5月の連休明けから開かれていた「ベルマーク運動説明会」は、7月1日の福岡A会場と甲府会場ですべて終わりました。この説明会は、ベルマーク運動の3本の柱であるPTAと企業と財団とが年に1回集い、運動の意義や歴史、活動の進め方などを学び、意見を交換する場であり、運動にとっては年度初めの大切なイベントです。
今年も全国91会場で100回開かれました。どこの会場も例年より参加者が増え、5、435校から16、376人が参加しました。会場によっては、参加予定数を大幅に超え、急きょ、机・いすを増設する所もありました。
今年はPTAのお母さんたちばかりでなく、「私たちも、この説明会に参加してもよろしいんですか」と、未参加校や活動校を応援してくれているボランティア団体や新聞販売店の人たちも積極的に参加してくれました。
今年で3回目となる協賛会社の説明会参加は、「キユーピー」、「日清食品」、「ショウワノート」、「旭硝子」、「ラッキーベル」、「ジブラルタ生命」、「エプソン販売」と、今年度から参加した「キヤノン販売」の8社でした。各会場の受付では、協賛会社の社員がベルマーク商品を紹介するパンフレットや試供品、お母さんたちへのアンケート配りなどに追われていました。マヨネーズやタオル地のハンカチ、ボールペン、収集箱などお土産をいただきニッコリするお母さんや協賛会社の人たちと和やかに意見を交換しているPTAもいました。
ベルマーク運動は、今年秋には創設45周年を迎えます。その記念事業として6会場で、長年、運動を陰で支え続けてきた「6団体・個人」を表彰しました。
PTAの皆さんの「体験発表」も年々、多彩になっています。2、3年前はパソコンを使う学校はわずかでしたが、今年は多くの学校が取り入れ、画像を見ながらプレゼンテーションしてくれました。さらにユニークな発表としては、自分たちの活動を劇にして披露、ドラマ感覚で笑いとユーモアを交え、会場を沸かせ和ませてくれた学校もありました。
体験発表の様子は、開催日の翌週にはベルマークのホームページに取り込みました。ご覧になってください。体験発表には、それぞれの学校の「作業ノウハウ」が満載されています。今年は、初めて運動に携るPTAの皆さんに役立つように、発表の内容を出来るだけ詳しく掲載することにしました。先日、早速ホームページの「掲示板」に書き込みがありました。中学生たちの会話(チャット)の中で「このホームページにある体験発表には、いろいろな例が載っていますよ。とっても参考になるので、じっくり読んでみると<これだ>というのに出会えますよ」。
この説明会は、財団にとっても大切な機会です。皆さまからのご意見やご注文を生かしながら運動を進めて行きます。この1年、自分たちのペースで「無理なく、無駄なく、根気よく」をモットーに取り組んでいただきたいと思います。
(2005/07/15)
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