都内の駅にベルマークのポスター/朝日広告賞の応募作品を期間限定で


(2024/10/22)印刷する

 ベルマーク運動を題材にした広告ポスターが都内のJR新宿駅など3駅の構内に登場します。コピーライターの丸山優河さんとグラフィックデザイナーの竹内駿さんによる共同作品です。財団が課題を提供した「第72回朝日広告賞〈一般公募〉」への応募をきっかけに、丸山さんと竹内さんが新たな企画として提案してくれました。期間限定で、JR新宿駅とJR渋谷駅、そして財団事務所最寄りのJR両国駅に1枚ずつ掲示されます。掲示期間は、今から64年前にベルマーク運動が始まった10月24日前後になっています。

渋谷駅構内に掲示されたポスター

 「良い行いは、きっと誰かが見ているよ。」というキャッチコピーと、その「誰か」を表す人の目。横に並んだふたつの赤いベルマークを目に見立てています。

 ふたりは以前から、ベルマークのロゴを「子どもの頃から馴染みのある、印象的なマーク」と感じてきました。丸山さんは「アイデアの種になるものも含めると、思いつきはあわせて100個くらいありました」と制作を振り返ります。数を重ねていくうちに、2つ並べたマークがふと目のように見え、ふたりの直感でアイデアが固まりました。丸山さんは「目」のモチーフについて、「人が本能的に注意を向けやすい、気持ちを汲み取るのに大切な人体のパーツ」と表現します。

 駅のポスターという媒体を選んだことにもこだわりが詰まっています。ひとつは、「公共性の高い駅と、公益的な取り組みといえるベルマーク運動の相性の良さ」。もうひとつは、「紙というアナログな材質を選ぶことによって、『目』のモチーフの素朴さや温かみを演出できること」です。そのようにして、ベルマーク運動のもつ特性に見合った広告が仕上がりました。

 今後の活動について、竹内さんは「まだまだ勉強中です。普段やっていることの延長線上にはないような新しい分野にも積極的にチャレンジしていきたいです」。丸山さんは「質の高いものを生み出すことに加え、今回のようにご縁を大切にして、団体や企業さんに自分から声をかけにいけるコピーライターでありたいと思います」と語ってくれました。

 今回のポスター掲示は、広告を通じてもっと多くの人にベルマーク運動を知ってもらいたいと、丸山さんと竹内さんが主体となって活動を進めてくれました。財団からも心からお礼を申し上げます。

 掲示される駅を利用する機会があれば、ぜひ実物をご覧ください。

【掲示場所と期間】

・JR新宿駅 7番線ホーム中央付近(中央線快速、御茶ノ水・東京方面)

 10月21日(月)~10月27日(日)

・JR渋谷駅 3番線ホーム中央付近(埼京線、新宿・池袋・赤羽・大宮方面)

 10月21日(月)~10月27日(日)

・JR両国駅 改札内、東口寄りの階段

 10月25日(金)~10月31日(木)

 「第72回朝日広告賞〈一般公募〉」のベルマーク財団の課題は「ベルマーク運動への理解と共感を誘う広告」でした。応募作品の一部は、こちらからご覧になれます。

⇒「ベルマーク運動をデザインで表現/第72回朝日広告賞〈一般公募〉の応募作品」

 https://www.bellmark.or.jp/foundation/30006110/

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