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全国100に埼玉・愛知から各8団体 09年度集票点数分析 埼玉・神奈川・兵庫はベスト20が13万点以上 |
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ベルマークの集票点数2009年度全国ベスト100と県別ベスト20がまとまったので分析してみました。<活動報告→今月の集票点数>
<全国ベスト100> 全国ベスト100をみると、60万点以上が3(2008年度は1)、30万点以上は10(同4)、20万点以上34(同29)と、前年と比べいずれも多くなっています。100番目を見ても15万6628点で、前年の14万7902点に比べ9000点近く多くなっています。これは、09年度の集票点数全体が4億8045万点と、前年度から3000万点以上増えたことにも反映しているようです。 団体別の内訳は、小学校が82で、中学校6、幼稚園・保育園4、高校1、その他(福祉施設など)7です。小学校(全国1万5070校参加)トップは巻北小(新潟市)、中学(全国6736校)は初声中(神奈川県三浦市)です。高校(全国1190校)の中野学園オイスカ高校(静岡県浜松市)、幼稚園(全国5319園・所)の下妻小友幼稚園(茨城県下妻市)はいずれも3年連続トップです。 都道府県別で見ると、最も多いのは埼玉、愛知で8、神奈川、広島が7校。以下、東京、兵庫6、福島、静岡、石川5、長野、大阪4と続きます。 2年続けてベスト100に入ったのはトップの梅ケ丘学園(愛知県豊田市)など39校あります。トップ3には60万点台が並びましたが、児童養護施設の梅ケ丘学園は、社会福祉協議会などからの貯まっていた寄贈マークを地元ボランティア団体が整理した結果です。中野学園オイスカ高は母体である国際NGOオイスカ・インターナショナルの全国的な支援が強み。5位の岡崎平和学園(愛知県岡崎市)は、08年8月に参加したばかりですが、岡崎市内のボランティアグループ「火曜会」が市民から寄せられたマークを整理して寄贈しました。尼崎養護学校(兵庫県西宮市)は、近くの文房具業者からインクカートリッジの点数の寄贈を受けています。 1300万を超えた東京学芸大付属大泉小(東京都練馬区)、1100万点台の栗林小(高松市)の他、累計点数300〜500万校が多い中、2位の尼崎養護学校はもうすぐ100万点、岡崎平和学園は55万点台、東北中(長野市)は60万点台など、100万点以下も8団体あります。 <県別ベスト20> 続いて県別ベスト20を見てみます。すべてが10万点以上なのは、埼玉、千葉、東京、神奈川、静岡、愛知、兵庫、岡山、広島の9都県。このうち埼玉、神奈川、兵庫はベスト20すべてが13万点以上で、静岡、広島が12万点以上、千葉、東京、愛知も11万点以上です。ちなみに10万点以上が多いのは神奈川で71。埼玉も64、千葉が51、兵庫が50あります。その他は広島35、東京34、静岡29。愛知28、岡山20、福島、香川18、大分17、茨城16、岐阜、大阪15などです。 10万点以上が多い都道府県の参加団体数を見ると、東京をはじめ、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、兵庫など1000以上のところが目立ちますが、福島は624、岐阜613、岡山629で、香川304、大分396のように、参加校の少ないところも健闘しています。 学校別に見ると、小学校が多いのはもちろんですが、新潟、長野ではベスト20に中学校が5校、山梨、静岡では幼稚園が5園入っています。新潟・長野は中学校参加率が約90%、約86%で全国3、4位と高く、静岡の幼稚園・保育所参加数も192で全国7位です。こうしたことが影響したのかもしれません。 愛知県は、福祉施設などがベスト3を占めているほか、岐阜県では特別支援学校が2校ベスト20入りしていることが目を引きます。徳島県で13位になった徳島文理大(徳島市)は08年7月に参加したばかり。5万点を超え大学としては全国トップです。 地域別で見ると、集票点数の多い団体が県庁所在地に集まる「一極集中型」が、富山県(富山市に17)、大分県(大分市に16)、栃木県(宇都宮市に15)、愛媛県(松山市に15)、京都府(京都市に15)、和歌山県(和歌山市に14)など。これに対し、「分散型」といえるのが、千葉県(市川市4、船橋市3、八千代、柏、流山市各2、千葉市1)、大阪府(豊中市6、枚方、堺市各3、大阪市1)でしょうか。山形県(鶴岡市6、山形市3)、群馬県(高崎市4、安中、太田市各3、前橋市2)もこの中に入りそうです。特に愛知県は豊田市4、豊橋市3、岡崎、刈谷、大府、津島市各2なのに対し名古屋市がゼロです。青森県は八戸市9をトップに、青森、弘前市各4で「三分割型」といえそうです。 (集票点数は、09年2月21日から10年2月20日までの集計です) (2010/04/13) |
参加団体が1000超す県はベスト50掲載 2009年度集票点数ランキング |
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2009年度の年間集票点数を、全国ベスト100と都道府県別20として、4月中旬に掲載しましたが、都道府県別では、幼稚園、小中高校などの参加団体の総数が、1000を超えるところについては、ベスト50まで掲載しました。また団体数は全県で載せました。
なお集票点数は2009年2月21日から10年2月20日までに財団でのチェック(検収)がすんだ分です。<活動報告→今月の集票点数→2009年度都道府県別ベスト20>をご覧下さい。 (2010/04/13) |
トヨタ生技開発部がベルマーク寄付 親睦活動で約5万5千点集める |
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ベルマーク教育助成財団に4月上旬、愛知県豊田市のトヨタ自動車生技開発部から計約5万5千点のベルマークが寄付されました。
![]() 中心になったのは、部代表の田和久佳(たわ・ひろよし)さんと15人の幹事さんです。09年度の活動内容を決めるにあたっては、「昨今の不況で教育予算が厳しい」という豊田市の担当者の声をきっかけに、「自分たちにできることは何か」を考えました。その結果、地域の学校の教育設備を整える手助けができればと、ベルマーク収集に取り組むことを決めました。 集まったベルマークは、田和さんと幹事さんたちが月に1回集まって仕分け・集計を行いました。ベルマーク財団の職員からは「仕分けは財団で行う」と伝えられましたが、ボランティアだからと、仕分け・集計も幹事全員で毎月行いました。インクカートリッジの回収も呼びかけ、800個ほどが集まりました。 田和さんたちは、できるだけ多くの部員からベルマークを集めるため、またベルマークへの関心を高めるため、さまざまな取り組み をしました。部内のグループごとにベルマーク一覧表を配ったり、「何点集まったか、その点数で何が買えるか、部員約300人の中でたくさんの点数を集めた人、グループ」を毎月ポスターで掲載したり、年度末には上位の人、グループを表彰しました。個人の1位の人は約5600点集めたそうです。子どもの学校でベルマーク活動に取り組んでいるような場合は別ですが、多くの部員はベルマークを出す機会や場所がなく、結果的に捨ててしまっていました。使用済みカートリッジがベルマークの点数になるのを知らない人も多数でした。 1年間取り組んで、部員からは「身近に、地域貢献できるような機会がなかなかない中、今回こうした機会が持ててよかった」といった声が寄せられているそうです。 ≪写真上から≫ ・集めたベルマークとカートリッジを前に、幹事一同で記念撮影しました=愛知県豊田市のトヨタ自動車本社で(田和さん提供) ・ベルマーク財団に届いたインクカートリッジやベルマーク (2010/04/28) |
協賛・協力会社、累計1位の小学校を表彰 オーサー・ビジットも実施、50周年記念事業 |
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ベルマーク財団は、50周年記念事業として新たに都道府県でそれぞれ累計1位の小学校と協賛会社62社、協力会社16社への感謝状・記念品の贈呈と、朝日新聞社と共催で、本の作者が学校を訪れる「ベルマーク版オーサー・ビジット」の実施を決めました。
![]() 感謝状は、本来なら運動に参加しているすべての学校、園、団体に贈りたいのですが、累計1位の小学校に代表して受け取って頂くことにしました。小学校が、参加28420校・団体のうち53%の15066校を占め、全国の参加率も約68%と高く、これからも運動の中心としての活動を期待してのものです。ベルマーク運動説明会の会場で、新しいキャラクターをあしらった感謝状一体型の記念盾を贈呈する予定です。 また企業への顕彰は、ベルマーク運動を支えて頂いていることへの感謝の意と、今後も末永く応援して頂きたいとの思いを込めて、感謝状と記念品を贈ります。5月11日に東京・新宿明治安田生命ホールで開く今年最初のベルマーク運動説明会で、運動発足当初から参加している11社に代表して受け取って頂く予定です。 オーサー・ビジットは朝日新聞社が開催している本の作者(オーサー)が学校を訪問して特別授業をする人気イベントです。今年が国民読書年であることやベルマーク50周年であることから、特別に「ベルマーク版」が実現しました。ベルマーク運動参加校のみが応募資格があります。ぜひお申し込みください。 50周年記念事業としては、このほかすでにお知らせしていますが、新しいキャラクターをデザインに取り入れたオリジナル回収箱、子どもたち向けにベルマーク運動をイラストでわかりやすく説明した冊子「なーるほど!ベルマーク運動」などを全参加校・団体に送ります。またベルマーク運動説明会に参加された方全員に、キャラクターのストラップを差し上げるほか、一部の協賛会社の社会貢献イベントなどに参加された方に記念のピンバッジを配る予定です。 写真は、オリジナルの回収箱と子ども向け小冊子 (2010/04/09) |
朝日新聞にカラー特集3ページ |
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「大人も子どもも楽しく参加 広がる、ベルマークの笑顔の輪」というタイトルで、3月2日(火)付の朝日新聞朝刊(東京・北海道)にベルマーク運動の現状を分かりやすく紹介する3ページのカラーPR特集が掲載されました。大阪や九州は3〜7日付でしたが、こうした特集は今年で4回目です。
内容は、1ページ目が、高校時代ベルマーク係だったというモデルの「はなさん」が語るベルマーク体験です。「ベルマークが付いていると当たりくじを見つけたみたいにうれしかったなぁ」といいます。 2ページが「多くの人に支持されているベルマーク」として朝日新聞の会員制クラブ「アスパラクラブ」での1450人のアンケートから見るベルマーク運動。「ベルマークを集めたことがある」が94%、「現在も集めている」が45%、といった内容です。 3ページが「小さなベルマークから大きな支援の輪へ」として、被災地、大学・公民館、海外、へき地、環境の5つのテーマに分け、広がる支援を紹介しています。海外では「途上国の教育支援や緑を増やす活動を展開」として、寺子屋を中心とした識字教育や図書室整備、途上国に緑を増やす活動などを国際的に活躍するNGOと協力して実施していますが、こうした援助が年間7347万円(2008年度)にのぼることを、グラフを使い説明しています。 さらに「私たちはベルマーク運動を応援しています」として、商品にベルマークを付けている協賛会社と、ベルマーク預金でお買い物が出来る商品を扱っている協力会社、それに協力銀行住友信託銀行の名も掲載しています。 (2010/04/09) |
「ベルマーク」丸ごと分かります 説明会、5月11日スタート |
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ベルマークのことが一から分かる「ベルマーク運動説明会」が5月11日(火)から始まります。幼稚園・小中高等学校のPTAや大学・公民館などで、新しくベルマークの担当となった方や、運動について関心のある方を対象に財団法人ベルマーク教育助成財団が毎年全国各地で行っています。活動のポイントを分かりやすく説明し、疑問にもお答えします。皆さんも説明会に参加して「気軽に、楽しく、ベルマーク」をしませんか。
説明会は、ベルマーク運動を支えるPTAなど参加団体と、協賛会社、ベルマーク教育助成財団の3者が、年に1回、顔を合わせる最大のイベントです。今年は、5月11日に新宿(東京都)、大阪、福岡でスタートし、6月25日(金)の宇都宮、高崎(群馬県)、沼津(静岡県)、高知まで、全国94の主要都市・地区で102回を予定しています。時間は、いずれも午前10時から正午までです。昨年は、新型インフルエンザが広がっていたため関西地区の4会場を急遽中止しましたが、全国で5123団体、1万5564人の方が参加しました。 説明会では、ベルマーク運動の意義や現状の報告とともに仕分けや集計、送付、お買い物までの手順を、財団職員が、スライドショーなどを使って分かりやすくお話しします。全面的に作り直した財団製作のDVD「未来を育むベルマーク」も上映します。「ベルマークをたくさん集めるには?」「ベルマーク預金でお買い物をするにはどうしたらいいの?」。説明会では、こうした疑問にもお答えします。 注目は、小中学校などでベルマーク運動に、実際に取り組んだPTAの方がする体験発表です。体験した中から生まれた仕分け方の工夫や独自のノウハウの他、地域を巻き込んだ取り組みや苦労したことなども紹介されます。現場の声が大変参考になる、と毎年高い関心を集めています。質疑応答の時間もあります。また会場によっては協賛会社も参加して商品のPRもします。 役立つ情報が沢山ありますので、新しくベルマークの担当になる方は、ぜひご出席下さい。登録されている幼稚園、小中高校、大学・公民館など団体あてには参加申し込みの往復はがきをお送りします。ベルマーク運動への参加を検討している方や、ベルマークについて関心のある一般の方のご来場も歓迎します。その際は、事前にベルマーク財団までご連絡下さい(電話03・3572・4937)。ご希望があれば説明会の日程と開催場所が分かるパンフレットをお送りします。 ベルマーク財団のホームページ<www.bellmark.or.jp→「ベルマーク説明会」>でも詳細をご覧になれます。 (2010/04/08) |
お買い物なんでも可能に ベルマーク運動規程変えました |
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「みんなで集めたマークなのに、子どもたち一人ひとりへの卒業記念の贈り物が買えないなんて」…そんな参加団体の皆さんの悩みが、一挙に解消されました。ベルマーク教育助成財団が文部科学省に申請していた「除外教育設備」についての運動運営規程の一部変更が、3月29日付けで承認されたためで、これからは、ノートなどの消耗品を含め、これまでの「学校教育設備助成品」だけでなく、「子どもたちの教育環境の充実に役立つもの」なら、欲しい物が何でもベルマーク預金で買えるようになります。
今回承認された規程変更は、@「脱退」規定を定めた第18条の一部A「参加の取消し及び脱退の効果」を定めた第19条の一部B協賛会社の「協賛期間」を定めた第24条C協力会社の取り扱い「除外教育設備」を定めた第27条の削除、の4カ所。 中でも参加団体の皆さんの一部から、強い変更要望が出ていたのが、Cの取り扱い「除外」規定。「協力会社は消耗品、教科書類は扱えない」と規定したものですが、これはベルマーク財団が「教育設備助成会」だった頃、つまり学校に本当に教育設備が無い時代の名残りといえるものでした。 いまでは、学校設備は「ほぼ完備状態」になっているため、参加団体の皆さんからは、「消耗品を含め、何でも買えるようにして欲しい」との声が上がっていました。 今回の規程変更は、こうした皆さんの強いご要望にお応えしたものです。ベルマーク財団では、「何でも買えるベルマーク」になったことで、参加団体の皆さんと協賛・協力会社の皆さんとスクラムを組んで進めるベルマーク運動が、さらにさらに活性化していくものと期待しています。 (2010/04/07) |
ベルマーくん、りんちゃん、パパベル、ママベル 応募7772件から誕生、可愛がってね! |
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創立50周年を記念して誕生したベルマーク運動の新しいキャラクター「ベルマークファミリー」4人の愛称がそれぞれ決まりました。メーンになる男の子が「ベルマーくん」、女の子が「りんちゃん」、両親が「パパベル」「ママベル」です。合計7772件の応募作の中から、親しまれやすく覚えやすい名前を選びました。たくさんのご応募ありがとうございました。
![]() 両親の名前は、やはり小学生を中心にパパ、ママを使った名前が多く、ベルパパ・ベルママ、ベルパーパ・ベルマーマ、パパリン・ママリンなどがありました。ユニークなところでは、たまるくん、チョキ太、チョッキーナ、ミッケちゃん、鈴の助、エコパパ、ハサミン、エラベルなどのほか、マイベル・ジャクソンなど思わず吹き出しそうな提案もありました。こういった応募作の中から、だれでも使いやすい名前であることや他の商標などとの関係なども検討して4人の名前を決めました。 「ベルマーくん」は、デザインされた大丸恵未さんのイメージにもぴったりということで決定しました。全国の参加学校に同名のキャラクターがいることは、送っていただく「ベルマークだより」などで承知しておりますが、仲間に加えていただくようお願いします。またベルちゃんは、ベルマーク新聞の4コマ漫画の題・主人公と同じであることから避け、小学校低学年のイメージからひらがなの「りんちゃん」としました。 残念ながら、決まった4人の名前と全部同じ応募作はありませんでした。このため、3人まで同じ名前を応募された中から抽選で5名にベルマークグッズ、応募者全員から抽選で100人の方に「ベルマーくん」のストラップを贈ります。また学校単位で応募された中から抽選で10校に記念品を贈ります。いずれも賞品の発送をもって発表に代えさせていただきます。 (2010/04/07) |
ハイチ地震支援など6事業対象 友愛援助、第13回を募集 |
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2010年度で13回目になる友愛援助を募集します。ベルマーク運動の参加団体が貯めたベルマーク預金を直接、援助資金として役立てる仕組みです。紛争や貧困などで教育を受けられなかったり、苦しんでいる開発途上国の子どもたちを支援したりする事業が大半を占めていますが、今回はハイチの地震で被災した子どもたちへの支援も募集します。
2010年度の対象事業は@ハイチ地震で被災した子どもたちへの支援事業Aアフガニスタンの「寺子屋運動」支援事業Bカンボジアの農村での子どもの養育支援事業Cアフガニスタンの子どもたちへの保健教育支援事業Dラオスの学校に図書室を作る事業Eマレーシアでの「子供の森」計画支援事業の6つです。ベルマーク教育助成財団の理事会・評議員会で審査し、選びました。いずれもしっかりした実績のある団体に委託して行います。ハイチ地震の支援は、過去の活動実績などを基に委託する団体を決めて援助する予定です。 途上国では、ベルマーク100点で苗木1本が買え、18万点で図書室ができます。 ◇申し込み要項
6事業の内容
≪写真≫ハイチ地震で被災し、隣国ドミニカからの食事を受け取る子どもたち=1月15日、首都ポルトープランスで(朝日新聞社提供) (2010/04/05) |
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139校・園から332万4270円寄付 第12回友愛援助事業 |
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第12回友愛援助事業(2009年度)が1月31日に締め切られ、全国のPTAの139校・園の皆さんから332万4270円が寄せられました。ありがとうございました。対象は、以下の5事業で、前年度から78万円以上減りました。これは夕張の子どもたちへの支援と中国・四川大地震、ミャンマーの大水害への緊急友愛援助の3事業がなくなったためです。
学校・園ごとの内訳は、別項の表をご覧下さい。皆さんから寄せられた寄付は、ベルマーク教育助成財団からの援助資金と合わせて、下記のNGOなどに委託して、2010年度の早い時期に実施されます。 <事業毎の寄付申し込み額>
2009年度の友愛援助への申し込み
(2010/04/05) |
ベルマーク版オーサー・ビジット開催
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登山家野口健さんやジャーナリスト池上彰さんたちの特別授業を受けてみませんか――ベルマーク教育助成財団では、創立50周年を記念して、子どもに人気のオーサー(作家)が学校を訪問(ビジット)して授業を行う「ベルマーク版オーサー・ビジット」を、朝日新聞社と共催で行います。ベルマーク運動に参加している小中高校の児童生徒が対象で、経費の一部3万円(本代5000円を含む)をベルマーク預金で負担することが必要です。1回限りの特別企画です。応募をお待ちします。
オーサーは、野口さん、池上さんの他、音楽家青島広志さん、絵本作家中川ひろたかさん、スポーツジャーナリスト増田明美さんの5人です。寄せられた呼びかけをご覧下さい。
(2010/04/02) |
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協賛会社62社、協力会社16社に ベルマーク運動今年度の参加会社 |
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2010年度のベルマーク運動の参加会社が決まりました。4月1日時点で、商品にベルマークを付けている「協賛会社」は62社、ベルマーク預金で品物が購入できる「協力会社」は16社です。名前は表の通りです。
協賛会社は、ことし3月末に株式会社山田養蜂場(同38番)、日活株式会社(ベルマーク番号82番)、が脱退しましたが、1月から住友スリーエム株式会社(同21番)が、加わりました。住友スリーエムは、09年4月に台所用スポンジ(ベルマーク番号20)で協賛したのに続き、今回、粘着フックや接着剤でも参加しました。詳しくは5面の「住友スリーエムはこんな会社」をご覧下さい。 山田養蜂場は、2004年4月から参加し、ローヤルゼリーなどの健康食品やハチミツ、自然食品、化粧品などの多くにベルマークを付けてきました。また日活は、映画界から初の協賛会社として2008年8月から参加し、映画「ブタがいた教室」の前売り券やDVDにベルマークを付けました。 この2社のベルマークは、契約により、脱退から半年後の9月30日(木)、財団到着分まで有効です。お手持ちのマークがありましたら、忘れずに送るようお願いします。 協力会社は、株式会社学研教育みらい(旧学習研究社)と株式会社中村製作所、旭硝子株式会社の3社が、3月31日で脱退しました。協賛会社(ベルマーク番号13)でもある旭硝子は、協賛会社としての参加はこれまで通り継続します。学研教育みらいの商品の一部は、脱退後の4月以降も、協力会社の株式会社ライブを通じて購入することが出来ます。詳しいことは同社(電話03・3842・0255)にご相談下さい。 2010年度の協賛会社 (数字はベル番号)
2010年度の協力会社
(2010/04/02) |
セノーが企業再生支援機構の支援受ける |
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協力会社のセノー(本社・千葉県松戸市)が、債務超過で企業再生支援機構の支援を受けることになり、3月31日、同社の田中健一・取締役営業本部長らが財団を訪れて事情を説明しました。財団側は「PTAからの注文品の納品遅れなどが起きないようにしてほしい」と要望しました。これに対し田中本部長は「ご心配をおかけして申し訳ありません。頑張っていきますので、これまで通り参加団体などに、ご迷惑をおかけすることはありません」と約束しました。
3月26日に支援機構が発表したところでは、同社は2009年3月期決算で65億円の債務超過に陥りました。しかし高い技術力があり、納入先の多くが学校で、破綻した場合の影響が小さくないとして、支援を決めました。今後、同社は支援機構の資金援助や指導を受けて再生をはかることになります。 (2010/04/01) |
ベルマーク運動紹介の新しいDVD完成 ビデオも、貸し出しどうぞ |
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集計や送り方からお買い物、援助の内容まで、ベルマーク運動のすべてがわかるDVD「未来を育むベルマーク」が完成しました=写真。5年ぶりの全面改訂です。5〜6月に全国102カ所で開く運動説明会で上映するほか、希望するPTAなどへの貸し出しも致します。
ベルマーク財団のホームページでも視聴できるようにします。 約1年かけて、PTAの活動の様子や援助を受けたへき地学校、特別支援学校などで撮影したほか、仕組みなどはコンピューターグラフィックでわかりやすく表現しました。ナレーションは、テレビ番組「サザエさん」にも出演している声優の川崎恵理子さんです。 上映時間は約20分で、特徴は、項目ごとに再生できるチャプター方式を取り入れたことです。「オープニング」「しくみ」「集める」「買う」「援助活動」「新しい流れ」の6つのゾーンがあり、初めから通して見ることはもちろん、見たい項目だけ簡単に部分再生することができるようになりました。 ビデオ(VHS)版もあります。学校などでの説明会などで、貸し出しを希望する場合は財団(03−3572−4937)までお申し込みください。 ![]() (2010/03/31) |
女子大生らがベル運動協力呼びかけ 主催する都内のイベントで |
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女子大生サークルリッシェと社会人サークルレディアマンドが主催する交流イベント「トレジャーボックス」が3月28日(日)、東京・六本木で行われ、ベルマーク財団も後援しました。
![]() この日は、大学生を中心とした男女300人以上が参加しました。ゲストに、若手お笑い芸人のサミットクラブを迎え、ファッションショーなどで盛り上がりました。 この中で、ベルマーク運動への協力を呼びかけるブースを設け、パネルや回収箱の展示をしました。舞台上では、サミットクラブと司会者とのかけあいで運動のしくみをわかりやすく説明したり、スクリーンにさまざまな支援の写真を映し出したりして活動を紹介しました。 トークショーの最後に「この運動は、気軽に、お金をかけずにできるボランティアです。みなさんもぜひ、これを機会にベルマーク集めを始めませんか」と協力を求めていました。 ≪写真≫ベルマーク運動の説明をする司会者(左)とサミットクラブの2人(右)=東京・六本木のa−lifeで (2010/03/31) |
ベルマーク50周年にメディアも関心 |
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ベルマーク運動が、誕生50周年ということでテレビ番組や新聞などでよく取り上げられています。
産経新聞は、2月5日付の生活面で「ベルマーク50周年、AED購入や実験教室利用も」の特集記事を掲載しました。集票点数と参加学校数の推移を表で見せながら、50年間の動きなどを紹介。東京都足立区立綾瀬小学校でPTAのベルマーク活動を取材し、季節によってたくさん集まる種類があることから「ベルマークにも旬がある」といった話や作業の苦労話など、お母さんたちの声を紹介しています。また協賛会社キリンビバレッジが首都圏のクイーンズ伊勢丹と展開したキャンペーンのことも掲載されました。 広島テレビ(HTV)の情報番組「旬感☆テレビ派ッ!」は、2月18日の「旬感☆リポートコーナー」でベルマークを取り上げました。10分近い特集で、広島県内の運動参加校で、実際にマークの仕分けをしているお母さんたちをリポートする一方で、集めたマークで購入したAEDなど、最近の買い物の傾向も紹介。また、ソフト援助の一輪車講習会を受けた学校の子どもたちが、笑顔一杯で楽しんでいる姿を映像で見せ、「捨てればゴミですが、集めると宝の山になるベルマークをみんなで集めましょう」と呼びかけてくれました。 このほか、TBSのバラエティ番組「ざっくりマンデー」やテレビ朝日のクイズ番組などでも取り上げられたほか、大分放送はラジオ番組で紹介しました。 新しいキャラクターの愛称募集も朝日新聞に掲載されたほか、「週刊アスキー」「公募ガイド」などの雑誌、さらにインターネットでも紹介されて、大きな反響を呼びました。 (2010/03/29) |
山田養蜂場が協賛会社を脱退 |
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協賛会社の株式会社山田養蜂場(ベルマーク番号38)が、ことし3月31日でベルマーク運動から脱退しました。同社は、2004年4月から参加し、ローヤルゼリーなどの健康食品やハチミツ、自然食品、化粧品などの多くにベルマークを付け、運動に貢献してきました。また図書「みつばち文庫」の小学校への寄贈や、「ミツバチの童話と絵本のコンクール」の主催、カンボジアに学校を建てるなど、社会貢献活動を活発に行っています。
契約により、山田養蜂場のベルマークは、脱退から半年後の9月30日(木)、財団到着分まで有効です。お手持ちのマークがありましたら、忘れずに送るようお願いします。 (2010/03/23) |
カートリッジを社内回収し46万円寄付 キヤノンマーケティングジャパン |
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協賛会社のキヤノンマーケティングジャパン(川崎正己社長)から3月15日、ベルマーク財団に、46万3700円の寄付があり
ました。キヤノンマーケティングジャパンは2005年からインクカートリッジ・トナーカートリッジの回収でベルマーク運動に参加していますが、2年前から社内で回収したカートリッジ分をベルマーク点数に換算した金額をベルマーク運動に寄付しています。今年が3回目になります。この日、河口洋徳理事(CSR推進本部長)らが財団を訪れ、森田秀男常務理事に目録が渡されました。 社内で、この1年に回収されたのはインクカートリッジが9万20個(1個5点で、45万100円分)、トナーが272個(1個50点で、1万3600円分)だったということです。昨年は、インクカートリッジ8万7570個、トナーが102個で合計で44万2950円分でした。 また、ベルマーク運動でのカートリッジの回収実績は伸び続けており、2009年は対前年比で、137%でした。回収参加校も毎月100校ほどのペースで増え、現在1万2000校を超えています。河口理事は「家電量販店などでの回収は伸び悩んでいますが、ベルマークだけは伸びています。いい形で参加できてよかった」と話していました。 《写真》目録を森田・財団常務理事(左)に手渡す河口・キヤノンマーケティングジャパン理事 (2010/03/16) |
1億円達成でクレハとラッキーベルに感謝状 協賛会社、協力会社懇談会 |
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2010年の協力会社懇談会と協賛会社懇談会が3月9日と11日にそれぞれ、都内のホテルで開かれました。2009年度に実施
した事業などを含むベルマーク運動の現況と50周年にあたる2010年度の事業計画、新年度予算などについて事務局から報告し、これからの運動のあり方や各社の取り組みについて意見を交換しました。また協賛会社懇談会では、市場調査費が1億円を超えた株式会社クレハとラッキーベル株式会社の2社に感謝状と記念品が贈られました。協力会社懇談会には13社21人、協賛会社懇談会には42社63人の出席がありました。 両懇談会とも、野ア弘・常務理事(元文部事務次官)が「ベルマーク運動が長く続いてきたのも、皆さん方のご支援のおかげです」と謝意を表し、「50周年を機に、新たなベルマーク運動の構築を目指していきます。これからもお力添えをお願いします」と挨拶。続いて末吉正憲・事務局長が、少子化や市町村合併などで学校数が減少するなか、参加学校・団体は前年より26団体減少して28、424校・団体となりましたが、集票点数は4億8000万点を達成し、3連続で増加。お買い物総額も5億2600万円余で前年を2000万円ほど上回ったことなどが報告しました。また50周年記念事業、公益法人移行の申請、ベルマーク運動再生5カ年計画などを含む2010年度の事業計画や援助計画について説明しました。 協賛会社の市場調査費1億円達成は、クレハが41社目、ラッキーベルが42社目になります。ラップなど家庭用品のクレハは、1996年4月に協賛会社になり、13年での達成となりました。佐藤通浩・家庭用品企画・開発部部長に、野ア常務理事から感謝状と記念品として「七宝焼きの花器」が贈られました。運動靴などのラッキーベルは、運動がスタートした翌年の1961年7月に協賛会社になりました。有吉譲治・経営企画室長に同じく感謝状と記念品が贈られました。 また、今年1月から新加入の住友スリーエムが紹介され、牧野泰之・MRO及びホーム・インプルーブメント事業部マネジャーが「昨年キッチンスポンジで参加させていただきましたが、新たに粘着フック・接着剤でも参加させていただきました。ベルマーク番号は20番と21番です。より便利な製品の開発、販売に努め、社会貢献活動にもつながればと思っています」とあいさつ。懇談会では参加者に製品の粘着フックを配ってアピールしていました。 《写真》感謝状を手にしたクレハの佐藤さん(左)とラッキーベルの有吉さん。右にあるのが記念の七宝焼き (2010/03/12) |
キャラクター愛称募集に7772件の応募 たくさんの応募ありがとうございました |
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ベルマーク運動の新しいキャラクター「ベルマークファミリー」の愛称募集を3月10日で締め切りました。合計7772件の応募がありました。たくさんのご応募ありがとうございました。お寄せいただいた名前の中からファミリー4人の愛称を選考し、4月上旬にベルマーク新聞やホームページで発表します。
応募の内訳は、メール968件、はがき1438件、学校・園単位が73校分の5366件でした。 10日必着でしたが、その後もはがきや宅配便での応募分が届きました。本来なら失格とすべきところですが、目的は皆様に親しまれる愛称の決定ですので、ベルマーク運動への関心の高さの現れとして、審査の対象にすることに致しました。10日締めきり段階の応募件数は、7133件でした。 (2010/03/17) |
「公益財団法人」への移行申請など承認 ハイチ地震援助も、財団理事会・評議員会 |
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ベルマーク教育助成財団の理事会・評議員会が3月4日、都内のホテルで開かれ、財団設立50周年記念事業、公益法人制度改革に伴う「公益財団法人」への移行申請及び定款の変更案、ベルマーク運動再生5カ年計画の立案などを盛り込んだ2010年度の事業計画案、予算案が原案通り承認されました。ハイチ地震で被災した子どもたちへの友愛援助も募集します。
新しい公益法人制度への移行に伴い、現在「特例財団法人」であるベルマーク財団は13年11月30日までに、@公益認定を受けて「公益財団法人」に移行するA認可を受けて「一般財団法人」として登記する、のどちらかを選ぶ必要があります。運動を今後も長く続けるためには「公益財団法人」への移行が望ましいと判断し、早ければ今年7月にも移行認定申請を行います。 申請には、現在の寄付行為にあたる新しい定款が必要になります。創設以来50年を経て、子どもたちを取り巻く環境も大きく変わり、運動の中心であるPTAの要望も多岐にわたっていることから、「へき地学校への教育設備援助」を第一にしてきた「目的」を、支援対象の幅が広げられよう「教育環境の充実」などとし、現在の援助実績も踏まえて支援対象に災害被災校や特別支援学校なども明記します。同時に運動運営規程の一部変更を文部科学省に申請して、これまでベルマーク預金では購入できなかった芝生や記念樹、学用品などの消耗品も「お買いもの」対象に加えるなどして、運動の活性化を目指します。 さらに公益財団法人移行、50周年を機に、より魅力的なベルマーク運動を目指して「運動再生5カ年計画」を立案し、実施します。07年度から集票点数は3年連続で増加していますが、一方で活動を休止している学校の問題などの課題もあります。このため、アンケート調査なども実施し、よりPTAの皆さんの活動にはずみがつき、より効果的な援助ができる新しいベルマーク運動の実現を目指します。 50周年記念事業では、全参加校にオリジナルの回収箱や子ども向け小冊子「なーるほど!ベルマーク運動」、感謝ポスターを配布するほか、全都道府県で累計1位になっている小学校に感謝状を贈ります。また協賛、協力会社の社会貢献事業との連携で、イベントなどの参加者にはベルマーク50周年記念ロゴのピンバッジ、ベルマーク運動説明会参加者にオリジナルキャラクターのストラップをプレゼントする予定です。 (2010/03/05) |
ベルマークをテーマに卒業研究 愛知教育大の中西さん |
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ベルマークをテーマにした卒業研究の論文とパネル作品が、2月16〜21日に名古屋市博物館で開かれた「愛知教育大学美術科卒業・修了制作展」に出品されました。作者は、同科デザイン教育研究室4年の中西菜津希さん(名古屋市中村区)。多方面に地道な聞き取り調査を重ね、アンケート調査も実施して、時代の変化に応じたベルマークのあり方を考察しました。
![]() ベビーブームや高度経済成長に支えられて発展してきたベルマーク運動は、今年で創立50周年です。近年は少子化や経済停滞など時代の変化の影響を受けているようにも見えますが、運動の基本にある「みんなで協力」「物を大切に」「誰かのために」といった考えは、時代が変わっても継続すべき非常に大切な心構えです。中西さんは、こうしたベルマーク運動の心構えや優れた仕組みを、なんとかして次の世代に残したいという問題意識に立って卒業研究に取り組みました。 そして得た結論は、今以上に大学への働きかけを強めること。とくに使用済みカートリッジの回収に特化することで運動の輪を大きく広げることができると、ベルマーク財団に提言しています。 論文の構成は、第1章「ベルマークの仕組みと時代的背景」、第2章「ベルマークの現状と問題点」、第3章「課題の解決に向けて」、第4章「戦略の展開」、第5章「戦術の展開」。 第3章では、愛知教育大の職員、生協従業員、学生、その保護者計70人に聞いた「ベルマークを集めているか」「どのような点が改善されたら集めても良いと思うか」など8項目のアンケート結果を踏まえ、「大学生」と「小中学生を持たない消費者」をベルマーク収集のターゲットにすべきだと提言しています。学校外の場で消費者からベルマークを回収した事例では、協賛会社のキリンビバレッジがスーパーマーケットのクイーンズ伊勢丹と提携して行ったベルマークキャンペーンを取材しました。 第4章、第5章では大学生のボランティアにベルマークを利用すべきだとして、ベルマーク財団に具体的な大学への働きかけを促しています。また、学生に気軽に加わってもらうにはベルマークを切り取ったり計算したりする作業を効率化するのがいいとして、使用済みカートリッジに限定して回収することを提案しました。 「卒業・修了制作展」には、論文をベースに作成したパネル11枚と朝日新聞の記事体広告の見本1部、ポスター1部、パンフレット1冊、営業活動用グッズ(マグカップ)などを展示しました。ベルマーク財団が大学に向けて展開する、架空の「ベルマーク・ボランティア・カレッジ」キャンペーン(略してベルボラ・カレッジキャンペーン)の企画です。 約1年かけて卒業制作を仕上げた中西さんは「何が悪いかの問題点は見えるが、改善点を形にするのが難しかった。取材は楽しかった」そうです。4月から、名古屋市内の中学校の先生になります。「赴任した学校がベルマークに参加していなかったら、ぜひ参加させたい」と話していました。 《写真》中西さんとベルマークと大学を組み合わせた新聞広告の例=名古屋市瑞穂区の市博物館で (2010/02/24) |
「ありがとう」の歌がCDで発売 |
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新潟県中越地震で大きな被害を受け、ベルマーク教育助成財団などが支援した長岡市山古志の子どもたちの文集を元に生まれた「ありがとう」の歌が、CDになり、3月10日から全国発売されました。CDのジャケット表紙には山古志小学校(近藤蘭子校長)、山古志中学校(太平敏夫校長)の児童、生徒70人が一人ひとり書いた「ありがとう」の文字がデザインされています=写真。
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歌っているのは矢口周美(かねみ)さんで、ハープ(早川りさこさん)とコカリナ(黒坂さん)の伴奏が付いています。キングレコード発売で価格は1200円。 学校の入り口には「ありがとう」の歌碑があります。09年末の「山小だより」では、「ありがとうは、人と人をつなぎ、人の心を温かくする魔法の言葉です」という近藤校長の文章が掲載されています。 (2010/02/17) |
アフガンに不要ランドセルを贈りませんか |
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紛争が続き学校が破壊されたアフガニスタンの子どもたちにいらなくなったランドセルを贈りませんか――。「ランドセルは海を越えて」運動が、7年目の今年、2010年も始まりました。財団法人ジョイセフと、社団法人日本かばん協会ランドセル工業会が主催し、後援するクラレは海外への輸送費を負担していますが、ジョイセフはベルマーク運動の友愛援助の対象団体、クラレもベルマーク運動の協賛会社(ベルマーク番号30)です。申し込みは<www.omoide-randoseru.com>で、目標個数になるまで受け付けています。
![]() ランドセル素材「クラリーノ」のメーカーとしても知られるクラレには、「使い終わったランドセルを有効に使えないか」という問い合わせが多くありますが、開発途上国で人口、母子保健分野などの指導、援助を行っているジョイセフから、内戦が続いているアフガニスタンの子どもたちは教育環境が悪く、学用品を布きれに包んで登下校をしたりしている、と聞いたことがきっかけでこの運動が始まりました。 寄贈されたランドセルは、日本かばん協会ランドセル工業会の協力で、使えられるかどうかを調べたあと、やはり贈られたノートや鉛筆などの文房具と一緒に梱包して海路パキスタンに。そこからは陸路をトラックで運ばれます。海上輸送には日本郵船が協力しています。ランドセルには豚皮で作られたものもありますが、宗教上の理由でアフガニスタンには贈れないため、モンゴルに行くものもあります。これまでに約6万5000個のランドセルが海を渡っています。 「ランドセルは海を越えて」運動は、輸送費無料のため数が限定されていますが、これとは別に、ジョイセフでは「想い出のランドセル募金」を募集しています。輸送費用は1個あたり1800円程度かかるため、ランドセルの寄付とともに、輸送費の募金を呼びかけています。問い合わせは、ジョイセフ(東京都新宿区、電話03−3268−5875=平日午前10時から午後6時、ホームページは<http://joicfp.or.jp>)へ。 《写真》贈られたランドセルを喜ぶ子どもたち=2009年暮れ、アフガニスタンのナンガハール州で(朝日新聞社提供) (2010/01/27) |
「城の自由研究コンテスト」受賞者を表彰 |
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全国の小・中学生が「お城」についての自由研究をする第8回「城の自由研究コンテスト」(主催財団法人日本城郭協会、朝日学生新聞社、公文教育研究会、後援文部科学省、
ベルマーク教育助成財団、教育新聞社)の受賞作品が決まりました。
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「手作業中心の活動」支持が多数 PTAアンケートに1226人回答
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ベルマーク運動が始まって50周年を迎えるにあたって、全国の運動参加PTAの皆さんにお願いしたアンケート調査の結果がまとまりました。09年12月20日現在で、1226人の回答があり、貴重なご意見や要望もたくさん寄せられました。ありがとうございました。ベルマーク運動が、次の時代に向けた新たな一歩を踏み出すための参考にさせていただきます。
アンケートの大きなねらいは、3つありました。@最近の学校やPTAを取り巻く環境を把握することAIT化、インターネット時代のベルマーク運動はどうあるべきかB50周年記念事業に対する皆さんの考えや要望を知ることです。 まず、学校の周りで感じていること(複数回答)で最も多かったのは「PTA役員の引き受け手がいない」(677人)で、ほとんど変わらずに「少子化などの影響で、児童数が減っている」(652人)でした。次いで「教育設備や備品購入予算が減った」(383人)、「給食費や教材費を払えない家庭が増えている」(230人)が続いています。現在の社会状況、経済状況を反映した結果になっています。意見の中には「仕事をする母親が増えて役員会などが開けない」「先生に友達のように接する児童が多い」「自分の子だけ中心に考えている人が多い」といったものもありました。 新しい商品情報などの入手方法(複数回答)は、ベルマーク新聞が圧倒的に多く、603人でした。「一覧表しか見ない」(495人)が続き、PTAのベルマークだより(276人)、財団のホームページ(219人)の順でした。3カ月に一度、確実に学校に届くベルマーク新聞の強みが現れています。またPTAの皆さんがそれぞれ工夫している「ベルマークだより」が、委員以外の方たちには有力な情報源になっていることがわかります。 一方で、1226人の半数以上が「インターネットを使える」という環境にありますが、財団のホームページについて「全く見ない」が640人と最も多く、「気ままに」(472人)、「月1回程度」(113人)の順で、「週1回」が12人、「ほぼ毎日」はわずか7人でした。 ホームページでよく見られる項目(複数回答)は、新商品や援助報告などの最新ニュース(299人)、協賛・協力会社の情報(288人)、活動の進め方(164人)、達成校などの活動報告(128人)の順でした。やはり関心が高いのは、収集・整理作業に直接結びつく新商品や協賛会社の動向のようです。財団から、協賛会社などの動向を最も早くお知らせできる方法もホームページです。50周年を機に、現在リニューアル作業を進めています。この調査結果も参考にしながら、みなさんにとって使い勝手のいいホームページにしたいと思っています。 IT化が進む時代の中で「ベルマーク活動のあり方は今のままでいいのか?」。そんな質問もしました。最も多かったのが「今の作業システムを大事にしながら、コンピュータも利用するようにした方が良い」が651人とトップ。次いで「保護者同士のコミュニケーションやこどもたちとの共同作業という意味で、手作業中心の今の活動の形が望ましい」が311人で、合わせると75%の人が、作業だけの問題ではなく、手間はかかっても人との交流も大事にした方法を望んでいることがわかります。一方で、「インターネットやバーコードなどを活用した新しい作業システムを考えるべき」という人も263人いました。 最後に50周年記念事業についておたずねしました(複数回答)。 最も関心を寄せていただいたのが「工場見学など協賛会社と連携した子ども向け、親子向け企画」で453人、次いで「すべての参加校・団体に、活動に役立つ記念品を贈る」の376人でした。ただ、連携企画に参加するかどうかは、「会場が近ければ」(595人)、「夏休みなど時期がよければ」(415人)の条件がつくようです。記念品の希望では、ベルマーク回収ボックスがトップで52人、実用品42人、文房具39人などとなっています。これらを参考に「全参加校・団体に記念の回収ボックスを贈る」ことなどを決めました。また、協賛会社が現在行っている工場見学やいろいろな教室、イベントを「ベルマーク50周年記念事業協賛」としていただくようお願いしていますが、20社ほどとの連携ができそうです。もっとも記念事業は「必要最低限にすべきだ」も271人いらっしゃいました。 《主な質問項目》
(2010/01/13) |
学研と中村製作所、旭硝子が協力会社を脱退 学研の商品はライブで一部購入 |
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協力会社、株式会社学研教育みらい(旧学習研究社)と株式会社中村製作所が3月31日でベルマーク運動から脱退しました。学研教育みらいは運動初期の1969年4月から参加し、教材・保育用品などを扱う協力会社として40年以上にわたり、また中村製作所は2000年4月から参加し、遊具などを扱う協力会社としてベルマーク運動にそれぞれ貢献をしてきました。
両社へのお買いものの注文書は3月末まで受け付けます。学研教育みらいの商品の一部は、脱退後の4月以降も、協力会社の株式会社ライブを通じて購入することが出来ます。詳しいことは同社(電話03・3842・0255)にご相談下さい。
(2010/01/13) |
日活が協賛会社を脱退 |
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協賛会社、日活株式会社(ベルマーク番号82)が、ことし3月31日でベルマーク運動から脱退しました。同社は映画界から初の協賛会社として2008年8月から参加し、映画「ブタがいた教室」の前売り券やDVDにベルマークを付けました。
契約により、日活のベルマークは、脱退から半年後の10年9月30日(木)、財団到着分まで有効です。お手持ちのマークがありましたら、忘れずに送るようお願いします。 (2010/01/13) |
キャラクターが決定、愛称を募集 学校単位での応募も受け付けます |
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ベルマーク教育助成財団は、今年10月24日で創立50周年を迎えます。運動の節目に「ベルマークファミリー」の新しいキャラクターができました。これからも運動を末永く続けて行くシンボルとして、皆さんにかわいがっていただきたいと思います。愛称を募集します。ほかにも、全参加校・団体に50周年を記念したオリジナル回収箱を贈るなど、多彩な記念事業を計画しています。
キャラクターは「ヤドカリ」をモチーフにしたもので、マークを切り取るハサミ、集めたマークを貯めるベルマーク型の貝を持っています。家庭で楽しみながら協力して集めてほしいとの思いを込めて、夫婦と小学校高学年の男の子、低学年の女の子の兄妹4人家族の構成にしました。貝の色は、男の子がベルマークの基本色である赤、女の子がピンク、父親が緑、母親が紫色になっています。4人の基本ポーズ(左向き、右向きの2種類)のほかに、男の子をベースにした「集める」「切る」の応用ポーズがあります。 デザインは、株式会社アイズファクトリー(本社・大阪府東大阪市)の大丸恵未(だいまる・えみ)さんです。 ベルマーク財団では、参加校・団体の皆さんの「ベルマークだより」「PTAだより」や活動報告、地域への協力呼びかけなど、さまざまな印刷物に使っていただけるよう、ダウンロードできるように致しました。ぜひご活用ください。 愛称は、3月10日(水)まで募集し、4月上旬発表予定です。採用された方や応募者の中から100人(いずれも多数の場合は抽選)に、キャラクターをデザインしたグッズなどの記念品を贈ります。 その他の主な50周年記念事業として、オリジナル回収箱や子どもたちにベルマーク運動の仕組みや意義をわかりやすく伝えるハンドブック、50周年に感謝する記念ポスターなどの全参加校・団体への配布するほか、ベルマーク運動ポスターコンクールの実施、一部の協賛・協力会社の会社見学・工場見学や各種教室などのイベントとの連携企画などを予定しています。回収箱や子ども向けハンドブックは、PTAアンケートや昨年の説明会などで特に要望が多かったものです。4月から順次、新年度資料と一緒にお届けします。その他の企画については、詳細が決まり次第、ホームページやベルマーク新聞でお知らせします。 また、ホームページのリニューアル作業を進めているほか、新しい運動紹介ビデオも撮影、収録、編集が進められています。ホームページは4月から再スタート、ビデオは5〜6月の説明会で披露致しますが、できればホームページでも見られるようにしたいと考えています。ご期待ください。 ![]() ベルマークを切るポーズ ベルマークを集めるポーズ ![]() ベルマークファミリー 愛称募集の締め切りは3月10日 「ベルマークファミリー」のそれぞれの愛称を募集します。親しみやすく、みんなに愛される名前をつけてください。たくさんのご応募をお待ちしています。
学校単位での応募も受け付けます キャラクターの愛称募集について、学校単位での応募は予定していませんでしたが、「全校でやりたいのですが」との問い合わせが相次ぎましたので、受け付けることにしました。 学校単位で応募する場合は、できるだけ学校で統一した用紙に、ベルマークファミリー4人分の愛称と、学校名、学年、クラス、氏名を書いてもらい、学校分をまとめたうえ、担当者の名前、電話番号を明記して財団あてに送ってください。 (2010/01/08) |
粘着フック、タブ、接着剤でも協賛会社に |
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協賛会社の住友スリーエム株式会社が、キッチン用スポンジに加え、1月1日から新たにブランド名<コマンド>の粘着フック、タブと接着剤でも協賛会社になりました。新しいベルマーク番号は「21」です。キッチン用スポンジのベルマーク番号「20」と2つになります。協賛会社は64社になりました。
<コマンド>フック(粘着フック)は、板壁や柱、家具、机、ステンレス、冷蔵庫などの金属塗装面、タイル、ガラス、プラスチックなど、必要な場所に張り付けて使えるフックで、タブのミミを引き伸ばすことにより、掲示物や壁面も傷めず、ノリ残りなくはがすことができ、別売りの<コマンド>タブ(粘着タブ)を使用すれば再び使えるのが特徴です。 同社では、カーテン房掛け用や文具店向けなどを含む<コマンド>フック25品目、<コマンド>タブ8品目のほか、<スコッチ>ブランドの「超強力接着剤プレミアゴールド(スーパー多用途)」などの接着剤4品目にベルマークを付けます。マーク付き商品は、1月下旬から順次店頭に出る予定です。 詳しくは、同社のホームページ(http://www.mmm.co.jp/diy/command/index.html)をご覧下さい。 住友スリーエムは、昨年4月からキッチン用スポンジで協賛会社になりました。米国の化学メーカー3M社の日本法人で、付箋(ふせん)の「ポストイット」、テープ類の「スコッチ」などのオフィス向け文具でもおなじみです。 ![]() 《写真右》ベルマークを付ける<スコッチ>超強力接着剤 ◆ベルマークの添付商品
(2010/01/06) |
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ベルマーク説明会、5月11日スタート |
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ベルマーク運動の意義や、ベルマークを集めて送り、お買い物をするまでの手順などをベルマーク教育助成財団が分かりやすく説明する2010年度「ベルマーク運動説明会」の開催日程と開催都市が決まりました。5月11日(火)に新宿(東京都)、大阪、福岡でスタートし、6月25日(金)の宇都宮、高崎(群馬県)、沼津(静岡県)、高知まで、全国92の主要都市・地区で102回を予定しています。時間は、いずれも午前10時から正午までです。
説明会では、新しくベルマーク担当になるPTAの方を対象に、ベルマーク運動の全体像や、仕分け、集計、お買い物のポイントを、DVDやスライドショーを使って説明します。特に小中学校などで実際にベルマーク運動に取り組んだPTAが活動内容を紹介する「体験発表」は、現場の様子が大変参考になると、好評です。 新年度ベルマークの担当になる方は、ぜひご出席下さい。関心のある一般の方のご来場も歓迎します。その際は、事前にベルマーク財団までご連絡下さい(電話03・3572・4937)。すでにベルマーク運動に参加登録されている団体には、参加申し込みの往復はがきをお送りします。 開催会場などの詳細は、往復はがきに記載する他、ベルマーク新聞の4月新学期号にも掲載します。 ◆ベルマーク運動説明会の開催日程(予定) (開催地名の丸数字は開催回数)
(2010/01/06) |
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喜田川さん、老人ホームで出前展覧会 |
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ベルマーク新聞の漫画「ベルちゃん」やお絵かき教室でおなじみの「わらべ絵画家」喜田川昌之さんが、「喜田川昌之わらべ絵館
」を開いている地元静岡県伊東市の特別養護老人ホーム2カ所で、12月に作品展を開きました。高齢や体が不自由で「わらべ絵館」に出かけることが出来ない方のためのいわば「出前展覧会」です。展示した作品は、幼い日の遊びや年中行事をテーマにしたものと最近始めた「漢字絵」の13点。7日に「奥野苑」、17日に「城ヶ崎いこいの園」でロビーを使って行われ=写真、「城ヶ崎いこいの園」=、約50人が鑑賞しました。喜田川さんによると、ほとんどの方は車イスで、子どもの頃を想い出したのか童謡を口ずさんだり、懐かしさに涙ぐんだりする方もいたそうです。中には目の不自由な方もいましたが、介助の方の説明にうなずいていたそうです。 「わらべ絵館」は2004年春にオープン。喜田川さんは、これまでに市内の小中学校、幼稚園・保育園などに画文集80冊を贈っています。「冬季休館を利用したささやかな試みでしたが、少しでもお役に立ててうれしい。今後、施設や病院から希望があれば続けていきたい」。喜田川さんはこう話していました。わらべ絵館は伊東市八幡野1208―59(電話0557・54・7011)。 (2009/12/21) |
朝日のびのび教育賞、各地で贈呈式 ベルマーク財団から副賞 |
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地域と連携した、優れた教育の実践活動を顕彰する第11回「朝日のびのび教育賞」に鹿児島県出水市立荘中学校ツルクラブなど5団体が選ばれ、各地で贈呈式がありました。朝日新聞社から正賞の盾と活動奨励金30万円、ベルマーク教育助成財団(斎藤諦淳理事長)からは、副賞として20万円を贈られました。この贈呈式は、昨年まで東京の朝日新聞社本社で行われていましたが、今年から現地での開催となりました。
▽北海道留萌千望高校 地元の食材を生かした商品の開発、地域の活性化に取り組んできました。冷え込みが厳しくなってきた11月10日、200人の全校生徒が集まった同校体育館で贈呈式。朝日新聞北海道支社の磯松浩滋支社長が「地域の人たちと様々な商品開発をしておられる活動は、素晴らしい。今後もがんばってほしい」と激励。末吉正憲事務局長は「私たちは、生きとし生けるものの命をいただいて生きています。そうしたことにも思いをいたしながら、開発、研究に励んでください」と話しかけました。《写真》ベルマーク財団末吉事務局長から副賞を受ける留萌千望高校の齋藤真幸校長 ▽日本わら細工伝承大学校(岐阜) 日本わら細工伝承大学校代表の谷口岩雄さん(79)は高山市立西小学校で、5年生に「米作り体験学習」を2001年から9年にわたって続けています。田植えや稲刈りのほか、昔の農具を使い、生きる営みとして農を見つめ、考える力を育てていく食育活動です。 11月26日の贈呈式で朝日新聞名古屋本社の田中英也編集局長は、熱意と愛情あふれる活動を、ベルマーク財団の吉村譲総務部長は、命を育む営みの尊さをたたえました。 ![]() ▽大阪府立農芸高校ふれあい動物部 贈呈式は11月18日、堺市の同校で行われましたが、授賞理由は、「地元の小学生や高齢者に動物と触れ合う場を提供し、世代間交流を生み出してきた功績」。具体的には、近くの平井小学校の児童とともに、ウサギやモルモットなど小動物をお年寄りのいる施設に連れて行く「ふれあい動物園プロジェクト」を実施、児童に「命の尊さ」を体感してもらう一方で、お年寄りの「健康と癒し」に役立ててもらおうという企画の素晴らしさが評価されました。 普通の学校のクラブやサークルを想像させますが、こちらは全生徒加入が原則の「農業クラブ」の一つ、れっきとした専攻科目。「動物資源の有効利用」を勉強するのが資源動物部ですが、この「ふれあい動物部」はその中でも課外授業でヤギ、ミニブタ、ウサギ、ネズミ、アルパカなど13種約200匹の小動物を飼育、「生産物を生み出さない小動物」を資源としてどう活用するかを研究しています。 朝日新聞大阪本社の横井正彦編集局長から正賞の盾と副賞30万円が、さらにベルマーク教育助成財団の森田秀男常務理事から副賞20万円が贈られました。最後に部員を代表して、岡田芳彰君が「小動物を仲介にすることで、子どもたちとお年寄りたちの交流を深めることができました。これからも頑張ります」と挨拶しました。 ![]() ▽今治市立岡村小学校(愛媛) 同小(11人)は、瀬戸内海に浮かぶ岡村島にあり、2001年から島内のお年寄りを取材し、「自分史」の冊子を作りプレゼントしています。 09年6月には、78歳の男性と82歳の女性を取材、2人のこれまでを寸劇にして発表しました。11月19日の贈呈式では、横井朝日新聞大阪本社編集局長、福島喬ベルマーク教育助成財団広報委員のあいさつの後、正、副賞が贈られ、児童代表の5年、堀内志帆さんが「(自分史作りを通じ)知らないことも多く学びました。お年寄りと交流できて良かったです」とお礼を述べました。式に先立ち、児童たちは歓迎の歌や、併設の中学校生徒と合同の獅子舞を披露しました。式には、島内の関係者が顔をそろえ、受賞を祝いました。《写真》受賞を祝い歓迎の歌を歌う岡村小学校のこどもたち ▽出水市立荘中学校ツルクラブ ツルの渡来地として国の天然記念物に指定されている出水市で、半世紀にわたり、越冬するツルの羽数調査を続けてきました。 11月6日が贈呈式。晴れ渡った空の下、水田地帯には、すでに数千羽のツルが飛来していました。贈呈式には、ツルクラブ員の19人の全校生徒と、金久三男校長ら教職員、鹿児島県ツル保護会長の渋谷俊彦・出水市長らが参加しました。その中で朝日新聞西部本社の宮川政明編集局長が「ツルの保護活動を若い皆さんが担っていることを心強く思います」とあいさつ、ベルマーク財団の末吉事務局長は「ツルの観察を通しての自然保護活動に、これからもがんばってください」と呼びかけました。ツルの渡来調査は1960年から始まり、昨季まで12季連続で1万羽以上のツルの渡来を観察しています。 《写真》受賞した荘中学校ツルクラブのメンバーら (2009/12/10) |
調布市がPTA連合会にベル点数贈る カートリッジ回収で約2万点 |
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自治体としては全国で初めてベルマーク協賛会社「エプソン販売」の使用済みトナーカートリッジの回収・リサイクルに登録参加した東京都調布市で11日、貯まったベルマーク点数の贈呈式があり、
長友貴樹市長から市公立学校PTA連合会の赤羽根進会長に1万9430点分の目録が贈られました。約半年間に市役所で回収したプリンターのトナーやインクカートリッジ分で、同連合会では市内のベルマーク活動参加校に配分し、有効利用してもらうことにしています。長友市長は「使用済みカートリッジを通じてPTA連合会といい関係を築けるのはありがたいことです。金額は少ないかもしれませんが、ぜひ市役所の気持ちとして受け止めていただければ。今後も続けて運動が活性化されるようにしていきましょう」とあいさつ、赤羽根会長は「ベルマーク運動は各学校で地道に続けていますので、今回の市の取り組みを非常にうれしく思っています。子供たちが安全に楽しくできるようなものに利用させていただきます」とお礼を述べました。 調布市は、市役所にエプソン社製のプリンターを導入したのを機に、今年4月から使用済みトナーを回収し、ベルマーク点数に換える活動に参加しています。庁舎内2カ所にカートリッジ回収箱を設置していますが、役所内のトナーだけでなく、市民の方が持ってきてくれたインクカートリッジ分も含まれているそうです。 《写真》貯まったベルマーク点数の目録を赤羽根会長(左)に渡す長友市長=調布市役所で (2009/11/12) |
ユネスコからベルマーク財団に感謝状 多年にわたる「世界寺子屋運動支援」で |
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今年は、「教育の機会に恵まれない人たちのために、学びの場=寺子屋を草の根運動で広げていこう」という「ユネスコ世界寺子屋運動」が始まって、ちょうど20周年。
それを記念する「日本ユネスコ運動全国大会」が11月8日、横浜市中区の大さん橋ホールで開かれ、その席上で、運動に当初から協力してきたベルマーク教育助成財団に対して、主催者の社団法人日本ユネスコ協会連盟から「『世界寺子屋運動』の発展に多大のご協力を寄せられ、発展途上国の教育の改善に貴重な貢献をされました」という内容の感謝状が贈られました。「世界寺子屋運動」は、国連が定めた「国際識字年」の前年にあたる1989年に同連盟が始めたプロジェクト。この20年間で、「43カ国1地域で約124万人が『寺子屋』で学んだ。支援総額は、およそ500の『寺子屋』建設費用などで約22億円」といわれます。 ベルマーク財団は1990年から、この運動の支援の輪に加わりました。PTAの皆さんがベルマーク預金で購入した価格の10%が援助資金となりますが、その一部を「海外援助」にも回すことにしたのです。この年、タイ、インドの子どもたちに識字教育用絵本や識字教室・設備を贈ったのが最初でした。98年からはベルマーク預金を直接援助に回す友愛援助も加わりました。バングラデシュやスリランカ、ベトナム、ラオス、カンボジア、中国、ネパール、アフガニスタン・・・それぞれの国で識字教育センター建設費用などの形で「世界寺子屋運動」を支援してきました。支援総額は、同連盟を通じたものだけで、08年度で1億円を超えました。 しかし、「世界にはまだ、学校に行けないこどもたちが7500万人、読み書きができない大人たちが7億7000万人もいる」そうです。なんと、世界の大人の6分の1が読み書きできない!というのです。「世界寺子屋運動」をますます活発にする必要がありそうです。 《写真》日本ユネスコ協会連盟の松田昌士会長=左=からベルマーク財団の森田秀男常務理事に「世界寺子屋運動」への感謝状が贈られました=横浜市中区で (2009/11/11) |