山梨・上野原小学校、4年ぶりにお買いもの「CDポータブルシステム7台」21万円分/仕分けしてくれた98歳の「ベルマーク大使」幡野さん招いて披露会


(2016/01/29)印刷する

 山梨県上野原市の市立上野原小学校(近藤周利=ひろとし=校長、494人)が4年ぶりにベルマーク預金でお買いものをしました。協力会社東通産業の「CDポータブルシステム」7台、21万円分(消費税込み)です。1月25日、同小のマーク仕分けを50年以上も手伝っている98歳の「ベルマーク大使」幡野たいさんを招き、感謝の披露会をしました。

幡野さん(右)に感謝の言葉を述べるベルマーク委員長の上條さん
「ベルマーク活動を続けてくださいね」と語る幡野さん

 取材にうかがうと、近藤校長は「お買いものをすれば1割の寄付が生まれますから、ためるだけでなく使わないと、とずっと意識していました。マークを集めてくれたみなさん、そして半世紀も仕分けを続けていただいている幡野さんのおかげです」と話してくれました。

 これまで使っていたラジカセは古く、先生たちから買い替えの要望が強かったCDポータブルシステムに決めました。各学年と特別支援学級でそれぞれ1台ずつ、音楽の授業や運動会などの行事で活用されそうです。

 披露会は昼休み時間に応接室で開かれました。幡野さんはデイサービスの施設を少し抜け出し、大使バッジをつけて出席しました。ベルマーク委員会(上條瑠依委員長・6年)の委員を務める4~6年の18人全員と担当の岡本由加里先生がそろいました。

 ソファのテーブルにCDポータブルシステムが並びます。上條さんは「幡野さんのおかげで、こんなにすばらしいCDを購入できました。パソコンとつなげる最新式です。いつまでもお元気で、これからもよろしくお願いします」と感謝の言葉を述べました。委員会から、1人ずつの気持ちを書いた手紙集を幡野さんに渡しました。

幡野さんと1人ひとり握手をしました

 幡野さんはソファに腰掛けながら児童たちに語りかけました。「小さなことでも積み重ねていけば大きな力になりますね。私はもう98歳なので、みなさんが引き継いでくれれば嬉しいです」

 児童たちは最後に、幡野さんと順番に握手をして教室に戻りました。

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 上野原小学校は1965(昭和40)年7月にベルマーク運動に参加し、1月22日現在で累計243万点を集めました。前回のお買いものは2012年3月で、協力会社セノーからソフトバレーボール20個(計2万8千円)を購入しました。

 幡野さんは運動参加の当初から仕分け作業に関わり、第一陣の「ベルマーク大使」(7人)になりました。

幡野さんを囲んで。最後列右端が近藤校長

ベルマーク商品

フォン・ド・ボー ディナーカレー97g 甘口

ベルマーク検収

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