体験フォーカス




帯広市立稲田小学校
 近年の工夫は、「回収箱を校区内のお店や中学校に増設したこと」「会社や職場の協力で使用済みトナー、カートリッジを回収していること」。年間で約5万1000点にもなっています。そして「PTA各部との連携」。ベルマーク新聞にいち早く目を通し、最新の情報をベルマークだよりのほか学校便り、PTA広報誌でも紹介してもらいます。さらに学級部には、親子レクリエーションのときにベルマーク付きのおやつを、総務部、保体部などの行事ではマーク付きの飲み物を買ってもらい、その場で回収したりして運動の意義が浸透していることを感じます。
清水紀江さん(09年度ベルマーク特別委員会委員長)、小林薫さん(同役員)、渡邊愛子さん(同)、菅野由香さん(同)、中島祐利さん(同)
=6月11日、帯広ワシントンホテル

青森県八戸市立白銀南小学校
 2学期に1週間の強化週間を設け、学校玄関の「ふれあい広場」に透明なプラスチックの回収箱を学年ごとにならべました。透明にすることで、どれくらいのベルマークが集まっているか、ひと目でわかるようにしたところ、約1万7000点分と、約2カ月分のマークが集まりました。節目の年には再度実施してみたいと思います。普段仕事で活動できない人でも作業ができるよう、参観日の授業開始の1時間前にも活動時間を設けています。
大舘美春さん(08・09年度ベルマーク委員長)、鎌田昌子さん(08年度ベルマーク副委員長)、滝澤真由美さん(同委員)
=6月16日、八戸市公民館ホール

宮城県仙台市立宮城野小学校
私自身、ベルマークの収集はやっておりましたが、委員としてベルマーク運動に参加するのは初めてのことでしたので、「仕分け・整理・切る」などをどのように進めていけば良いのか、など分からないことばかりで不安や戸惑いで一杯でした。しかし、説明会に出席したことがとても有意義となり、その後の活力にもなりました。その時に、「ベルマーク便りコンクール」があることを知り、それに応募してみようという目標を持ち、収集枚数を増やすための対策として、例年3回発行していた便りの回数を増やし内容も充実させ、発行のタイミングも考えるなどを検討しました。
「集めるだけで始まるボランティアがある」を合言葉に楽しく行ってきたベルマーク運動ですが、参加することで多くを学ぶことが出来る活動でもあります。今後も、より一層活発な運動を行って参りたいと思っております。
小野田一江さん(08年度ベルマーク委員会委員長)、浅野由美子さん(同副委員長)、黄海倫子さん(同PTA本部役員)、片柳輝夫さん(同小学校教務主任)
=5月20日、仙台市青年文化センターシアターホール


茨城県日立市立大沼小学校
 1年間ベルマーク活動に携わり、1点が1円になる、今まで見落としていた商品がある、など、改めて気づいた事がたくさんありました。購入した商品の金額の1割が、協力企業から割り戻され、へき地学校や、特別支援教育学校の支援に使われている事も分かり、知らず知らずにボランティア活動に参加している事も知りました。
 学校を基点に、児童、保護者、地域の方々の協力のおかげで、ベルマーク活動は成り立っています。1人1人では、小さい点数にしかなりませんが、沢山の人の力を合わせれば、とても大きなものになります。長く続ける事はとても大変ですが、「継続は力なり」という言葉の通り、大きな成果を得られる事を、実感しました。
岩山順子さん(2008年度PTA副委員長)、川又由美子さん(同ベルマーク委員長)、藤来亜美さん(同印刷担当)
=6月18日、日立シビックセンター

東京都世田谷区立給田小学校
 小学校の学区域にあるスーパーマーケットや郵便局、特別養護老人ホームにベルマーク回収箱を設置させて頂き、学期ごとに回収に行きます。その後、報告を兼ねたお礼状を持ってごあいさつさせていただいています。使用済みインクカートリッジも、毎回ためておいてくれます。また近くの病院から、社会復帰リハビリの一環でベルマークをきれいに切りそろえて、点数ごとに計算されたものを頂きます。これはPTAコーラス部有志が慰問で歌をうたいにいく交流から生まれた事です。このように給田小学校のベルマーク活動は、たくさんの方に支えられて行なわれています。
厳樫敦子さん(08年度リサイクル委員長)、森田伊美子さん(同副委員長)、荒木由美さん(同担当副会長)
=6月9日、東京都児童会館ホール

女子聖学院中学校・高等学校
 私たちは毎年、年間の目標点数を決めています。そして毎回、作業後に集計点数をその場で発表することで拍手と歓声に沸き、部員さんのモチベーションが高まっているようです。『みんなでがんばった!またがんばろう!』という一体感・達成感が女子聖学院のベルマーク活動をよりパワフルに成長させているのではないかと思います。
 地道な活動が少しずつ皆の気持ちに浸透して、今まで眠っていたベルマークやインクカートリッジが数多く集まってきているようです。その結果今回の飛躍的な集票点数アップにつながったと思っています。このような小さな活動が生徒に必要な教育施設を整えるのに役立ち、更にへき地校や災害被災校への教育設備助成金として使われていることは、私達の励みとなっています。地道ですが楽しく、やり甲斐のあるベルマーク活動をもっともっと、広げてゆきたいと思っています。
高林記代子さん(08年度PTA施設厚生部長)、秋本恭子さん(同副部長)、加藤朗子さん(同副部長)、石原康男さん(後援会広報担当)
=6月17日、シアター1010ギャラリー

東京都板橋区立舟渡小学校
 ベルマークによる購入金額の一部は、へき地の学校や震災などで被害に遭われた学校の支援に寄付されます。無理をせず、自分たちにできることで社会に貢献できるというのは素晴らしいことです。児童、保護者にとっても貴重な体験だと思います。もっと積極的にアピールしていければ、さらに活動の活性につながると思います。
 舟渡小は児童数が少ないにも関わらず、1年間のベルマーク集票点数は東京都のベスト20にも何度かランクイン、昨年は都内1901校のうち第9位という成績を残すことができました。保護者をはじめ、地域の方の多大なご協力によるものだと思います。今後もベルマークを通して地域や社会とのつながりを大切にし、さらに本校の児童ばかりでなくいろいろな人の役に立つことができれば、と願っております。
森剛さん(09年度PTA会長)、村蕃真理恵さん(同副会長)、黒田奈都美さん(同書記)、山村綾乃さん(同書記)
=6月19日、京橋プラザ区民館多目的ホール

東京都あきる野市立増戸小学校
 昨年度は13万点以上の好成績をあげましたが、これはPTA総会や毎月のPTAだよりでマメなPRとわかりやすい説明を心掛けたことと、会議の際に出すお茶をキリンの生茶にするなどPTA本部の全面的な協力でベルマークの大切さが皆さんに伝わった成果だと思います。春休みには近くの映画館でPTA行事として親子映画鑑賞会を開催し、文部科学省推薦でベルマーク協賛映画「ブタがいた教室」を多くの方に観ていただきました。今年度から中学校にも呼びかけ、小中一体となって取り組んでいく事になりました。
山根多恵子さん(08年度ベルマーク委員長)、山崎由紀子さん(同ベルマーク委員)、小室弘美さん(同)、田所節子さん(同)
=6月15日、八王子市学園都市センター・イベントホール

横浜市立文庫小学校
これまでテレビなどで震災の被災地のことや、発展途上国の、学びたいのに環境が整っていないために学ぶことができないこどもたちのことを見るたびに、何かしてあげることができたらと思いながらもなかなか個人で行動を起こすことができずに恥ずかしさを感じていたのですが、ベルマーク運動に参加することで、知らないうちにほんの少しでもお役に立てていたのかと思うとうれしくなり、このベルマーク運動の輪がもっともっと大きくなるように、私たちの学校でも、さらには地域の方たちにも情報を発信していけたらと思っています。
門多雅美さん(08年度学年学級委員長)、加藤ゆう子さん(同副委員長)、中前陽子さん(同オブザーバー)
=5月13日、横浜市教育会館


神奈川県茅ヶ崎市立松浪小学校
 御年53歳の『演台』は、1956年の開校以来、一度も代替わりせず、幾度の入学式や卒業式を見守り続けてきました。ボコボコで、カバーをかけなければ恥ずかしくて人前に出せないというような状態でした。そこで5年前、2010年を目標に立派な演台を購入しよう!と、ベルマークの回収はこつこつと続けられました。そして、PTA全体の努力、そして地域の方々の協力の結集で、予定の時期より1年も早く購入する事ができ、08年度の卒業生はピカピカの立派な演台で送り出すことが出来ました。
柴崎美智子さん(09年度PTA会長)、玉井里美さん(同副会長)、三好由紀さん(同副会長)、今村太麻美さん(同会計)、大木理恵子さん(同書記)
=6月16日、藤沢市民会館小ホール

福井県越前市立武生南小学校
 私たちの学校が多くのベルマークを収集できる要因の一つに、地域の協力が挙げられます。毎年5月、区長さんを通して収集お願いの回覧板を地区の全家庭に回してもらっています。そして地域の商店や金融機関、病院や保育所などにベルマーク委員のイラスト入り回収箱や、前年度の回収点数、購入したもの、子どもたちのお礼の言葉を書いたポスターを張り、協力をお願いしています。こうした地域とのつながりを大切にした活動は、今後とも続けていきたいと思っています。
片粕有美子さん(09年度PTA副会長)、小柳由佳さん(同厚生部長)
=6月4日、ウェルシティ福井

三重県伊勢市立厚生小学校
 PTAには学年ごとに理事をリーダーとする委員会があり、ベルマーク活動は、1年の福祉厚生委員会が担当していますが、親子ともども学校生活の最初にベルマーク収集の意識付けをしてもらう意味があります。月1回の作業では、おしゃべりしながら親同士の交流を図り、コミュニケーションの場になっています。
 実際の活動に携わるまで、ベルマークは単なるマークにすぎなかったのですが、いざ携わって仕組みなどを理解すると、なんて画期的な活動なんだろうと分かってきました。世のため人のため、そして何より身近な子どもたちのために、これからもますますベルマーク活動を推進していきたいと思います。
大西ちたるさん(08年度PTA福祉厚生委員会理事)、山口典子さん(同副理事)、塩崎真理さん(09年度同委員会理事)
=5月22日、三重県教育文化会館

兵庫県西宮市立浜脇中学校
 学校ボランティア活動が盛んで、ベルマークもPTAから離れて学校ボランティアのひとつになりました。2004年度より、11人が登録してスタート。初めの3年間は、新しい人がなく、1昨年から、2、3人が登録して下さるようになりました。昨年は25人が登録し、ボランティアになって5年で軌道にのるようになりました。今年は44人もあり、嬉しい悲鳴です。生徒たちの活動の手助けができ、保護者同士の交流や情報交換が出来る一石二鳥のこのボランティアを、たくさんの方に知っていただき、長く活動していきたい。
北中早苗さん(ベルマークボランティア)
=6月10日、兵庫県民会館

高知県土佐清水市立清水小学校
 ベルマーク運動が始まって来年で50年ですが、清水小学校は1961年1月16日に参加登録しました。全国第1号ということです。活動の重みと50年という節目を迎え、新たな気持ちで取り組みを進めることを決意しました。児童が仕分け整理に取り組んでおり、PTAも学年で部会を組織し横のつながりを強化しました。課題としては、
 1.PTA活動が一部の保護者の負担にならないようにする
 2.長く続けられるようにする
 3.達成感が感じられるようにする
 4.児童への還元について、どう有効利用していくか、  などです。
宮本早苗さん(09年度PTA企画広報部長)、山形美和さん(08年度事業部長)、吉川妙さん(同副部長)
=6月26日、高知共済会館

山口県下関市立勝山小学校
 実はお恥ずかしい話ですが、ベルマーク1点が1円になることは役員をするまで知りませんでした。また、バナナなどの意外な会社がベルマークに協賛していることも知りました。私たちは主婦として毎日のように買い物をしていますが、ベルマークを意識して買い物することもできます。小さな積み重ねがこんなに大きな成果になる喜びを知ることもできました。
 くじ引きで選ばれた部長でしたが、1年かけて「ベルマークおたく」に近づくことができたと思います。そして周りの方たちにもベルマークの大切さを少しだけでも伝えることができれば、さらに役割が果たせるのではないでしょうか。
中村知佐恵さん(08年度PTA環境部長)、武永加代さん(同副部長)、新本冨貴子さん(同執行部員)
=5月29日、海峡メッセ下関