東京・銀座にあるベルマーク教育助成財団には夏から秋にかけ小学生や中学生が見学に訪ずれます。夏休みの自由研究や修学旅行の職場体験など目的は様々ですが、全国から毎日届くベルマークを入れた宅配便の山やベルマークを点検する様子などを見た上で熱心に質問していきます。
 東京都大田区立池雪(ちせつ)小学校4年の佐部成章君からは、お礼と一緒に夏休みの自由研究「ベルマーク研究」が届きました。ベルマークを集めているうち、どのような仕組みか、気になり、同級生と母親の4人で見学しました。画用紙大判11枚にベルマークの歴史や仕組み、協賛会社の名前、などがまとめられています。特に、「ベルマークいろいろ」と言うタイトルで、ベルマークの参加校は約2万8500、小学校の参加率が67%、買えるものは時計、遊具、ホッチキスなど、県別の点数は神奈川がトップで東京が2番目、といった具合に、ベルマークのポイント13を分かりやすくまとめています。「ベルマーク財団はこんなところ」では、財団の仕事の様子を写真12枚やベルマークの見本を使いながらビジュアルに紹介しています。
友達からは「難しい」と言われたり、「すごいね」とほめられたりしたそうです。先生からは、実際に見学に行き、取材してまとめたことが素晴らしい、という講評をもらいました。「1週間ぐらいかかりました。何を書くかに苦労したので、ほめられてうれしい」と話していました。
また9月末、修学旅行の途中、職場体験訪問として見学した岐阜県飛騨市の古川中学校3年生からはお礼状が届きました。毎日沢山届くベルマークに驚いたことや岐阜県の中学校の参加率が高いことを初めて知った事、などの内容です。同中学校は運動に参加して46年目ですが、皆さん、今後は積極的にベルマーク集めをしていきたい、と書いてくれました。うれしいですね。
《写真》佐部成章君と「ベルマーク研究」の一部
(2009/10/27)
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