宮西達也さんの絵本「おっぱい」、新装改訂版が出版
(2022/05/16)印刷する
ベルマーク財団と朝日新聞の共同企画「オーサー・ビジット」で長年講師を務めている絵本作家の宮西達也さんが、絵本「おっぱい」(1990年刊)の新装改訂版を4月に出版しました。絵も文章も新しくなっています。旧版をお持ちの方も、ぜひ比べてみてはいかがですか。
だれもが生まれてすぐにお世話になるおっぱい。いろいろな動物、そして人間の成長に欠かせない、大切で素敵なものです。それをシンプルな絵と文章で綴ったこの絵本は、宮西さんの初期の代表作のひとつ。「オーサー・ビジット」の授業の読み聞かせにも使われています。「おっぱい」と聞くと、子どもたちは一様に笑ったり、恥ずかしそうにしたりしますが、宮西さんは「おっぱいは、いやらしくないの。本当に素敵なんですよ」と言いながら、テンポ良く読み進めていきます。
新装改訂版は、基本的に内容を踏襲しつつ、すべて新しい絵になっています。初版から30年以上経ち、絵のタッチも変わってきたことから、宮西さん自身が描き直しを希望したそうです。また文章も、読み聞かせに使う中で自然に口をついて出てくる言葉を補ったとのこと。なので、そのまま読めば、だれでも読み聞かせに使えるスタイルになっています。
鈴木出版刊、定価1320円(税込)
<リンク>
・私だけのプテラノドン、出来た!/和歌山・海南市立日方小で宮西達也さんのオーサービジット
https://www.bellmark.or.jp/how_to_use/education_support/30004399/