ネパール地震被災地への緊急友愛援助寄付に4団体から126,162円


(2015/10/14)印刷する

 今年4月のネパール地震の被災地に対する支援として、ベルマーク財団はベルマーク参加団体にベルマーク預金からの緊急友愛援助寄付を呼びかけました。受け付けを9月末で締め切り、4校から12万6162円の寄付が集まりました。財団の援助資金と合わせ、ネパールの乳幼児を中心とした子どもたちや母親ら女性への支援に乗り出している国際協力NGOジョイセフに託し、支援に活用します。

 寄付したのは、北海道士別市の「やまびこネットワークこだま教室」(1万1千円)▽仙台市青葉区の仙台YMCA幼稚園(5千円)▽江戸川区の清新第一中学校(6700円)▽横浜市南区の平楽中学校(10万3462円)です。

 横浜市南区の平楽中学校(中川豊弘校長)では、学校に必要なものを購入しようとベルマーク預金を貯めていましたが、友愛援助活動を通して役立ててもらおうと、ベルマーク集計を担当する生徒の厚生委員を通して各クラスに賛否をとり、預金全額を寄付することに決めたそうです。4年前も、同様の手順を経て東日本大震災の被災地支援に当時の預金全額を寄付しました。

 同校は、1999(平成11)年度に「国際理解教育実践推進校」になってから、全校をあげて国際教育を学習しています。毎年NGOのスタッフや外部講師を招いた参加型ワークショップや講演、学級担任による各クラスでのワークショップを実施し、「国際化」とは自分たちの身の回りの問題であると理解しています。

 計16時間の学習を通して学んだことをふまえ、「よこはま子ども国際平和スピーチコンテスト」の出場を目標に全生徒が原稿を書き、代表を選抜するコンテストに臨みます。昨年と今年は、平楽中学校の代表生徒が区の代表となりました。

 同校の厚生委員は各クラスから2人の計18人と生徒会本部役員で構成されています。国際教育学習の補佐やスピーチコンテストの運営もしています。ベルマークの集計活動は夏休みの8月と3月の年2回行います。PTAは一緒に活動していませんが、生徒を通じて協力してくれているそうです。

 厚生委員担当の山本ちなみ先生は「厚生委員の仕事は地味なのに結構大変ですが、やりがいのある活動だと思う生徒が集まっています。目標は『助けが必要な人のために役立つこと』。これからもベルマーク活動をこつこつ続けていきたい」と話してくれました。

ベルマーク商品

瞬間接着剤3000シリーズ(家庭用)

ベルマーク検収

今週の作業日:3/25~3/29
1/31までの受付分を作業中