勝山小学校は、勝山、青山、四王寺の三山とかっぱ伝説のある砂子多川に囲まれた緑豊かな勝山地区にあり、創立135年という歴史のある小学校です。児童数は824人と市内の中でも大規模校です。
PTAは学年部、文化部、広報部、保体部、育成部、環境部と執行部で構成。PTA会員はいずれかの部に所属し、子ども達が楽しく、のびのびと学校生活を送ることができるように、みんなで協力しています。
2008(平成20)年度の環境部は部長、副部長各1人、各クラスから2人の委員計52人、班員120人で構成されていました。活動はベルマーク作業、夏の親子清掃作業、文化祭のバザー担当と多岐にわたります。なかでもベルマークは1年間継続して作業するため、中心活動に位置づけられます。
勝山小がベルマークに参加したのは1961(昭和36)年で、累計点数は464万点です。08年度は11万3000点で県内10位でした。
昨年度に行った、ベルマーク活動の内容を説明します。
5月に委員さん対象の部会を開催し、年間の担当者を決定。その際、年間のスケジュールと具体的な活動の内容、前年のベルマーク協賛会社の一覧表と新年度の一覧表との変更点などを説明しました。
実は部長も副部長も環境部は初めてで、自分たちが年間の活動を把握するのが大変だったので、活動内容を委員さんたちに丁寧にかみ砕いて説明するように心がけるとともに、働いている部員がほとんどのため、負担を軽減できるように調整しました。
実際のベルマーク回収活動は6月、7月、9月、10月、11月、1月、2月の7回でした。月ごとの活動は以下の通りです。
- 月初めに子どもたちにベルマーク回収袋を配布し、10日までに回収しました。
- 各月の班員がクラスのベルマーク袋を自宅に持ち帰り、会社番号別に仕分けして再度学校へ提出しました。子どもたちには、封筒にごほうびシールを張って返却するようにしました。ベルマーク袋の受け取りは、担任の先生にも協力していただき、先生がその月の当番班員は誰かが分かるようにメモをつけました。
- 月末に月担当の委員4人〜5人がPTA室に集まり、1時間半かけて番号順に引き出しに仕分けしました。その際、インクカートリッジの回収も行いました。
6月、7月、9月の3カ月を前期、10月、11月、1月、2月の4カ月を後期とし、9月と2月に委員全員がそれぞれの番号を自宅に持ち帰り、点数の集計作業を行いました。
番号によってはかなり小さいものや、枚数がとても多いもの、単数がばらばらのものがあったため、できるだけ不公平にならないように配慮し、26人(ベルマーク担当委員は26クラス26人)に分けて作業をお願いしました。
自宅での作業期間は2週間程度設けましたが、皆さん忙しく、なかには「締め切り当日の朝5時まで作業したが間に合わなかった…」と言われる方もいて、作業はかなり大変と感じました。
集計は10枚ごとにホチキスで留めたり、単数ごとに紙に張ったりと数えやすいような色々な工夫がされていて、その後改めて行う最終集計作業の際、とてもスムーズに計算できました。
最後は委員が電卓持参で集まり、番号別に最終集計を行った後、発送を行いました。
勝山小では昨年度、預金で印刷拡大機を購入しました。校内の色々な場所で、印刷拡大機を利用して、大きく拡大されたポスターなどを見かけますし、授業でも使われていて大活躍です。
また昨年、岡校長と音楽の北島教諭が共同で「勝山っ子すてきな少年時代」というテーマソングを作成されました。その歌詞を拡大して校長室前に張りだし、子どもたちがいつでも目に付くようになっています。子どもたちもこの歌が大好きで、学校へ行くと色んなところからこの歌が聞こえてきます。
このような活動ができたのもベルマークのおかげです。
実はお恥ずかしい話ですが、ベルマーク1点が1円になることは役員をするまで知りませんでした。また、バナナなどの意外な会社がベルマークに協賛していることも知りました。
私たちは主婦として毎日のように買い物をしていますが、ベルマークを意識して買い物することもできます。小さな積み重ねがこんなに大きな成果になる喜びを知ることもできました。
くじ引きで選ばれた部長でしたが、1年かけて「ベルマークおたく」に近づくことができたと思います。
そして周りの方たちにもベルマークの大切さを少しだけでも伝えることができれば、さらに役割が果たせるのではないでしょうか。
1年は驚くほど早く過ぎました。この経験を今後も生かしていきたいと思います。皆さんも子どもたちのために、どうぞがんばりすぎず、無理せず続けていってください。
(スライドショーを使って発表)
=5月29日、海峡メッセ下関801会議室で