体験報告



北海道



6月11日(木) 北海道・旭川

北海道旭川東光幼稚園
橋 昌二さん(旭川東光幼稚園園長)

 旭川東光幼稚園は、創立して26年目。旭川駅より6kmほど東の閑静な住宅街に位置しています。子どもにとっては楽しい幼稚園、親御さんにとっては入れて良かった幼稚園、教員は子どもに寄り添う幼稚園、この3点を大きな柱にしています。園児は、120人を数えたこともありますが、現在の園児は66人(認可定員は80名)で、小規模幼稚園の特色を活かした教育活動を推進しています。例えば、健康診断では、親子で受けてもらい、時間もたっぷり取り、2日がかりで行っている、ことなどです。
 ベルマーク収集のきっかけは、自分の家庭でマーク集めを続けていたある教員が、幼稚園でも実施しようということで、園児の保護者で構成される「父母の会」にも相談し、1998年よりスタートしました。ベルマークの仕分けや集計をお母さん方がやるのは大変なので、主に幼稚園の職員が中心となって行っています。
 収集については、近隣の信用金庫、郵便局、スーパーマーケット、小児科医院などに協力を求め、それぞれに園職員が作成した収集箱を設置して頂き、ある程度貯まると園職員が回収に出向きます。もちろん園児の父兄が貯めて持ってくるのが一番多いです。
 ベルマーク運動に参加して11年目になり、幼稚園がベルマークを収集していることが浸透しているせいか、インクカートリッジなどをわざわざ届けてくださる方もいます。継続することの意義を感じています。また幼稚園には鼓笛隊があり、6、9月には屋外でパレード練習しており、大きな音を出しますので、よろしくご協力を、というお願いの文書を出しますが、この時、ベルマーク集めへのご協力も地区の班長さんに収集袋をお配りしてお願いしております。この袋に入れたベルマークを届けてくださる事もあり、地域に根ざした活動といえるのではないかと思います。
 こうした地域の方々、遠方の方々、様々な人のご協力により100万点を達成することができ、2008年4月、ベルマーク財団より感謝状を頂きました。1年間で10万点近く集めた事になりますが、大変な事だと思います。
 ベルマークでこれまで購入したものは、砂場セット、ハンドベル(4セット)、地図パズル、電子レンジ、裁断機、オーブントースター、インクジェットプリンター、マーチングエコー、シンバル、マーチングトリオ、各種文房具など様々なものです。ハンドベルは、お母さん方で作る同好会用ですが、お遊戯会などで演奏してくださっています。
 これまで、ベルマークで新しいものを購入した際には、連絡配布物「園だより」を通じて保護者にその旨を知らせ、感謝の意を伝えています。ただ、ご協力いただいた保護者以外のスーパー、小児科医院などにはしておりませんでしたので、今年からインターネットなどを利用してお知らせしていきたいと考えています。

=6月11日、旭川北洋ビル9階会議室で


6月11日(木) 北海道・帯広

北海道帯広市立稲田小学校
小林  薫さん(09年度ベルマーク特別委員会役員)
渡邊 愛子さん(同)
清水 紀江さん(ベルマーク特別委員会委員長)
菅野 由香さん(同役員)
中島 祐利さん(同役員)
(左から)
 稲田小学校のベルマーク特別委員会は、昼の部6人と夜の部3人の計9人が中心となって活動の働きかけを行っています。昨年、「帯広市内で2位なので、ベルマーク運動説明会の体験発表校を」と財団から依頼されましたが、年間点数がもう少し集まるのではないかと思い、辞退しました。この1年間いろいろ見直しをし、今年道内で2位という結果が出ましたので、皆さんの参考になればと思い、発表させていただくことにしました。
 私たちの学校は「いなだの杜」に隣接しており、理科の授業ではその杜で自然を学べます。杜の北側にはウリカリ川が流れ、毎年5月5日に鮭の稚魚を放流します。こうした自然豊な環境の中で子どもたちは学んでいます。創立80周年を迎えた歴史ある学校で「ひとりひとりの子どもの可能性を生かす」という教育目標を掲げ、「明るく元気な子、励まし合い助け合う子、よく考えてやり抜く子」という育成に力を入れています。
 そんな中ベルマーク運動は6年前の2003年から、十勝で一番児童数の多い小学校になったことをきっかけに、ベルマーク特別委員会として活動を始めました。
 PTAには学級部、社会部、広報部、保体部、教養部、総務部が活発な活動をしていますが、ベルマーク運動はPTA各部と独立したベルマーク特別委員会が中心になって取り組んでいます。構成メンバーは各学級より2人ずつ委員を出して約50人となります。このメンバーから活動希望調査をもとに、昼と夜に分かれて年8回程度活動しています。
 昼の部では、整理や集計が無理なく長続きできるよう、昼の多いときは次回に回すことにしています。夜の部では、3チームに分かれてカートリッジを中心に整理しています。
 私たちは初回の委員会で、ベルマーク運動の意義理解に努めていただくために、ベルマーク運動に初めて携わる人と希望者を中心に、ベルマーク運動のビデオを視聴していただくことからスタートしています。
 昨年から初めての試みとして家庭でベルマークを収集していただくための、封筒を全児童に配布しています。昨年度は朝日新聞社が50周年事業でベルマーク支援運動を行っていると聞き、150人分の封筒をいただくこともできました。「この封筒が家庭にあると切り取ったベルマークが一カ所に集められるので大変重宝しています」「ベルマーク収集を意識するようになった」など意見があったため、今年もアレンジして5月初旬にベルマーク一覧表やベルマークだよりと一緒に、配布しました。
 次に家庭で収集したベルマークですが、当初ベルマークコーナーが1階に1カ所だけにあり、番号ごとに分けて入れてもらっていました。子どもたちが仕分けしながら入れるため「子どもが持っていきたがらない」「仕分けしながら入れていると休み時間がなくなる」「2、3階からくる児童には遠い」などの意見が出されました。そこで1階にもう1カ所仕分けしないでいい箱を増設してみましたが、あまり徹底しませんでした。またベルマーク作業の日を固定していなかったので、「いつベルマークを学校に持って行けば良いかわからないので、いっぱい貯まっている」という声がありました。そこで、作業日の1週間前から「ベルマーク週間」と名付けて作業日ごとにベルマークだよりを配布して回収の呼びかけを行い、さらに昨年は西と東の階段付近の壁など6カ所にベルマークの絵を描いた大きめの封筒を設置したところ、見事に回収率がアップしました。
 集まったベルマークは、作業日に分担して会議室へ運びます。役員は外部の設置場所から、委員はそれぞれの家庭から自分の持ち寄ったベルマークを仕分けし、それが終わった人から作業に入ります。一昨年まではすべて仕分けが終了する頃から作業を始めていたのですが、各社別番号を1つ担当する人と、大封筒に集まったベルマークを仕分けしながら作業を同時にするチームとに、分かれることにしました。
 同時作業チームは比較的数の多いキユーピー、キリン、日清、湖池屋、バナージュなどをホッチキスで10枚留めながら仕分けします。今年はさらに能率を上げるために点数が均一でないメーカーは2、3人組で作業をしてもらい、ホッチキス留めをする人が最後に点数と枚数を確認するというように、してみようと思っています。
 従来通り10枚縦に並べてセロテープで固定するやり方も、チラシなど裏の白い紙を小さく切ったものにセロテープで固定する方法と、セロテープのみで固定するものとに分けました。ロッテのガムは小さいので大きく切っていただくか、そのまま出してもらえるように呼びかけを徹底しているところです。
 昨年から各作業日ごとに点数を出さず、年2回の集計時だけにしていましたが、ベルマーク委員会のパソコン導入により、役員が再確認し、点数を入力することで集計時間の短縮を試みているところです。発送は年2回です。財団より1月から3月は混むので4月から12月に発送して欲しいという要望があり、今年は7月と12月に発送する予定です。
 近年の工夫としてあげられるのは、第一にベルマーク回収箱を校区内のお店や中学校にお願いして増設したことです。定期的な回収で、中学校生徒会と児童会の協力関係もはかることができています。第二に校区内の会社や職場の協力を得て使用済みのトナー、カートリッジを回収していること。これは年間で約5万1000点にもなっています。第三に、学校、PTA各部との連携です。「ベルマークだより」のほかに、「学校便り」「PTA広報誌」でも紹介してもらえるよう情報を提供しています。
 ベルマーク新聞に役員がいち早く目を通し、最新の情報や昨年度は廃番により無効になった点数がかなり多かったので、その苦い経験を繰り返さないために、ベルマーク便りでのお知らせを徹底するようにし、頻繁に回収することなどに気をつけています。それが貴重な1点を無効にしない唯一の方法だと思います。
 またPTA学級部には、親子レクリエーションのときにベルマーク付きのおやつを買っていただく、社会部や総務部、保体部の行事でベルマーク付きの飲み物を買ってもらい、その場で回収していただく、などによりPTA全体に運動の意義が少しずつ伝わり、浸透して行っていることを感じます。中には知人や親戚にもベルマーク便りや一覧表を渡し、協力を求めてくださっている方もいます。
 最後にベルマークで何を購入するか、目標を設定することです。
 裏話をしますと、昨年、年度当初に設定した目標の商品は、体育館改築に伴い、教育委員会に買ってもらえることになり、一時目標を失いました。しかしベルマーク新聞の記事で、あと一歩で北海道ベスト20に入ることを知って、それを目標に奮起。夏休み前には新たな目標「和太鼓とその台」も設定され、二つの目標を目指して、役員はもとより、ベルマーク便り等を通じてPTA全体の意識高揚をはかってきました。
 このような工夫の結果、前年度約5万8000点だったポイントは、当初の目標6万点を大きく上回り、10月の集計時点で8万5000点、2月の集計でさらに7万2000点を加算し、合計15万7000点と3倍近くになりました。
 今年度は作業方法を見直して、作業の能率をあげ、年間10万点以上を目標に励んでいこうと思います。
 いつまでも楽しいPTA活動の場であり続けるために、多くの方々から理解と協力を得ていきたいと思います。そして10月の学習発表会の時には、ベルマークで購入した和太鼓を使っての演奏が聴けることを夢見ています。子どもたちにもベルマーク運動は小学校の備品が豊になること、そしてそれ以上に、物を買うことによって1割の寄付が生まれ、貴重なものと変えられていくことを、ベルマーク運動のビデオの視聴などで伝えていきたいと思います。

(スライドショーを使って発表)
=帯広ワシントンホテル「くろゆり」で

「みんながベルマーク運動に参加している街」づくりを
 「道内ベスト20の中に帯広から3校も入っていることをご存じですか?」。帯広会場の体験発表の最後に稲田小学校の清水紀江さんが問いかけました。2位に稲田小、4位に柏小、16位に啓西小が入りました。
 問いかけの狙いは、帯広を「みんなでベルマークを無駄に捨てない街」「みんながベルマーク運動に参加している街」にしたいということでした。昨年の洞爺湖サミットで、帯広市は環境モデル都市に選ばれており、「この機会に1点の重さを一緒に感じましょう」との思いからだそうです。質疑ではインクカートリッジの回収で集まってくる「純正以外」のカートリッジの処分についての新たな取り組みなども披露していました。この1年間の活動の見直しや工夫で、前年の3倍近いベルマークを集めた報告の後だけに、関心も高く、さっそく情報交換や連携話も進んでいました。

6月10日(水) 北海道・札幌

北海道札幌市立大谷地東小学校
竹中 幸恵さん(2008年度PTA厚生部長)
宇野 聡美さん(同副部長)
川端 亜紀さん(同書記)
(右から)

 札幌市立大谷地東小学校は地下鉄大谷地駅に近く、周りにはマンション、アパート一戸建ての多い住宅街にあり本州からの転勤の方も多くおります。開校22年目を迎え全校児童600名程おり、「人間関係の育成を重点に人と人のかかわり合い、あいさつ、歌声」を大切にしている学校です。
 PTAの活動は「ひろげよう、つなげよう、心の和」をテーマに、「一人一人が出来ることを出来るところから」を重点に活動しております。本校の特徴として、6つの専門部があり全家庭がいずれかの部に所属します。他人任せではなく、小さなことでも必ず関わっていこうと、全員所属制となっております。
 ベルマークを担当している部が厚生部です。全員所属制なので、部員は100名程います。作業は月1回朝9時から12時までの3時間となり、仕事を持つ母親が多い今の時代に、少しでも参加しやすいようにと、年間作業日程を最初に決め学年ごとにふりわけし、部員の活動は年2回です。自分の学年に参加できない方は、都合のつく他学年作業日に参加していただくように呼びかけております。
 PTA活動としては負担の少ない部であり、年2回ということで、仕事を持っている保護者の方に人気の部でもあります。会話しながらもできる作業なので、にぎやかで笑い声もあり楽しく作業しております。本校ベルマーク運動の取り組みは、1993年12月に参加し、これまでの総累計は124万9004点です。
 ベルマーク運動を盛り上げるため、回収袋、感謝状、ベルマーク便りを作成しました。
 回収袋は全児童に渡し、「ありがとう」の気持ちをこめていろいろなシールを張って返却しております。シールを楽しみにしている子供たちがたくさんいます。毎月クラスごとに点数を計算し一番多く集めたクラスに感謝状を渡しております。子供たちにとってこの感謝状はうれしく、1位になれなかったクラスは「今度は絶対1位とるぞ!」と気合をいれております。
 毎月のベルマーク便りには、ランキング5位まで載せ、ベルマークに関する豆知識、クイズなどを載せ、親と子がいっしょにお便りを読む時間がとれるようにと工夫しました。また、各クラス担任が子供たちにたくさん声をかけてくださっています。
 ベルマーク回収方法は、回収ボックスを各クラス、職員室、正面玄関、町内の郵便局、スーパーにおかせていただき、カートリッジ回収ボックスは学校正面玄関においております。地域のみなさんからのたくさん協力を受けており感謝しております。
 ベルマーク集計作業は、ランキングをつけているため、クラスごとの集計に入り集計後企業ごとに仕分けします。企業番号、点数を間違えて切る方もいるので大きめに切って出してもらうようにしています。ガムなどの小さいものは切らずにそのまま出してもらうようにもしております。仕分けしたものをなるべくきれいに切りベルマーク財団のほうで数えやすいようにテープで10枚並べてはったものを送っております。企業番号、点数の間違いないように気をつけ年何回ときめておりませんが、昨年は財団に3回送らせていただきました。
 これまでに、購入したものは、児童用デジタルカメラ数台、逆上がり補助機、ピンスポットなど。
 昨年度は、毎年児童に楽しんでもらうためにおこなっているPTA主催のお祭り「やちとんまつり」をもっとお祭りらしくしたいという願いから、子どもたちの大好きなわたあめ屋さんを出店したく2年越しで貯めたベルマークでわたあめ機を購入しました。昨年の祭りには間に合いませんでしたが、今年は会場を甘い香りいっぱいにさせることができるでしょう。
 今ままでは、ベルマークを集めているから、ただ協力していましたが、今回ベルマーク運動に参加し、何か購入できるただそれだけではなく、いろいろなボランティア活動にも参加しているのだと知りました。切るのが面倒だからと捨てればただのゴミ、1点でもたくさんの人が気にかけて集めると大きな点数になり、子どもたちのため、またボランティア活動にもなり素晴らしいことだと思いました。本校のPTA、児童たちには自分たちのためだけではなく、他の人たちのためにもなっていることをお便りで呼びかけました。
 いろんなPTA活動がありますが、ベルマークの活動はなくしてはいけないとおもいました。なかなかPTA活動も大変だという方もいらっしゃいますが、ベルマーク一覧表にもあるように「無理なく、無駄なく、根気よく」を忘れず、これからも続けていこうと、また無くしてはいけないと思います。

(スライドショーを使って発表)
=6月10日、札幌サンプラザ・コンサートホールで


6月9日(火) 北海道・函館

北海道函館市立鍛神小学校
能城 ひろみさん(2008年度PTAベルマーク部長)
表  みどりさん(同PTA副会長)
塩谷 香理 さん(同PTA監査)
(右から)

 函館市立鍛神小学校は、1880(明治13)年に創立した鍛治学校と神山学校が合併し、1902年に現在の鍛神小学校として開校し、今年で107年目になる大変歴史のある小学校です。校区は、商業地域に近く、交通量の多い道路に囲まれた住宅地域に属しております。現在の児童数は458名、世帯数は380世帯です。鍛神小学校の教育目標は「かやげの子」で、かんがえる子・やさしい子・げんきな子の育成に取り組んでおります。
 鍛神小学校はベルマーク活動に1976年に参加し、今年で33年目となりました。PTA活動の一環として、PTAベルマーク部が毎年活動を致しております。現在までのベルマーク累計点数は、133万7473点で、年間平均収集点数は、約4万点です。
 ベルマーク部では、ベルマークの収集を活発化するため児童・保護者・教職員の方々へ3つの事柄にポイントを置いて活動しております。
 まず、1つ目は、「ベルマークを集めるとどうなるのだろう?」という基本的な収集の意味を理解して頂きます。ベルマークを集めることで、学校生活の充実、社会貢献につながる。この際、ベルマークの番号、点数の意味についても説明します。
 2つ目は、年度の初めにベルマーク収集の目標を定めます。今年度は、「○○点を集めよう!」または、「この商品を学校に設置しよう!」というように収集活動に目標を設定することで一生懸命になることが出来ます。ただし、目標は無理なく達成出来そうなレベルで設定することが重要です。
 3つ目は、ベルマーク収集を習慣づけることです。先にお話しした2つのポイントを実現するため、また、ベルマークを収集することが特別ではない、普通の事(習慣づけ)と認識するために、ベルマーク部でお知らせ(ベルマークのお便り)を作成し児童・保護・教職員の皆様へ配布してベルマークを身近に感じて頂くようにしております。また、近隣地域の方々へもベルマーク収集のご協力をお願いしております。
 本校の、ベルマークの回収箱は職員室前の廊下へ設置しております。回収箱の周囲の廊下の壁には、今まで配布した、「べルマークのお便り」や「ベルマークの点数について」を校長先生が掲示してくださったり、全校集会でベルマーク収集への取組みを児童たちにお話ししてくださり、学校教職員の皆さんのご協力は大きな原動力となって本校ベルマーク収集活動を支えてくださっています。また、トナーカートリッジ(エプソン、キヤノン)の回収にも力を入れており、玄関前にカートリッジの回収ボックスを設置しております。
 児童・保護者・教職員が、みんなで・無理なく・楽しく集めよう!と言うのがベルマーク収集の姿勢です。
 近隣地域へ鍛神小学校PTA名でベルマーク回収箱を設置させて頂き、地域の皆様へもベルマーク収集のご協力をお願い致しております。近隣のスーパー、郵便局(2カ所)です。こちらの回収箱にもたくさんベルマークが集まっていて、近隣の皆様の温かいご協力を頂いております。
 昨年度、集まったベルマーク点数で、家庭科室に大型冷蔵庫を設置することが出来、家庭科の授業・学校行事を更に充実する事が出来ました。設置した際には、地域の皆様へベルマーク点数で大型冷蔵庫を設置したご報告と収集のお礼のポスターを作成し、地域の回収箱の横に貼って頂きました。また、そのポスターは、近隣町会の回覧板にて回覧をして頂き、地域の皆様に感謝の気持ちをお伝えし、加えてベルマーク収集へのご協力の継続をお願い致しました。
 次に、本校のベルマーク部で、年に数回発行しているベルマークのお知らせ(ベルマーク便り)についてですが、内容は、ベルマークを集めるとどうなるか?今年度の目標点数と現在の収集点数(あと○○点で目標点数達成です!)、集計結果から、高得点ベスト10(どのベルマークがたくさん集まったか?)、また、年賀状作成の時期になると、トナーカートリッジを集めたらどうなるか?リサイクルについて、を記載してエコロジー・再生化を意識しながらカートリッジ収集の強化を目指します。
 お便りは、絵、写真、文字体に工夫を凝らし、分かりやすく、内容も財団から発行されているベルマーク新聞や財団のホームページなどの情報を参考にさせて頂き豊富な内容で、「何かおもしろそう!」と思って頂き、ついつい読んでしまうような、そして印象に残るようなお便りづくり心がけております。
 昨年の、ベルマーク財団主催の第23回ベルマーク便りコンクールに初めて応募させて頂きましたが、全国105校の応募の中、本校が上位10校に選ばれ入選したのはとても大きな出来事でした。そして本当に感激し活動の励みになりました。入選については、地元新聞にも記事として大きく取り上げて頂いて、学校全体が活気づいて元気になりました。
 次に、ベルマーク部部員の活動についてですが、主な作業内容は、集まったベルマークの仕分け、張り付け、集計です。活動内容について次の事柄をポイントとしています。
 まず、集まったベルマークの集計処理については、年2回(前期・後期)とし、活動日は部員の方々が参加しやすいように学校の参観日に合わせます。次に、ベルマーク部員を前期担当、後期担当に分けます。それから、前期担当、後期担当の中でそれぞれ仕分・張り付け・集計の作業の役割を決めます。それぞれの作業(仕分け・張り付け・集計)については、PTA役員、ベルマーク部長が、やりやすさ、わかりやすさを徹底し、工夫します。
 ベルマーク作業がどの程度進んでいるか、作業の状況を把握し、どうしても作業できない部員や、提出が遅れている部員のフォローをします。保護者が共働きのご家庭や小さなお子様がいらっしゃるご家庭も多いので、「負担にならない活動」が円滑なPTA活動へとつながります。作業のやりやすさ・わかりやすさの徹底についての対策としては、ベルマークの集計・財団への送付のため、ベルマークを張り付けしますが、その際の台紙を張り付けしやすいよう、点数計算しやすいように工夫を凝らしたものに、2年前から大きく変更しました。
 また、張り付けを担当する部員の皆様へ張り付け作業を依頼する際には、台紙だけを配布するのではなく、必ず張り付けのための説明文も一緒に配布し、説明文通りに作業を進めていけば、間違えなく、簡単に張り付けが完成するようになっています。
 こうした工夫によって、部員の方も活動に「大変感」を感じずに気持ち良く作業が進み、効率化が実現します。結果、担当した部員さんから、作業が正確に終わり期限までに提出されて、次のベルマーク全体集計も大変スムーズに行う事が出来ます。
 このように、鍛神小学校でのベルマーク活動は、これからも、「分かりやすく」「無理なく」「優しい」活動を続けて参りたいと思っております。

(スライドショーを使って発表)
=6月9日、函館市民会館小ホールで