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岩手・宮城内陸地震被災児童へ援助
 四川大地震、ミャンマー大水害は緊急友愛援助

 ベルマーク教育助成財団(齋藤諦淳理事長)は、岩手・宮城内陸地震や中国の四川大地震、ミャンマーの大水害で被災した子どもらを支援するため、災害援助を実施することを決めました。
 岩手・宮城内陸地震は6月14日朝、岩手県内陸南部(深さ8キロ)で起き、マグニチュード7.2、岩手県奥州市と宮城県栗原市で震度6強、大崎市で震度6弱を記録しました。これまでに死者13人、負傷450人の被害が出ており、発生100日を迎えた9月21日現在で280人以上が避難生活を続け、10人の方の行方が分かりません。ベルマーク財団では、被害が特にひどかった奥州市と栗原市の被災校に計100万円相当の教育備品を贈って児童らを励まします。
 ミャンマーの大水害は、5月2日から3日にかけミャンマー中、南部を襲った大型サイクロン「ナルギス」によるものです。情報が限られるため被害ははっきりしませんが、ビルマ政府は死者約8万4500人、行方不明約5万3800人、負傷約2万人としています。
 四川大地震は5月12日に中国中西部の四川省で起きたマグニチュード7.9〜8.0という大地震で、死者約6万9000人、負傷約37万4000人に及び、1万8000人以上が行方不明です。家屋の倒壊は21万6000棟を超え、避難した人は約1514万人にのぼります。
 中国とミャンマーの被災地では、ベルマークが支援している日本のNGO、ジョイセフ(家族計画国際協力財団)の現地組織が被災した児童や母親たちの支援を続けています。財団では、ベルマーク運動参加校PTAに対し、緊急友愛援助の募集を行い、ジョイセフを通じて支援します。どうか心のこもった寄付をお願いします。一般の人からのベルマークの寄贈も歓迎します。
 すでに四川地震やミャンマー水害に対し、9月20日までに142件の寄贈マークが寄せられている他、使途を限定しない一般の寄贈マークも452件と急増しています。
 緊急友愛援助の締め切りは、現在募集している友愛援助と同じく2009年1月31日(土)です。申込用紙は、財団のホームページ(www.bellmark.or.jp)からダウンロード出来ます。また連絡頂ければ郵送致します。
 お問い合わせやベルマークの送付は、
 〒104−0061東京都中央区銀座6−6−7朝日ビル4階
 ベルマーク教育助成財団
 (電話03−3572−4937、ファクス3571−8464)
 メール toiawase@bellmark.or.jp までお願いします。
(2008/10/03)

申込用紙はこちらからダウンロード   (PDFファイル)
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栗原、奥州両市の被災校に計100万円相当の災害援助

 ベルマーク教育助成財団は、岩手宮城内陸地震で被災した宮城県栗原市と岩手県奥州市の教育委員会に対し10月17日、災害援助の教育備品目録を贈りました。
 栗原市での贈呈式は午前11時から開かれ、財団の森精一郎常務理事が「ベルマーク運動に参加している全国2万8500校の児童生徒、PTAからの激励のプレゼントを持ってきました。ぜひ大切に使ってください」とあいさつ。被害のひどかった市内の幼稚園、小中学校計5校にデジタルカメラ、ドッチビー、除湿機、掃除機、システムコンポ、液晶テレビ、マルチプリンターなどが贈られました。 菅原・奥州市教育長(右)に財団の森常務理事から贈呈品目録が手渡されました
 これに対して佐藤光平教育長は「栗原市の文教施設も地震で大きな被害を受けました。しかし、大勢の方から励ましとご支援を受け、復旧に取り組んでいるところです。本日は学校がのどから手が出るほどほしかった希望の教材備品をいただき、ありがとうございました。これを有効に使って教育成果を上げていきます。ベルマーク運動の重要性を改めて認識しましたので、この運動の浸透に積極的に取り組むことをお誓いします」と答えました。
 奥州市での贈呈式は午後1時過ぎから。被災した小中学校計3校にデジタル液晶テレビなどが贈られました。宮原義子教育長は「全国から多くのご支援をいただいたのですが、合併で学校の数が増えたこともあって、教育備品に対する予算は十分ではありません。テレビ放送のデジタル化も迫ってきましたので、今回はデジタル液晶テレビをいただきました。ありがとうございました」とベルマーク運動参加校に対してお礼を述べました。

《写真》 菅原・奥州市教育長(右)に財団の森常務理事から贈呈品目録が手渡されました
(2008/10/24)

お買いものガイド後期号が出来ました

お買い物ガイド95号表紙  今年度後期の「お買いものガイドNo.95」(B5判、68ページ)が出来上がり、10月中旬までに参加団体へ1部ずつお届けします。ガイドには、協力会社の主な取扱商品と規格や価格、購入の仕方などが載っています。新しいガイドが届いたら、古いガイドは捨ててください。生産が完了したり、これまでの規格や価格が変わった商品もあるからです。
 表紙は埼玉県ふじみ野市東原小学校。必需品のスリッパを大量に購入し、活動は一段と盛り上がっています。
 ガイドと一緒に、ベルマーク新聞、送り状や注文書、新しく加入した損保ジャパン・ディー・アイ・ワイ生命保険と日活の整理袋などもお送りします。
(2008/10/03)

夕張市教委に百万円相当額の友愛援助

 財政破綻した北海道夕張市の生徒を励まそうと、ベルマーク教育助成財団(齋藤諦淳理事長)は9月12日、総額100万円相当の液晶テレビ5台を友愛援助として、同市教育委員会を通して、市立清水沢中学校に贈りました。これらのテレビは、2011年からスタートする地上デジタル放送対応の40型液晶テレビです。財政難の中、同市教委は地デジ対応できる教育用のテレビを熱望しており、小林信男教育長は「全国のPTAの皆さんに、深く感謝します。このテレビは新しい学校づくりのために役立てていきます」と話しました。 右から夕張市の小林信男・教育長、末吉事務局長
 財団では、昨年4月から今年1月まで、恵まれない海外の子供たちのための友愛援助に、夕張の子供たち支援を加えて募集しました。その結果、全国81PTAから応募があり、これに財団の資金を加えて、5台のテレビを贈ることにしたものです。
 同市は昨春から財政再建団体になっており、現在3校ある中学校が2010年度から1校に、6校ある小学校は2011年度に1校になります。合併によって小中学校の校名も変更されることになっています。小学校がひらがなで「ゆうばり小学校」、中学校は「夕張中学校」となります。
 中学校の校舎は、現在の清水沢中学校の校舎が使われますが、15学級分の教室のうち6学級しか使う予定がないので、空いた教室を利用して、石炭を掘る機械やメタンガスの探知機、カンテラなど炭鉱の歴史が分かる資料を収納したり、地域の人たちが集れるスペースとして利用することも計画しています。
【メモ】夕張市の人口は、最盛期は1960年の116,000人で、現在は10分の1の11,900人弱。当時小学校は22校、中学校9校があって、児童・生徒数は29,000人でしたが、550人になっています。

《写真》
夕張市の小林信男・教育長にベルマーク財団の末吉正憲事務局長から寄贈目録が渡されました=夕張市役所で

(2008/10/03)

校庭の地域イベントでベルマーク集め 千葉県市川市の鬼高小学校

 校庭にゲームや飲食コーナーのテントが並び、子どもたちの歓声が響く、そんな地域との触れ合いイベントの一角で、ベルマーク回収のコーナーも設けられ、近隣の方たちからたくさんのマークが集まりました。「地元の大勢の方が子どもたちを見守ってくれているようで、ありがたいです」。千葉県市川市の鬼高小学校で、地域と一体になった盛り上がりに、水嶋雅校長の言葉も弾んでいます。 校庭での触れあいイベントに、ベルマーク収集を呼びかけるコーナーも(ASA本八幡南部店提供)
 鬼高小学校は児童1015人、市川市で最大規模の小学校です。学校とPTAが共催する「おにたかっ子まつり」は、7月21日の「海の日」に催され、地元の商店街や自治会のグループも数多く参加して出店しました。その一つが、朝日新聞販売所のASA本八幡南部店が設けたベルマークのコーナーです。事前にチラシを4000枚ほど地域一帯に配り、家庭で眠っているマークを「おにたかっ子まつり」に持参するよう呼びかけました。
 まつり当日は、「子どもが小学校を卒業してからもベルマークを集めていたけれど、持って行くところがなかったので、助かりました」という年配の女性。また、「孫がこの学校でお世話になりました。その後もベルマークをためていたので・・・」と高齢の女性。結局20人近くの方がベルマークを回収箱に入れ、ほかにも新聞販売所に直接持参した方が数人いて、計4000点前後が、9月上旬に鬼高小に寄贈されました。
 地域への貢献・協力を目指して乗り出した、朝日新聞販売所の宮崎さんは「今後も子どもたちの力になれるよう、努力していきます」と、手ごたえを実感しているようです。
《写真》
校庭での触れあいイベントに、ベルマーク収集を呼びかけるコーナーも=千葉県市川市の鬼高小学校で(ASA本八幡南部店提供)

(2008/10/16)