ベルマーク運動説明会　５月２２日(木)四日市

(2014/06/09)印刷する

四日市市立中部西小学校左から１３年度ＰＴＡ会長の塩原輝義さんとメンバーだった岡田麻貴さん、名和敏子さん、ボランティアの平川裕美さん
企業別の整理袋に児童が入れて、ＰＴＡに引き継ぐ　本校は、三重県内随一の繁華街を含む四日市市中心部を校区としています。　目指す学校像は、「子どもが、かがやく学校」です。１階から３階まで吹き抜けになった「光と風が満ちあふれる校舎」で、明るく元気な子どもたちの心を育んでいます。　１８７２（明治５）年に創立した県で最初の公立小学校です。現在、児童数は３６０名です。学校のシンボル「椋の木」にちなんで、「むくの木会」と称するＰＴＡは、年間を通じて、夏休みのプール開放や親子体験などのＰＴＡ活動、学校行事の準備などの補助を行っています。　とくに、１１月に行われる『まちかど音楽会』は、今年で４回目を数えます。大きな商店街がある、その特色を生かし、買い物に来ている人にも足を止めてもらって、子どもたちの歌声を聴いて、楽しんでもらおうと、地域の方々のご協力で商店街の一番良い場所をお借りし、ひな壇を設けて開催しています。年を追うごとに観客は増え、今では中部西小学校の恒例行事の一つになっています。　むくの木会は、本部役員・学級委員・成人教育委員・広報委員・地区委員の５つに分かれています。学級委員がベルマーク委員を兼務し中心となり、ベルマーク児童委員とベルマークボランティア、そして年に１度、担当月として回ってくる各学年のお手伝いボランティアの保護者でベルマーク活動をしています。　活動内容は、まず年度初めに「ベルマークだより」を発行し、収集の目的やお願い、インクカートリッジやテトラパック紙容器の説明、学年別作業日程をお知らせします。　本校では、回収日を決めておらず、各クラスに企業別の整理袋を番号順に入れた回収ファイル（持参したファイル）を置き、いつでも子どもたちが学校へ持って来られるようにしています。　持ってきた子どもは、自分でマークの番号と同じ番号の袋に入れます。こうすることで、無理なく子どもたちが仕分けまでの作業を行うことができます。まだ、１００までの数字を習っていない１年生や時間の都合で番号の袋に入れられない場合は、ビニール袋にまとめて入れ、ファイルに挟んでもらっています。　その他にも、児童昇降口や来賓用玄関口、そして、地区市民センターにも回収箱を置き、保護者や地域の方々にもご協力を頂いています。　また、インクカートリッジと紙容器の回収箱も、昇降口に置いています。　ベルマーク整理の作業は、毎月第１月曜日にある児童委員会で、５・６年生のベルマーク委員が、担当クラスのファイルを回収。企業ごとに枚数を数えてはメモを取り、仕分け棚に入れていきます。時間の都合で仕分けされていないクラスのベルマークは、児童委員の子どもたちが協力し合って仕分けます。　そして、最後にメモした枚数を合計し、どのクラスが一番多く集めることができたかを競い合い、収集意欲を高めています。　これらの仕分けされたベルマークは、児童委員会のお手伝いをしているベルマークボランティアが、ＰＴＡ「むくの木会」室にある企業別ＢＯＸに移します。　ここから先が、ＰＴＡの活動です。　作業は年に６、７回行い、そのうち１回が、インクカートリッジとテトラパックの発送作業をしています。そして、学期末ごとに集計し発送しています。作業は、ＢＯＸの中のベルマークを扱いやすい大きさにカットしながら点数ごとに分けます。　点数ごとに枚数を数え、メモを取り、そのメモにベルマークを包み、また、元のＢＯＸに戻します。そして翌月、もしくは次の月の作業日に前回分と合わせて集計します。だいたい２時間程度の作業です。　とても細かい作業ですが、保護者同士が楽しく和やかな雰囲気で、時には手より口の方が動き、何枚まで数えたのか分からなくなったりしますが、交流も深まり楽しい場になっています。　こうして集まったベルマーク預金の使い道については、毎年、先生方と児童で相談して決めています。昨年度は、カラーソフトボールやドッジビー、鉛筆削り、観賞用水槽セットを購入しました。　このように学校設備の充実を図るとともに、全国のへき地の学校などへの援助のお手伝いもできるベルマーク運動は、素晴らしい活動だと思います。　本校は，１９６１（昭和）年よりベルマーク運動に参加させて頂き、多くの先輩方のお力のお蔭で、今年４００万点の大台を突破し、ベルマーク財団より感謝状をいただきました。　ベルマーク活動は、企業・学校・保護者・地域の方々の協力で成り立ち、どれも子どもたちへの思いに、つながっています。その思いを大切にし、これからも協力し合って、無理なく活動を続け、次は５００万点目指して、頑張りたいと思います。
（スライドショーを使って発表）＝四日市文化センター