ベルマークで優勝旗を購入/岩手県北上市立黒沢尻東小学校


(2015/07/01)印刷する

代々大切に受け継がれるように

優勝旗を囲む澤藤耕平校長、近藤由美子先生、ベルマーク委員の斉藤千奈美さん、菅原圭子さん、山内弘文副校長(右から)
一年前、この箱にマークがあふれていました

 岩手県北上市立黒沢尻東小学校(澤藤耕平校長、児童747人)が、ベルマーク預金約29万円を使い、協力会社のセノーから優勝旗を購入しました。それまで使用していた優勝旗は、55年前の創立時に初代PTA会長の鬼柳哲郎さんから寄贈されたもので、経年による傷みや色あせが目立っていました。
 新しい優勝旗は紫色を基調に、金のフリンジで飾られた立派なもので、校章と校名入りです。5月17日に開催した運動会で児童やPTAに披露されました。澤藤校長は「児童たちが親になり、その子どもたちが通う頃まで大切に使っていきます」と話していました。
 優勝旗を購入するにあたり、みんなの力で貯めたベルマーク預金で何を買うか、児童たちにアンケートをとりました。やはりボールや遊具といった「毎日使用して遊べるもの」が人気でした。先生たちやPTAの保護者たちにも、ベルマークで購入できるのは「数年ごとに買い換える消耗品」というイメージが強かったそうです。

先生が自宅から持ち寄った「ベルマーク整理グッズ」
 アンケートや話し合いを重ねる中で、創立当初から半世紀あまり、大切に使い込んだ優勝旗が澤藤校長の目に留まりました。小学校に通う6年間はもちろん、卒業してからもまた次の世代へと受け継ぎ末永く使えるものだと考え、ベルマーク預金で優勝旗を購入・新調することを決めました。
 黒沢尻東小学校は、1960(昭和35)年に黒沢尻小学校から分離開校し創立されました。ベルマーク運動には1962年から参加し、99年には累計200万点を達成しています。
 学校の近くをいわて銀河鉄道が走り、線路の向こう側には北上川が流れている、緑あふれる環境です。8月には東北六大まつりの一つである北上・みちのく芸能まつりが開催され、北上川一面を打ち上げ花火が彩ります。

ベルマーク商品

三ツ矢サイダー リターナブルびん 200ml

ベルマーク検収

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