年、10年、20年と続けていくことで、多くの方に知っていただける校区の事業の一つになっていけば嬉しいな、思っています。(スライドショー上映)
=6月16日、豊橋市民文化会館で


6月17日(木) 津


津市立西が丘小学校
中島 直子さん
城山真須美さん
稲澤 町子さん
       
 津市北西部で1975年に開校した比較的新しい学校です。6つの団地を有し、児童数も多く867人。校区と周辺には三重県総合文化センター、県人権センター、県立美術館、県総合教育センターなど文教施設も多く、保護者・地域住民の教育に対する期待と関心の高いものがあります。
 ベルマーク活動歴は、ちょうど10年。私たちPTA環境部が中心になって取り組んでいます。年6回集め、各クラスの回収箱に入れられたベル袋に「ありがとう」の押印。マークを番号別に分けた後の整理・集計は、環境部員が12人と少ないので自宅で作業しています。
 先生方の大きな協力もあって累計129万点に達し、昨年度は県内で12位、津市内では2位の点数をあげることができました。しかし、児童数の割には集まりがいいとは言えず、昨年度の成果に甘んじることなく活動していこう、と私たちにできることを考えてみました。
 まず、児童や保護者にベル活動を一層啓蒙する必要を感じました。そこで、ベルマークポスターなどの校内展示を検討、キャラクターの募集を始めたところです。ベル預金での買い物も先生任せにせず、児童の希望を聞くようにすれば、目標もできて収集への励みになるのではないかと考えています。
 各クラスに回収箱があるのでクラス対抗で枚数を競うのはどうかと考え、試行錯誤の末、現在実行中です。また、将来的には活動の成果を、勉強したくても学用品が買えないという子どもたちのために活用できれば、ベルマークにも、国際協力にも関心が深まるのではないかと思います。
=6月17日、津市の三重県教育文化会館で


6月18日(金)岡 崎


豊田市立若園小学校
河井 節子さん
足立 早苗さん
       
 トヨタ自動車の工場はじめ、自動車関連企業が並ぶとともに、田畑も残る中に住宅が建ち並ぶという豊田市南部の創立100年になる学校です。児童数は各学年4クラスあり、800人ほどです。
 PTAでベルマークを担当する私たち学年学級委員会は各クラス2人ずつ48人からなります。
 ベル活動としては各学期に1回ずつ「ベルマーク週間」を設けて取り組んでいます。便りで協力を呼びかけ、家庭からマークを持ってきた子どもたちは低学年の場合は教室に置いてある空き缶の中へ。高学年は大まかに分けていれます。これを5・6年生の子どもたちでつくる赤十字委員会が、委員会活動の時間に仕分けしてくれます。
 子どもたちだけでは無理ですから、私たちもやります。1回12人ほどでカップラーメンが並べてあった空きケースを使うなどして、1時間半から2時間半ほどの整理になります。
 買い物は4年前に2つの壁掛け時計、昨年は黒板クリーナーを買うなどしてきましたが、マークの収集状況を見ると、5年前の2分の1ぐらいになっていることに気づきました。
 どうしたらみんながベルマークにもっと興味を持ってくれるようになるか。先生方とも話し合い、例えば子どもたちの買い物目標をスポーツ活動のユニホームにするなどといったような目標を設定しての取り組みなどが必要ではないか、と考えています。(スライドショー上映)
=6月18日、岡崎市福祉会館で


6月30日(水)甲 府


山梨県富士吉田市立下吉田第二小学校
佐藤 清美先生
渡辺ひろみさん
渡辺 弘江さん
橋戸 紀子さん
 本校のPTA活動は、計画・厚生部、広報部、施設・安全部、ベルマーク対策部の4つの部が運営しています。
 私どものベルマーク対策部は本年度は27名で構成されています。各家庭と児童のベルマーク委員会とのつながりを持ちながら、毎月第3水曜日(4、8、1月を除く)9回。午後1時から2時間かけ仕分け作業を行っています。
 本校のベルマーク運動は、子どもたちの活動(ベルマーク委員会)とPTAベルマーク対策部が担当しています。
 子どもたちのベルマーク委員会は、@ベルマーク袋を絵なども自分たちで書いたものを作り、児童1人ひとりに配りますAベルマーク新聞を発行、全校に配り意識向上とベルマーク情報を流しますB回収日は、ベルマーク室で、それぞれの児童が担当しているクラスからベル袋を回収して、カラになった袋に「ありがとう」印をおして返していますC回収日の翌日には、放送でお礼を伝え、持ってきていただいた人数を報告しています。
 PTAの活動を紹介します。部の発足は昭和49年。細かい仕事なので、当時は時間と人手を要しましたが、その後、作業の無駄を省いたりして改善されて、だいぶスムーズに仕分け作業が運ぶようになりました。児童が回収したベルマークを毎月第3水曜日に、全員で会社ごとに仕分けします。
 下吉田第二小学校は、ベルマーク集票が県内1位を続けています。先輩方が長年築き上げた成果だと思います。この流れを、今後も続けていくためにも家庭でのベルマークの意識向上に努めてゆきたいと思います。捨ててしまえばゴミでも、その1つ1つを手から手へとつなげていく事が大きな成果につながっていくものと信じています。
(スライドショーを使って説明)
=6月30日、甲府市総合市民会館で


6月30日(水)沼 津


静岡県富士宮市大富士小学校
笹本 京子さん
石川 彰子さん
渡井千代子さん
後藤 枝里さん
渡辺 美加さん
 私たちの学校は、富士山の南側の山ろくにあって、以前は林や畑に囲まれていました。近年、住宅の増加に伴って雑木林が切り開かれ、子どもたちの自然学習や体験学習に適した自然環境が徐々に少なくなってきています。
 ベルマーク活動は、まず、2カ月に1度の集計日の2、3日前に、環境リサイクル委員会の6年生が各クラスからマークの回収ボックスを集め、大きな箱にマークをまとめて入れます。
 ベルマーク委員とボランティアのお母さんたちが、5、6人ずつのテーブルに分かれ、ベルマーク番号と協賛会社の名前が書いてある厚紙の上に置いたプラスチック容器に仕分けし、全体をまとめます。
 マークがたくさん集まった会社から順に点数を数えるのですが、子育てや学校のこと、身近な面白い話題などに花を咲かせながら和気あいあいで作業をしています。
 運動に参加して19年目の1昨年暮れには400万点を達成し、財団から感謝状をいただきました。
 今年は、集計のお知らせだけでなく、ベルマーク活動への参加意識を高めていただき、身近なボランティア活動ということを理解してもらうために、ベルマークだよりを発行していきたいと考えています。
(この体験発表に際し、赤池弘子校長先生と環境リサイクル委員会顧問の四條由紀子先生が、PTAや地域の皆さんの協力に対する感謝のメッセージを寄せてくださいました)
(ビデオ映画上映)
=6月30日、静岡県沼津市の市民文化センターで


7月1日(木)松 本


長野県茅野市立永明小学校
久保田 之義教頭
 私たちの永明小学校は、JR茅野駅のすぐ近くにあり昨年「開校130周年」を迎えた、歴史と伝統のある学校です。今年は諏訪の御柱の年ということで、市内にある諏訪上社の「山出し」、「里曳き」などで地域が盛り上がりました。今は10月の「永小御柱祭」に向け、子どもたちもPTAも張り切っています。
 運動には、昭和46年から参加して、01年には700万点を突破しました。児童会のベルマーク委員会が中心になって全校児童にベルマーク袋を配布して、毎月集めて点数計算をしています。
 集まったベルマークを整理・分類・送付するのはPTAの活動となります。全校から応募したヘルパーさんの協力を得て、毎回40人ほど参加してくださいます。年に4、5回計画しています。
 33年も続いている活動は、すっかり地域やPTAに根づいていてきているようです。これからも地域の方々の協力をいただきながら1000万点を目指してがんばっていきたいと思います。
(スライドショーを使って、作業の流れを詳しく説明)
=7月1日、長野県松本市のMウイング文化センターで


7月2日(金)長 野


長野県中野市立中野小学校
小林 和代さん
徳竹 幸子さん
芳川 玲子さん
 私たちの住む中野市には7つの小学校がります。その中で中野小学校は、児童数が900人を超える県内でも有数な大規模校です。明治6年に研智学校として開校して以来、この地方の文化の中心として、さらぶ下高井教育の中心校として今日に至っています。
 学校では見つけよう(自分・仲間・ふるさと)、共に生きよう(世界の友達と)を目標に掲げて取り組んでいます。
 中野小学校のPTAには8つの委員会があり、私たちのベルマーク活動は保健厚生部が担当しています。構成メンバーは、各学年から1、2名のクラス役員で計10人です。
 ベルマークの整理や集計は、主に部員が中心になって年6回のベルマーク整理日を設け、各学年ごと1回、各クラスの連絡員さんにお手伝いをお願いして、平日の午後1時半から3時半まで整理に取り組んでいます。
 勤めているお母さんが多いのですが、年に1回だからということで、お仕事を休んで来てくださいます。1つのテーブルを囲み、学校での子どもたちの話しをしながら、和気あいあいと作業をしています。
 ベルマーク作業は、大きく分けて前半が仕分け、後半が集計です。児童たちもマーク委員会があり、子どもたちもベルマーク整理に協力してくれています。委員会では、仕分け作業のほかにベルマーク運動の仕組みを勉強し、全校に発表したり、ベルマーククラスマッチを計画したりしています。仕分けの作業は、とても細かい仕事ですが、間違えずにたくさん仕分けられるように協力しあい、真剣に取り組んでいます。
 また、中野小学校では「なかよしまつり」という行事があり、ベルマーク収集に大変貢献しています。4、5、6年の高学年と1、2、3年の低学年に分かれ、高学年は各クラスで催しものを考えます。低学年はベルマークをチケット代わりにして、お兄さんやお姉さんたちと遊ぶのを楽しみにしています。お化け屋敷、もぐらタタキ、パズルなどをしたり、スライムやイラストを販売しています。その時のお金がベルマークです。この行事はベルマークを集めるということだけでなく、クラスのまとまりや、子どもたちの成長に大きく役立っていると思います。
 また地域の商店の人たちの協力に感謝しています。この運動を途切れることなく継続してゆきたいと思います。地道な作業ですが、こつこつと根気よく、今年も学校や子どもたちのために役立つ品物を購入できるようにがんばりたいと思います。
=7月2日、長野市のホテル信濃路で