「本の帯コンクール」ベルマーク賞の受賞者が決定


(2023/01/13)印刷する

 本を手にする人に、その魅力を伝える「本の帯」。小学生が児童書を読んで「本の帯」を作る、大阪こども「本の帯創作コンクール」(大阪読書推進会、朝日新聞大阪本社、日本出版販売労働組合主催)の受賞者が決まりました。18回目の今回は、12都府県から計309校、9847点の応募があり、112点が入賞。そのうちの1点にベルマーク賞があり、大阪府堺市の市立浜寺小学校5年、仲谷建次郎さんが選ばれました。

 仲谷さんが作ったのは高学年の課題図書のひとつ、「マイロのスケッチブック」(マット・デ・ラ・ペーニャ作、クリスチャン・ロビンソン絵、石津ちひろ・訳、鈴木出版)の帯です。この本を選んだ理由は「主人公のマイロが大きく描かれている表紙の絵に惹かれた」から。

 作品には色鉛筆を使い、2日間かけて、ていねいに作りました。目立たせたのは、一番印象に残ったシーンから読みとった「みかけだけじゃそのひとのほんとうのことはわからない」というメッセージ。家族が仲良くアイスを食べているイラストにも力を入れています。「ネコもアイスを食べているところもポイントなので、見てほしい」と話してくれました。


 絵を描くのが好きな仲谷さんは、1年生のときから毎年応募し続けてきました。現在は中学生になったお兄さんも作品を応募していたことから、その姿に大きな影響を受けたといいます。受賞の知らせが届いたときは「すごいと思った。とても嬉しかった」。ずっと継続してきたことが今回の受賞につながった、大きな喜びが伝わってきました。

 課題図書部門で大阪府知事賞などに選ばれた9点は、実際に印刷されて、大阪府内の一部書店の店頭に並びました。当初予定されていた表彰式は、コロナ禍のため今年度も中止になりました。

 受賞者一覧はこちらから。

2022 第18回 大阪こども「本の帯創作コンクール受賞者が決まりました|大阪府書店商業組合

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