ベルマーク運動説明会 5月8日(水)新宿


(2019/05/20)印刷する



女子聖学院中学校・高等学校


 皆様、こんにちは。

 私たちは、女子聖学院中学校・高等学校 PTA施設厚生部2018年度部長の本郷、副部長の田中、副部長の鈴木です。本日は宜しくお願い致します。

完全中高一貫でオンリーワン教育

 女子聖学院の最寄り駅は、JR駒込駅もしくはJR上中里駅です。近くには、六義園や旧古河庭園があり、緑豊かな閑静な住宅街の高台にあります。

 アメリカのプロテスタント教会の婦人宣教師バーサ・クローソンが1905年に創立。専任の教師3名と共に、わずか10名の生徒に 一人ひとり向き合う教育を始めました。

 私立のミッションスクールで、高等学校では生徒募集を行わない完全中高一貫校、全日制課程の2学期制です。「神に仰ぎ、人に仕う」の建学の精神を土台とし、ナンバーワン教育ではなく、オンリーワン教育であり、そしてそれはオンリーワン・フォー・アザーズ(他者のために生きる個人)教育を目指しています。礼拝を教育の要とし、毎朝の礼拝から1日が始まります。現在765名の生徒がおり、6月の運動会、11月の記念祭、12月のクリスマス礼拝などの学校行事を通して、人とのふれあいを大事にしております。



希望者で活動するPTA

 本校のPTA活動も長い歴史を持っています。多くの保護者と先生、又、卒業生と卒業生の親の会である「後援会」の方々が、学校行事に積極的に関わってくださり、活動を続けて参りました。PTAには、事業部、文化部、総務部、施設厚生部の4つの部会があり、クラスで何名という決まりも無く、どの部も希望者で活動しております。“縁の下の力持ち”“娘たちの笑顔のために”をスローガンに、父親達もPTAとして、パパも女子聖プログラム「パパプロ」を結成して、色々な場面で力を奮って下さっております。

 また、校庭も、保護者や後援会の方による「園芸ボランティア」さん達のおかげで常に四季折々の花々に囲まれた環境の中で114年にわたる歴史を紡いで参りました。

 ベルマーク運動は、施設厚生部が中心となって取り組んでおります。施設厚生部は、ベルマーク運動の他に、11月の記念祭で模擬店のお手伝いをしたり、社会福祉法人「いのちの電話」の活動資金の募金活動を行っております。

 本校では、各クラスに2名のベルマーク委員の生徒達がおり、毎月10日にベルマークを収集しています。収集日の2~3日前に、顧問の先生から保護者宛てに一斉メールが送信されます。生徒に配付したベルマーク回収袋に、ベルマークを各ご家庭で入れていただき、生徒の皆さんは10日にベルマーク委員に提出します。ベルマーク委員は、その回収袋を持って収集場所に行き、回収袋に「ベルマークありがとう」のスタンプを押し、生徒に戻します。

「絵本を届ける運動」にも参加

 また、ベルマーク委員は2015年度から、ベルマーク教育助成財団が行う「教育応援隊」のボランティア活動 「絵本を届ける運動」に参加しております。紛争や貧困、国家体制、さまざまな理由から、世界には絵本を一度も読んだことのない子どもがたくさんいます。

 この運動は、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会が、読み書きができない、絵本を読んでくれる人がいない子供たちへ、絵本を手にする機会をもってもらおうと、絵本の日本語の文字部分に現地語の翻訳シールを貼って届けるもので、1999年に始まり、これまでにカンボジアやラオス、ミャンマー難民キャンプ、アフガニスタンに送っているそうです。2018年度、ベルマーク委員は、ラオス語の翻訳シールを貼りました。

 顧問の先生から細かい説明を受け、作業を開始。初めて見るラオスの公用語 「ラオ語」の字の向きなど、上下逆さまにならないように気をつけて翻訳シールを貼ります。最後のページには、対照表を参考にして、自分の名前をラオ語でサインをし、ラオ語の絵本を完成させます。

 生徒達は、絵本を完成した達成感と現地の子供たちが自分の名前を読んでくれる嬉しさもあり、他の国に興味を持つきっかけにもなるようです。ラオスの子供たちもきっと喜んでもらえた事と思います。

毎月10日にマーク収集

 それでは、私たちのベルマーク収集への取り組みについて話したいと思います。

 先程お話ししましたように、生徒ベルマーク委員が毎月10日に収集します。施設厚生部は、保護者会や行事の際に声かけをしています。そして「ベルマーク通信」を発行。また、保護者や卒業生が来校した際、持参されたテトラパックなどを置いていけるよう、常時、収集箱を チャペル前、生徒通用口、職員室、購買部の4か所に設置しています。

 この写真にあるテトラパックの回収箱は、以前ベルマーク運動説明会で、他校の活動成果を聞いて、本校でも取り入れました。

 本校PTAは、毎年4月に部員募集をします。部会は、4月・5月・8月・3月を除き、年8回。午前中の2時間程で配送手続きまでの作業をします。2018年度は、56名の希望者が集まり、活動しました。中高混合の学年縦割りで8グループに分かれ、先輩部員に教えてもらいながら、雑談を楽しみ、和やかな雰囲気で活動しています。準備として、各グループ用にハサミやルーペなどを入れた用具箱を用意してあります。

仕分けはグループに分かれて

 一つのグループは当番とし、他のグループより少し早めに来て、各グループが作業しやすいように作業場所のテーブルや椅子の移動をしたり、用具箱を各グループに配るなど、準備をします。そして、生徒回収箱や常設回収箱などからベルマークを集め、他のグループの為にベルマークを7つの箱に分けておきます。購買部で収集したテトラパックは、洗って、次の部会で集計出来るように乾かしておきます。そして、生徒回収箱や常設回収箱などから集めた紙パックに汚れが無いか、日本テトラパック社の紙パックであるか、アルミ付きか付いてないかを仕分け、箱詰めをし、重さを量り、送付の手配をします。使用済みインクカートリッジ・トナーカートリッジは、協賛会社別に分け、純正品であるかないかを仕分けし、集計、箱詰め、送付の手配をします。

 他の7つのグループは、ベルマークの仕分け作業をします。当番グループが準備してくれたベルマーク箱から、各グループで協賛会社番号付きの小さいパックに仕分けします。

 各グループのテーブルとは別に、中央のテーブルに協賛会社番号付きの大きいパックを置いておくのですが、 各グループで仕分けが済んだら、ベルマークを小さいパックから、中央テーブルにある大きいパックに移します。

 協賛会社により、集計にかかる手間にばらつきがありますので、各グループで作業が均一になるように、前年度の本校の実績をみて、各協賛会社を7グループに振り分けた7枚の担当表を用意しています。この担当表は、毎回違う協賛会社のベルマークの集計を担当できるよう、グループに順番で回るようにしています。各グループは、他のグループが全て大きいパックに移したのを確認し、この担当表を見て、担当の協賛会社番号付きの大きいパックをグループに持ち帰ります。そして、ここから細かい作業が始まります。協賛会社によっては、点数が細かく分かれていたり、点数の記載が小さかったり、ベルマーク自体が小さい物もあります。そのため、ルーペを使用したりして、 間違いの無いように注意しながら、協賛会社ごとに仕分けされているベルマークを、さらに点数別に仕分けします。

 そして、それを10枚ごとの束にします。束にする方法は、ホチキス、セロハンテープ、用紙にテープのりで貼る等、各々やりやすい方法に任せています。各協賛会社の集計が済みましたら、同じグループの他の人にダブルチェックをしてもらいます。そうして、部員の皆さんに集計していただいた点数を更に、副部長、部長がチェックし、集計表にまとめて、その日のうちにベルマークと集計表を送付します。

都で10位、購入品はテントが大活躍

 おかげさまで、2018年度は、本校は123,328点で、東京都参加団体1916校中、第10位でした。

 2016年9月には、本校が1961年からベルマーク運動を始めて、集票累計点数が600万点を超え、ベルマーク教育助成財団から表彰状をいただきました。

 近年の少子化などにより、校内だけでは収集に限界もありますが、集めたベルマークを郵送してくださったり、行事で来校される時にお持ちくださる卒業生や後援会の方など、多くの方々に支えていただいているのは、心強いと思っております。

 このような地道な作業を通して、テトラパック運動では、「第一回アルミ付き紙パック回収チャレンジキャンペーン」において、キャンペーン終了時までに集めた累積重量を評価してくださり「継続は力で賞」という賞をいただきました。副賞としてテトラパック回収箱1個、そして、生徒数、教職員数分のティッシュボックス5個パック、トイレットペーパー、B5サイズのキャンパスノート3冊パックもいただきました。

 ベルマーク運動は 集めるだけでなく、協力会社から購入する事により、商品の本体価格の10%分が、例えば、東日本大震災で被災した東北の学校支援等の援助活動資金になります。

 本校では、近年、テント1張り。これは記念祭で大活躍です。校庭の銀杏広場にベンチ4基。ここでは生徒達がお弁当を食べていたり、休み時間などに談笑する姿をみかけます。そして、ネット2枚。これは、テニスボールが飛んできて他の運動をする生徒が怪我をしないようにとの生徒会の要望を受け、購入しました。

ウェブベルマークの登録者を増やす

 ここで、ウェブベルマーク運動のお話もさせてください。この運動に関しては、認識不足もあり、正直申しまして、2年前までは本校はベルマーク一覧表、ベルマーク回収袋と一緒にウェブベルマークのチラシを、生徒に配付するだけでした。もちろんそれだけでは全く手ごたえはありません。ベルマーク運動説明会で色々と説明を受けた事がきっかけで、どのように取り組めば良いか部会でもじっくり話し合いました。最初にお話ししました通り、本校のPTAは希望者で部が成り立っています。嫌々活動している人は、一人もいません。

 ならば、まずは自分達の登録、部員の登録から。次は、学年で集まる懇談会などで地道に登録を呼びかけ、登録に手間取ったり、わからないという方には、部員がその場で教えてさしあげたりしました。また、ベルマーク通信とは別に、ウェブベルマーク通信を発行しました。これは、声かけ運動を行う際においても、良いきっかけになってると思います。

 おかげさまで、「2018年度ウェブベルマークPRコンテスト」において最優秀賞をいただき、副賞として30,000点もベルマーク預金に入れていただきました。

 登録者数が増えれば、お買いものの累計自動加算点数もきっと増えるだろうと考え、まずは登録者数を増やす事に力を入れています。2018年6月度の登録参加人数ランキングでは、本校103名の登録で全国1位になりました。2019年3月度の登録参加人数ランキングでは、145名、全国2位。累計自動加算点数ランキングでは、27,833点、全国14位でした。そして先月、ベルマーク預金から黒板ふきクリーナー2台を購入しました。

今後も地道な活動を

 最後になりますが、協力会社から購入する事により、商品本体価格の10%分が、東日本大震災などで被災した学校支援やへき地校などへの援助活動資金にもなります。

 ベルマーク運動は、こんな小さなベルマークが実を結び、笑顔を届けられるどなたにもできるボランティアだと思います。私達は、このシステムを運営してくださるベルマーク教育助成財団さま、マークを商品に付ける協賛会社さま、そして協力会社さまに感謝するとともに、今後も学校全体で協力し、学校の備品などの購入のお役にたてるよう、子ども達の笑顔のために地道な活動で、微力ではございますが、楽しくベルマーク運動をもっともっと拡げていきたいと思います。

 以上をもちまして、女子聖学院中学校・高等学校の活動報告とさせていただきます。皆さまご清聴ありがとうございました。

*画像をクリックすると、PDFでご覧になれます。

 

(パワーポイントを使って説明)

=新宿NSビル30階 NSスカイカンファレンスホール

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