学校や家庭、地域が連携して子どもたちを応援する特色ある活動に贈られる「第10回朝日のびのび教育賞」(朝日新聞社、ベルマーク教育助成財団共催)の贈呈式が11月22日、朝日新聞東京本社の浜離宮朝日小ホールで行われ、受賞した5団体に、朝日新聞社から正賞の盾と活動奨励金50万円、ベルマーク教育助成財団からは齋藤諦淳理事長の手で副賞20万円がそれぞれ贈られました。

受賞したのは次の5団体です。
▽ヒマワリ栽培などを通じて環境保全に取り組んでいる中標津農業高校農業クラブ(北海道)
▽全生徒、全職員で手作りミュージカル公演をしている群馬県立高崎高等養護学校
▽駅伝を通じて学校、地域に活気を与えている愛川町立半原小学校レッドデビルズ(神奈川県)
▽子どもたちの手で環境調査を行い、情報発信を続ける彦名地区チビッ子環境パトロール隊(鳥取県米子市)
▽伝統芸能「組踊」をアレンジして公演している「あまわり浪漫の会」(沖縄県うるま市)
贈呈式では、朝日新聞の秋山耿太郎社長に続き5団体の代表が受賞のあいさつ。乳牛1万9000頭のいる日本有数の酪農地帯で「食と環境」活動を行い、地域に還元している中標津農業高校農業クラブ会長の後藤田准君は「先輩たちの活動が受賞につながり、光栄です。これまで以上に有意義な活動をしたい」。半原小レッドデビルズの監督をしている小野澤正義さんは、3年生以上の7割が参加している駅伝クラブの活動を紹介し、その成果を「高まった自分、深まった絆」と表現しました。彦名地区チビッ子環境パトロール隊を指導する向井哲朗さんは、「子ども時代に泳げた中海を取り戻そうと始めましたが、あと数年で夢がかなうところまできた」などと話していました。この後の祝賀会では、朝日新聞の粕谷卓志編集担当の励ましのあと、受賞団体がDVDなどで活動を紹介しましたが、勇壮な組踊の披露も飛び出し、参加者から大きな拍手を浴びていました。
《写真》朝日のびのび教育賞を受賞、正賞の盾を手にする5団体の代表=東京・築地の朝日新聞浜離宮朝日小ホールで
(2008/11/28)
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